南マグロの海鮮丼(魚弥長久)

静岡で用事があったので、久しぶりにお昼ご飯に伺いました。前回訪問したのは4年前かな?お店は変わらず人気も変わらず。12:00台だったのでほぼ満席で、お昼休み中に戻れるかヒヤヒヤしました。

 

魚弥の海鮮丼

丼系メニューは「海鮮丼」と「天丼」の2種類のみだったので、今回は「海鮮丼」にしました。以前はもうちょっと海鮮丼にバリエーションがあった気がするんだけどな。鮪は南マグロを使っているそうです。

海鮮丼の他にお吸い物、小鉢2種が付いてきました。

 

海鮮丼アップ

大きなマグロが4切れ載っていて、目立っています。清水港から水揚げされたものを直接入れているそうです。美味しいですね。あとは金目鯛と何か(特に説明はありませんでした)。全部美味しかったです。

 

おわりに

ランチメニューは少し絞られた印象を受けました。特に丼系が。その分お膳系は充実している印象を受けました(ちょっと割高)。

新静岡駅近くでよく行っていたラーメン屋さんは無くなってしまったようだし、街もちょっとずつ様変わりしていきますね。残念ですが。

また今年も静岡市には来ることになると思うので、次に備えてランチ候補店もリサーチしておきたいと思います。

 

激レア銘酒飲み比べ

1月に引き続き、2月も静岡にあるお気に入りのお店に飲みに行ってきました。静岡に来たらここは外せません。

 

生ビール

まずは生ビールから。染み渡る…。

 

自家製豆腐

選べるお通しからチョイス。ここのお豆腐以上に美味しい自家製豆腐はそうそう無いと思っています。

 

地豚ロース塩焼き

12月、1月と連続で来ているので、その時食べていないメニューからチョイスしました。肉!

 

しっかり厚みがあって、火の通り具合も抜群!塩加減も最強。ニンニクチップも美味しかったけど、素で食べるのがいちばん良かったかな。

 

「豊盃」と「白露水珠」

大将オススメの中から最初の2本を選びました。

 

豊盃 純米吟醸 直汲生原酒

青森のお酒。ほのかな甘味はあるけど全体的にスッキリ!どこまでもグイグイ飲めそう。

 

白露水珠 初しぼり 純米吟醸

純米吟醸なんだけど、ちょっとアル添ぽい感じがしました。吟醸香っぽい?味もちょっと尖ってるというか、固い感じ。

 

目光塩焼き

すごく肉厚で丸々してます。半分はそのまま、残り半分はレモンを絞っていただきました。

 

「菊姫」と「富美菊」

 

菊姫 にごり酒

石川県白山市にある菊姫合資会社が造っているお酒です。こちらの酒蔵の創業は1570年!454年も前から酒造りをしている蔵です(ただしその前身として、奈良時代に白山宮の神酒として造られ始め、室町時代には「加賀菊酒」と呼ばれていたという記録も残っているようです。ということは酒造りの歴史自体は1000年以上 !?)

今回は店員さんのお勧めでぬる燗でいただきました。燗酒は得意ではないので、普段は冷酒ばかり飲んでいるんですが、味覚の信頼できる人の推薦とあれば試してみないわけにはいきません。

「にごりを燗酒にしたら、さらににごり特有の独特の風味(苦手)が増すのでは?」と一抹の不安も覚えつつ飲んでみた結果→Good!冷やとは飲み比べてないけれど、風味の広がり具合がかなり良い感じ!しかもにごり特有のクセもなくて飲みやすい!出来れば時間をかけて、のんびりぬる燗で飲みたくなる味でした。ぬる燗を維持できる装置とかないかなー。

 

富美菊 純米吟醸 しぼりたて無濾過生原酒

富山の有名日本酒「羽根屋」を造っている酒蔵・富美菊酒造の別ラインです(でもこっちが酒蔵名を冠しているから本筋なのか?)。

味はスッとしていて飲め過ぎてしまう感じ。ちょっと危険かも。

 

春野菜の天麩羅

葱はトロトロ、スナップエンドウはシャキシャキでした。その他のタネも全部美味しい…。

 

「蓬莱泉」と「飛鸞」

 

蓬莱泉 摩訶

愛知県関谷醸造のお酒です。蓬莱泉は「空」が有名なんですが(入手困難酒)、その「空」より手間暇をかけて造られた「吟」、それよりさらにレアなのがこの「摩訶」です。もともと関谷醸造150周年記念酒として1回だけ造られたお酒なんですが、再販の希望が殺到し、年1回だけ出荷されるようになったとか。

味は、シュッとしていて甘味は少なめ。ただ、甘味少なめとはいえきちんとフルーティ。ゴクゴク飲まずに口内で転がすと一層味と香りが深まります。

 

飛鸞 にこまる

長崎県平戸市にある森酒造場で造られているお酒です。微発泡で爽やかフルーティ。青リンゴっぽい感じ。口内に空気を入れて攪拌するとかなり味が広がる。

掛け米に使われている「にこまる」は酒造好適米ではなく長崎県産の食用奨励米なんですが、食用米でここまでの味が出せることにビックリしました。

 

新政飲み比べ

泣く子も黙る超絶レア酒「新政」。ここ数年、適正価格で売ってるのは(お店に置いてあること自体も)全然見ませんね…。

2022 X-Type

ライチのような瑞々しさ。後半になると酸味が少し出てくるかな。

 

秋櫻 改良信交

X-Typeと比べてしっかりした味。木桶効果?後半になると落ち着いた味に。

 

お鮨

最後の〆!今回も細かい包丁細工にうっとりします。厚切りだけど丁寧に包丁が入れられているため食べやすい!そして美味しい!大満足なお鮨でした。

 

おわりに

明日のことも考えて余力を残したフニッシュになりました。おかげで翌日身体が怠かったり頭が重かったりといったお酒が残ることも全くなく、丸一日しっかり研修を楽しめました。

研修後の懇親会がなければ2日連続で来たかったんですが、また次回を楽しみにしたいと思います。

 

高コスパな築地の鮨コース(築地すしOMAKASE)

築地にある「築地すし OMAKASE」にランチに行ってきました。お店は築地場外市場を少し外れたところにあり、場外市場に入らず周囲をぐるっと回って行けば行きやすいです(場外市場内はいまだに観光客でごった返していて歩きづらい)。

こちらのお店は予約必須でメニューは「おまかせコース」のみ。ランチは若手の修行の場として安価(若手ゆっくりランチ22品・6,600円)に提供してくれています。

席に着くとまず最初に苦手な食材を聞いてくれるのが良いですね。基本中の基本なのかもしれませんが。苦手な食材を伝えてドリンクをオーダーしたらスタートです。

 

茶碗蒸し

ランチの最初の一品目。温かい出汁が染み渡ります。

 

ハイボール

2月にしてはかなり暖かい日だった上、東京駅から歩いてきたためむしろ暑いくらいだったので、一杯目は爽やかさを期待してハイボールにしました。

が。

薄いハイボールだと炭酸水ぽくてゴクゴクいけるんですが、こちらのお店のハイボールは結構アルコールしっかり目で味もしっかり。酒飲みとしては嬉しい誤算でした(お代わりしたい)。

 

巻物(まぐろのユッケ 山ワサビを添えて)

一貫目からゴージャスな感じ!山わさびも良いですね!

 

季節のお刺身

お刺身は「太刀魚2種」でした。右が「山葵醤油」、左が「ボラのソース」で味付けされています。

どちらも濃厚でサクサクした歯触り。熟成の為せる技でしょうか?

 

津本式究極の血抜き熟成魚2種

こちらのお店は「津本式究極の血抜き」を看板に謳っています。「津本式究極の血抜き」は、津本光弘さんという方が考案した「これまで一部の玄人や料理人しか出来なかった魚の長期熟成という高等技術を、一般の釣り人でも実践できる技術に体系化したもの」らしいです。

何だか凄そうですが、要するに「津本式究極の血抜き=魚を長期熟成させるための正しくてやりやすい血抜きの方法」てところでしょうか。

 

ヤスミ

メナダという魚らしいですが、どっちも分からん…。鰤っぽい感じ?

 

ハマダイ

真鯛にも引けを取らない高級魚。水揚げが少なく珍しいそうです。味も真鯛ぽい淡白で上品な味でした。

 

三つ葉のすりながし

浮いている黒胡椒とよく混ぜてからいただくと、滑らかさの中にもガツンとした味わいに。

 

煮アワビ 肝ソースを添えて

鮑!柔らかい!

 

鮑を食べ終えた後で、ソースとシャリを混ぜて再度いただきます。…堪らぬ。

 

ニシン(光物)

30日熟成しているそうです。穴子みたいにフワフワ!

 

ホッキ貝(低温調理)

柔らかめですが、コリコリ感は生きていました。

 

トロ

中トロかな?トロけませんが味しっかり目で美味しい。

 

瓶ビール

どういう料理がどれくらいのポーションで出てくるか分からなかったので、飲む量は控えています。ここで瓶ビールにスイッチしてこのまま最後までいく作戦にしました。

 

子持ちヤリイカ

これは普通。温度が冷たすぎるせいか味の広がりはイマイチでした。

 

ミシマオコゼ

弾力があって美味!

 

かなり肉厚!しっかり味わえました。鰺好きとしては嬉しい限り。

 

白子のなめろう茶漬け

もうちょっと量を食べたかった気もします。上品な感じ。

 

蕪の浅漬け

これも味は普通ですが、口直しにはちょうど良かったです。

 

鯖のスモーク

この状態でサーブされます。スモーク中の状態で出されるので、ここから3分ほど待ってから蓋を取るよう言われます。

 

スモーク後。しっかりスモークされていました。美味。

実はこういう冷燻用の機械とガラスの蓋が以前クラウドファンディングで出資を募集していて、購入しようか迷ったことがあったんですよね。「そうそう使う機会がないかな。温燻用の機材なら持ってるし」と諦めたんですが、意外と良いものですね。鮨とかお刺身みたいな温燻に不向きな食材には特に。

 

うにほたる

終盤に来て雲丹!これは良い!

 

玉子

スフレみたいにフワッフワでした。

 

穴子

こちらもフワフワ過ぎて身が崩れるレベル!

 

干瓢巻き

〆の巻物。味染みで美味。

稲庭うどん

これは蛇足かな。この後デザートに「ブランマンジュ」が出されましたが撮り忘れました。「ブランマンジュ」は美味しかったです。

 

おわりに

かなりの品数が出てきましたが、それぞれの量が少なめなので完食できました。22品には最後に出てきた「稲庭うどん」やデザートも含まれるんですね。それいらないから鮨2貫足してほしい。美味しくいただきました。

実際お鮨は11貫と全品目の半分なんですが、これだけのお鮨と手の込んだ料理を6,600円でいただけるのはコスパ高いと思います。しかも東京の築地でって考えるとむしろ安いかも。総計は瓶ビール1本(880円)とハイボール1杯(680円)を加えて8,160円でしたが。

今後も銀座界隈のお得なお鮨屋さんを開拓していこうと思っているんですが、コスパと美味しさの釣り合い的には、今のところこちらのお店が暫定2位です。

 

何度も通いたくなるスパイスカレー店(スパイスキッチン 成ス)

山形から新潟に戻る途中、南陽市にあるカレー専門店「スパイスキッチン 成ス」にランチに寄りました。米沢牛を使ったスパイスカレーのお店です。

お店の場所は赤湯中学校の近く。山形清分 南陽店(スーパーマーケット)の裏手、住宅街に入った方にあります。国道13号線からだと少し市街地に入り込んだ方になります。

駐車場はお店の敷地内に4台のみ。奥に2台(ギリ3台いけるかも)、入口側に斜めに2台分です。お店のすぐそばに山形清分の広めの駐車場がありますが、そちらは使用不可です(店頭に「苦情入ってます」の貼り紙あり)。

店内は入って左手にキッチンとカウンター席、右側にテーブル席がありました。空間は広めに取られていてゆったり過ごせます。

 

メニュー1

基本のメニューです。サイズが5種類、トッピングが24種類!(+ディナー限定スペシャルが2種類)。今回はランチだけど、ディナーのスペシャルトッピングが気になります。

 

メニュー2

裏面には様々な種類のカレーが載っていました。あいがけにしたかったので、こちらのメニューの中から選びました。

 

あいがけカレー

悩んだんですが「米沢牛のとろけるカレー・元味」と「山形県産ハーブ鶏のスパイシーチキンカレー」をあいがけにしました。

 

「米沢牛のとろけるカレー・元味」

左手前側が「元味」です。野菜が溶け込んだ濃厚な欧風カレーでした。美味。オリジナルの味を確認したくて元味にしたんですが、新味の方が辛口だったんですね。次は新味を食べてみたいです。

 

「山形県産ハーブ鶏のスパイシーチキンカレー」

同じく左手前側がスパイシーチキンカレーです。こちらは結構サラリとしていて、スパイシーさがより出ている感じがしました。チキンもホロホロ崩れるくらいやわらかくて美味しかったです。

 

おわりに

普通サイズをオーダーしたんですが、お皿が大きめでたっぷり入っていたためお腹いっぱいになりました。美味しかったし満足満腹。次は「新味」と何かのあいがけに挑戦したいです。

南陽市で食事といえばこれまで「龍上海」一択だったんですが、こちらのお店も今後は積極的に行ってみたいと思います。自分も妻もスパイスカレー好きですし。何ならメニュー全部制覇したい。

駐車場が狭くて停められる台数が少ないのがちょっと難点ですが、行きも帰りも時間をずらせば何とかなるかな。

 

冬の山形・日本酒祭り(2日目 最終日)

「新潟・山形飲んだくれツアー」山形編2日目にして最終日の夜は、ついに「十四代飲んだくれ」へ!今日は17:30スタートです。

 

お通し

何茸?つるりとして美味。

 

十四代 本丸飲み比べ

スタートはいつもの(略。

 

「吟撰」と「純米吟醸 酒未来」

2杯目以降も十四代で攻めます!「吟撰」の方がスッキリしてますね。「純米吟醸・酒未来」は甘味が強めです(でも美味しい)。

 

「純米吟醸 龍の落とし子」と「愛山 中取り純米吟醸」

急にレア酒系に入りました。高木酒造が開発して今のところ十四代にしか使われてない酒米「龍の落とし子」の純米吟醸酒と、今年度で生産終了になった「純米吟醸・愛山」です。

 

ほっけ(半身)

サイズが分からないメニューなので、ソロ活動中はなかなか頼みづらいメニューです。以前函館の居酒屋で頼んだら、ホッケの半身一つ以外、何も食べられなくなるようなサイズのものが出てきました…。新潟の居酒屋でも結構大きめのところもありましたね。今日は3人いるので余裕でした。

 

「荒走り 上諸白」と「おりがらみ 原酒」

昨日も飲んだ「あらばしり」シリーズ。「おりがらみ」も美味しいですね。

 

「純米吟醸 新酒生酒」と「槽垂れ 原酒」

美味。

 

どんがら汁

山形の郷土料理です。ホッとする!温まる!

 

しかも鱈の白子もしっかり入ってます。

 

「別撰 播州山田錦」と「別撰 白鶴錦」

別撰を酒米違いで。播州山田錦が純米吟醸酒、白鶴錦が純米大吟醸酒です。

 

「大吟醸・酒未来」と「大吟醸・極上諸白」

金文字シリーズは味もゴージャスな気がします。

 

ポテトサラダ

ジャガイモ感がしっかり残っている感じ。

 

「中取り大吟醸 播州山田錦」と「黒縄」

中取り大吟醸美味しい…。黒縄は本丸と同じ「玉返し」製法で作られているそうです。こっちも絶品。

 

「秘蔵酒」と「龍の落とし子 大極上 生」

龍の落とし子の最上級酒は圧巻でした。もちろん秘蔵酒も。

 

鱈白子ポン酢

美味しいお酒にはやはり白子!

 

「七垂二十貫」と「双虹」

これ以降は、甘露としか言いようのない味。本丸からしてそこらへんの大吟醸酒を超えた味なのが十四代なんだけど、その最上級クラスとなれば、もはや言葉で形容できない味です。

 

「龍月」と「龍泉」

そうそうお目にかかれない超絶レア酒たち。龍泉は昔の赤い瓶が好きだったなー。味?もういいじゃないですか(語彙…。

 

おわりに

今回はお店にあった十四代・22種類を制覇しました!4年ぶりに山形に来た友人も大満足だった模様。昨晩の「雪漫々」もスゴかったしね。

こちらのお店では毎回十四代を飲んではいますが(本丸スタート→他のお酒→たまに気になった十四代的な流れ)、さすがにお店にある十四代全種類の一気通貫はそうそう出来ません。やれても年1〜2回くらいかな…。

ぜひまた今年中に友人と「山形日本酒ツアー」を計画して、十四代一気通貫に挑みたいと思います。

 

彷徨いの果てに(愛庵)

友人がランチは「山形蕎麦の気分かな」と言うので寒河江にある蕎麦屋さんに目星をつけて向かいました。

が。

一軒目の候補店は冬期間休業(Googleでも食べログでも営業中ってなってたのに!)、二軒目は13:10時点で「売り切れ閉店」。三軒目の候補店もお休み…。

「もう蕎麦は諦めよう」という事になり、四軒目は戻りがてら、山形市内にあるラーメン店に向かいました。

ががが。

そこも「売り切れ閉店」。

いやマジか。いくら3連休の中日だからといって、それはないだろう。4連敗は酷すぎる…。時計はもはや14:00を回り、通常の飲食店はアイドルタイムに突入する時間帯です。

最早一刻の猶予も許されない中、最後に辿り着いたのは、山形市から天童市に向かう途中の国道13号線沿いにある「愛庵(めごあん)」。2014年2月現在、食べログ評価3.43という高評価のお蕎麦屋さんです。

営業中の看板は出ていたものの、時間的にはまだ安心できません。看板の下げ忘れとかもあるかもしれないし…。車を停めてる間に友人が先行して様子を見に行き、まだ営業していることが確認できたため、飛び込みました。

 

サラダ&漬け物バー

席でオーダーを済ませると、サラダ&漬け物バーの案内もされました。ただでさえ安めの値段設定なのにサラダと漬け物食べ放題まで付いてるなんてコスパ良すぎ!

もう閉店時間間際なのであまり種類はなかったですが(補充なし状態)、贅沢は言えません。蕎麦が出てくるまでの間、サラダを器に一杯分だけいただきました。

 

十割板蕎麦(大盛り)

オーダーは「十割板蕎麦」を大盛りで。山形で板蕎麦を頼むと通常サイズでも2〜3人前が出てくるのをすっかり忘れていましたが(以前それで大変な思いをしたことあり)、こちらのお店は大盛りにして2人前くらいでした。お腹が空き過ぎて分量を確認するのを怠りましたが、結果オーライです(食べきれなかったら友人にも押し付けようと思ってました)

 

蕎麦は細打ちでしたが、コシがしっかりしていて食感が良いです。美味。

 

板蕎麦を大盛りにして850円は安いと思います。ちなみに食べ放題も1,200円くらいでやっているようですが(繁忙期は除く。平日だけかも)、美味しいとはいえさすがにこれ以上の量は食べられません。お値段的にも大盛りがコスパが一番良いかな。

 

おわりに

4軒連続でお店にフラれるのも珍しいですが、おかげで美味しい十割蕎麦のお店に辿り着けました。15:00まで営業しているのでホテルをチェックアウト後、軽く温泉に浸かってから帰路に着く前に来るとかでも良いかもしれません。車必須ですが。

自分はごん太な山形の田舎蕎麦が好きなんですが妻は太い田舎蕎麦はあまり好みじゃないので、こういうお店も候補に持っておくと、今後、山形での蕎麦の選択肢が広がりそうです。

 

今回の教訓:遠くのお店に行く時は、行く前に電話で営業確認をしよう(できれば予約も)。

 

行きたかったラーメン店

 

ごん太な山形蕎麦のお店

 

冬の山形・日本酒祭り(初日)

「新潟・山形飲んだくれツアー」山形編のメインイベント「山形酒および十四代を飲み倒し」に行ってきました。お店はいつものところ。18:00からのスタートです。

 

十四代 本丸 飲み比べ

まずは十四代の本丸から。通常の本丸と角新(新酒)を飲み比べます。
角新は今回の造りからアル添をやめて純米造りにしたそうです。正直言ってアル添かどうかなんて分からないくらいの美味しいので、どっちでもいい…。

 

裏雅山流 飲み比べ ①

メニューを見ながら友人と「そういや最近、雅山流飲んでなかったね」という話になり、今日は裏雅山流を飲み比べていくことになりました。

 

裏雅山流・香華

甘めだけど後味はサッパリ。

 

裏雅山流・祥華

香華に比べてちょいと辛口かな。

 

やわらか下足天

山形といえば下足天。山形県民のソウルフードらしいです。

 

もってのほかの酢の物

妻のオーダーです。酢が美味。

 

「鯉川」と「初孫」

いずれも妻のオーダーです。妻は信頼している店員さんオススメの日本酒で行くようです。店員さんの忙しい隙を縫って頼んでました。

 

鯉川 Beppin

ラベル勝ち。辛口でスッキリ飲めます。

 

初孫 純米大吟醸 ふなまえ直詰生原酒

めちゃくちゃ美味しい!生酛っぽさほぼなし!

 

 

裏雅山流 飲み比べ ②

 

裏雅山流・楓華

少し香りがあるタイプ。酸度も少し高めなのかキレも良い。

 

裏雅山流・極華

鑑評会出品用として作られた、裏雅山流の超限定品・純米大吟醸酒。華やかでフルーティ。旨みもありながら甘ったるくない、非常にバランスの取れた美味しさ。

 

生牡蠣バター焼き

妻が牡蠣フライと迷った末、オーダーしました。迷わずとも2ついってしまえば良いのに(※フードは基本3人でシェアしてます)。どっちにしても日本酒と合い過ぎるメニューですし。

 

きくわたの炙り

白子好きの友人のリクエスト。きくわたは鱈の白子。焼いて濃厚さが凝縮された白子も良いものですね。

 

炙り銀杏

これは妻のリクエスト。中休みにちょうど良いアテです。塩が美味しい。

 

裏雅山流 飲み比べ ③

 

裏雅山流・月華

鑑評会出品用の「極華」と同じく、雫取りで作られている純米大吟醸酒。味も非常に似ているが、酒米が違うためか、本当に微妙だけど甘味が強いかも(「極華」は「山酒4号(玉苗)」という山田錦の系譜を継いだ山形県産酒米を使用。「月華」は「出羽の里」を使用しています)。

 

裏雅山流・瑠華

こちらは山形県産の酒米「雪女神」を使って作られた鑑評会出品用の純米大吟醸酒。さすがに鑑評会出品酒を3つ立て続けに飲んでいると、もはや「美味しい」しか感想が出てきませんね…。フルーティさは当然として、他の2本よりも気持ち後味スッキリ目かな。

 

だし奴

一人一皿頼むべき逸品(3人それぞれのタイミングで頼みました)。

 

超裏雅山流 飲み比べ

鑑評会出品酒クラスが終わってそろそろ次に…と思ったら、「超裏」を発見!飲み比べてみました。

 

超裏雅山流・夢風

秋の純米限定酒。鑑評会出品酒と同じく流通限定品みたいです。兵庫県産の「夢錦」という変わった酒米を使って作られているそうです。

味はふくよかな感じ。膨らみがあるというか。

 

超裏雅山流・緑風

杜氏が大学在学中に分離した協会7号系酵母を使用している特別純米酒。酒米は美山錦を使用。

味の傾向は「夢風」と似ているけど、緑風の方が少し尖った感じを受けました。華やかさを敢えて抑えて辛口でキレのある傾向に仕上げているとか。

 

「フモトヰ」と「上喜元」

しばらく「初孫」をお代わりしていた妻が、次のオススメでいただいていたお酒たちです。

 

フモトヰ 純吟雄町 にごり酒

にごりとは思えないサッパリさ。グイグイ行けてしまいます。

 

上喜元 純米大吟醸 雪女神

かなりビビッドなラベル。山形県内限定(流通)品らしいです。酒米に雪女神を使っており、フルーティでフレッシュな甘みがあります。

 

あん肝ポン酢

あん肝好きの友人のリクエスト。「あん肝と白子だけあればどこまででも飲める」が彼の口癖です。

 

雪漫々 飲み比べ

裏系「雅山流シリーズ」が終わり、次は…とメニューをめくっていて目についた「雪漫々」。こちらも友人とはしばらく飲んでいなかったので、オーダーしてみました。

出羽桜酒造の「雪漫々」は昔はかなり美味しかったんですが、ある時期から急に味が落ちた気がして、近年はあまりチョイスすることは無くなっていました。

が!

今回の「雪漫々」は違いました!何この尋常じゃない美味しさ。かつて友人に初めて「雪漫々」を飲ませた際、あまりの美味しさに2人で40分で一升瓶を空けた時以来の美味しさです。いやこの美味しさ、マジか。

青い瓶の「しぼりたて生酒」も美味しかったんですが、スタンダードな「雪漫々」がシビれるくらいの美味しさでした。

 

出羽桜 飲み比べ

「雪漫々」が美味しかったので、さらに上級酒にも手を出してみました。もうね…。そう来るかい出羽桜酒造。

 

出汁巻玉子

妻のオーダーです。熱々ホクホク。堪りません。

 

十四代 荒走り 飲み比べ

十四代の「あらばしり」を飲み比べてみました。「荒走り 上諸白」は今年度から造られ始めた新種だそうです。右が以前の「あらばしり」。今年から「おりがらみ」にリニューアルしてます。味?十四代だもの。

 

牡蠣フライ

こちらも妻のオーダー。やはりフライもどうしても食べたくなったんだとか。

 

長芋の唐揚げ

こちらは自分がオーダーしたメニュー。サクサクでホクホク。

 

くどき上手 飲み比べ

先日新潟の鳥料理店で飲んだ「くどき上手Jr. 純米大吟醸 ジューシー辛口」が美味しかったので、同じ「くどき上手」系でオーダーしました。くどき上手を超える「スーパーくどき上手」を、Jr.とスタンダード版で。使っている酒米は違いますが(備前雄町と改良信交)、どちらも30%精米の純米大吟醸酒です。

揚げちくわ

マスターから差し入れでいただきました。竹輪って普段あまり食べないんですけど、この食べ方は美味しい…。アテにちょうど良いです。

 

松嶺の富士 飲み比べ

妻がマスターにオススメリクエストをして出してもらっていました。歴史のある蔵ですが一時経営困難になり、「上喜元」の杜氏(現社長)でもある佐藤正一氏が蔵に入って立て直しています。酒質もぐっと上がり、かなり美味しくなったと思います。

石高の少ない蔵なので、ほぼ山形県内で消費されてしまっているようです。

 

焼きおにぎり

「どうしても米が食べたい」と妻がオーダーしました。それぞれ一口分けてもらいましたが自分的には醤油の焼きおにぎりが美味しかったかな。

 

「芳」と「杜氏のたわごと」

妻が松嶺の富士の「杜氏のたわごと」も飲みたいというので、負けないクラスをということで東北泉の「芳」をオーダーしました。今日の飲み納めです。どちらも絶品でした。友人は「雪漫々」に戻って堪能してました。

 

麦切り

〆のお蕎麦。最後の最後まで楽しみ切りました!明日はいよいよ十四代祭りです!

 

本家よりちょっと物足りない「辛味噌ラーメン」(龍上海 医大前支店)

「新潟・山形飲んだくれツアー」3日目〜4日目は、山形へ。今日から妻も合流です。

ランチは赤湯にある「龍上海 本店」に行くことにしたんですが、15:00前に着いたところ駐車場は満車、店前にも数十人の行列が出来ていたため速攻諦め、山形市入りして系列店の「龍上海 医大前支店」にアタックしました。

もしここも行列してたらもう早めにチェックインして0次会にでも出ようと思っていたんですが、無事入店できました。待ちも無し。でも店内はほぼ満席で、自分たちの後からもお客さんが何人も来ていました。

店内はテーブル席メインの造り。入り口すぐの4人掛けテーブルに案内されましたが、昔の作りなためか並んで座るとちょっと手狭でした。オーダーは入り口にある券売機で。チケットを店員産に渡すと席に案内してくれます。

 

辛味噌ラーメン

オーダーは「辛味噌ラーメン」一択です。ビジュアルは本店と似てますね。ただ、スープは本店と比べると少しサッパリした感じ。表面にラードの膜が無かった気がするからそのせいかも。あとコク(深み)もイマイチ足りない気がしました。

 

麺と具材

麺は緩やかにウェーブがかかった中細麺。あれ?本店って太麺じゃなかったっけ?ここにも違和感が。メンマは細切れタイプ。チャーシューは少し脂っぽいかな。辛味噌は全部溶くと流石に辛くなります。額に結構汗かきました。

 

おわりに

激混みの本店に比べて行きやすいお店ではありますが、味がちょっとね…。物足りなさが否めませんでした。本店も味がブレてた時もあるし、時間帯によっても変わるかもしれないので、本店が激混みな時にはまた訪れて再確認してみたいと思います。

 

美味しかった時の本店

 

ブレていた時の本店

 

新潟の夜はモンブランプリンで〆(パンとワインと三弥)

新潟飲みの〆は、ナカ倍ホッピーを堪能した「煮込みと酒と錦弥」系列のお店「パンとワインと三弥」へ。まだ21:00台なので、もう一軒行っても十分公共交通機関で帰れる時間帯です。

 

季節のフルーツサングリア

サングリアは飲みつけないので比較はできないけれど、普通に美味しかったです。

 

お通し

塩気が効いた生ハム。美味。

 

チェダーチーズたっぷりの錦弥の肉シュウマイ

そういえばこちらのお店にはこれがあった!というわけで本日2回目の肉シュウマイ。たっぷりチーズがけ。食べるのは2回目なんですがやはり美味しかったです。友人も「本当に美味しいの !?」と言ってましたが食べた後には納得してました。

 

モンブランプリン(カフェモカ)

真の目的はコレ。こちらのお店に来るたびに「いつか食べるぞ」と思いながら先延ばしにしていた一品です。普通のモンブラン(栗のやつ)は苦手なので、最初に栗のやつが出た時は「ビジュアルは良いけどモンブランだしなぁ」と思い回避。昨年になって宇治抹茶だったりモカだったり別の味が出ていることに気づき、「これはイケるかも!」と機会を窺っていました。

今回はかなり食べてきたためハーフサイズで。味見的にちょうど良いサイズでした。モンブラン部分が思ったより甘くなくて、中に入っているプリンの甘味が引き立って良い感じでした。

 

おわりに

昼のお鮨から始まって、よく食べ、よく飲んだ新潟でした。これにて「新潟・山形飲んだくれツアー」前半戦終了です。明日は山形に向かいます!

 

ナカ倍ホッピーの洗礼(煮込みと酒と錦弥)

鳥料理の名店「練馬鳥長 新潟」で鴨鍋を堪能した後は、さらにもう一軒飲みに繰り出します。お腹はいっぱいなので飲み中心で行くことを考慮して、これまたお気に入りのお店「煮込みと酒と錦弥」へ。気の置けない雰囲気でのんびり楽しめるところが良いお店なんですよね。

 

ナカ倍ホッピー

ナカを通常の倍量でオーダーするのが自分の流儀。「友人にも同じものを」とマスターにオーダーしたらば「大丈夫ですか !?」と心配されてしまいました。友人の酒の強さは自分とほぼ同等なので問題ないでしょう。

 

ホッピー黒

白より黒が好きです。

 

お通し

豚肉だったかな?これくらいのちょいアテが今のお腹にはちょうど良いです。

 

ナカ倍ホッピー再び

ホッピーが残っていたので、さらにナカ倍をもう一杯!

 

肉シュウマイ

こちらのお店で必ずと言っていいほど頼んでいるメニューです。本当に美味しいので、友人にも食べてもらいたくてオーダーしました。

 

おわりに

ちょい飲みなのかガッツリ飲みなのか分からないような飲み方でしたが、友人も満足してくれた模様です。この調子で倍ホッピー教を広めていきたいと思います。

近々富山にも行く予定があるので、倍ホッピーを超える「9割ホッピー」もチャンスがあればまた堪能したいと思います。

 

ナカ9割ホッピー

 

今冬最後の鴨鍋(練馬鳥長 新潟)

今回の「新潟・山形飲んだくれツアー」のメインイベントの2つ目、鳥料理の名店「練馬鳥長 新潟」でのディナーに行ってきました。ここは自分がぜひ静岡の友人を連れて行きたかったところ。こんなに美味しい焼き鳥&鳥料理があるのかということを、友人に自慢したい知ってもらいたかったのです。

予約時にダメ元で鴨鍋も出来るか店長さんに尋ねたところ「まだいけます」とのことだったので、友人と相談の上、今回は「鴨鍋コース」にしました。鴨鍋コースでも焼き鳥は食べられるので。

 

生ビール

さっきのお店で瓶ビールは飲んだけど、やはり入れ方の上手な生ビールは違います。喉にグッとくる美味しさです。

 

季節のお新香盛り合わせ

今回はしっかり食べ切りました。

 

ムネ肉の漬けと蒸しつくね

レア系ムネ肉。赤いですが火は通っていて、絶妙なしっとり具合です。

 

黒岩土鶏のムネ肉のタタキ

塩加減が絶妙。

 

宮崎地鶏のモモ肉タタキ

弾力!はじけるちから。

 

黒岩土鶏のモモ串

最近は淡海地鶏より黒岩土鶏が多い気がします。皮はパリパリ。身はジューシー旨み爆弾。

 

荷札酒飲み比べ

ラインナップは先週と変わらず。荷札酒、いつ飲んでも美味しいです。両方とも自宅にもあるんですがそちらは安曇野の別荘で飲む用なので、春まで保管中です。

 

黒岩土鶏の手羽元

食感最高!噛めば噛むほど旨みが増してきます。

 

ササミのレアカツ

歯切れの良いレアカツ。

 

「みむろ杉」と「くどき上手」

久々の「みむろ杉」。やはり美味しい。先週も飲んだ「くどき上手Jr. 純米大吟醸 ジューシー辛口」も相変わらずの微発泡と整った味で言うことなしです。

 

鴨鍋スタート

いい出汁出てます。

 

つくねと葱、美味しすぎ。牛蒡もいい味出してます。あまりに美味しいのでお代わりしたくなりますが、この後が本番なので出汁を飲みすぎないように注意しないと…。

 

鴨肉と野菜のセット

鴨肉も野菜も豪勢!見てるだけでお腹いっぱいになりそうです。


鴨肉

鴨肉は2種類。左は薄切りのしゃぶしゃぶ用。右は厚切りでしっかり火を通す用です。

友人とほぼ無言で食べ尽くしました。美味。

 

山崎ハイボール

ちょっと趣向を変えてハイボールを。山崎とか白州なんかの入手困難酒でも、あるところにはあるんですね。そしてお値段も適正。

 

〆の蕎麦

あっという間に〆まで来てしまいました。

 

ぽんぽこオレンジサワー

友人が気になって頼んでいたので、自分もつられて。甘すぎないしっかりしたオレンジ味。

 

店長さんから「ぜひ実も食べてみてください」と差し入れていただきました。皮がすごく薄いです。ジューシーで爽やかな甘さ。

 

デザート(越後姫)

本日の正規のデザート。先週も食べてますが美味しかったです。越後姫の最盛期は4月らしいので、これからどんどん甘味も増していくのかも。

 

おわりに

今年最後の鴨鍋を、ずっと連れてきたかった友人と堪能できて良かったです。友人も満足してくれたようでなにより。

次は串コースにして、もっとたくさんの美味しい串を堪能してもらいたいと思います。

 

進化し続ける鮨(鮨 登喜和)

今回の新潟・山形飲んだくれツアーのメインイベントのひとつ、新潟県新発田市にある「鮨 登喜和」にランチに行ってきました。静岡の友人が行きたいと切望したお鮨屋さんです。友人はコロナ禍前に一度、自分は昨年2月以来の訪問になります。

 

はじまり

予約した時間に席に着きます。目の前で大将が最初の仕込みの仕上げをしています。ほれぼれする所作。贅沢な待ち時間です。

 

自家製ガリ

このガリもちょうど良い漬け具合で美味しいです。トータルで3回くらいお代わりしてしまいました。

 

蒸し物(蕪蒸し+薯蕷蒸し)

一品目は「真鯛の蒸し物」。蕪蒸しと薯蕷蒸しの合わせ技らしいです。浮かんでいる「真鯛をすりつぶして、下に沈んでいるえごねりとよく混ぜて食べてください」とのこと。素朴な味わいの逸品でした。

 

墨烏賊

秋から冬が旬の烏賊です。ただ、大将曰く「新潟近辺の墨烏賊は春が良い」んだとか。温暖化の影響で新潟近郊の海は2月ですでに春の気配だそうです。

細かい包丁細工が施してありすごく食べやすかったです。余裕で噛み切れます。お鮨の上にかかっている粉は墨烏賊を干して作った塩です。「普通の塩を使ってしまうと舌に塩が直接当たってしょっぱさが勝ってしまうため、敢えて同じ烏賊で塩を作っている」んだとか。

 

佐渡のクエ

クエも元々は南方の魚だそうです。「新潟近海で獲れるのは日本海の温暖化が進んでる証拠」だとか。

大将が握る前に女将さんが軽く炙っていました。味付けの柑橘は直接は使わず、酢飯の酢の代わりに柑橘を使用して酸っぱさを緩和しているそうです。確かにサッパリして美味!

 

メダイ

鯛ではなく深海魚です。昆布締めにしてあります。なんて言うか、複雑な美味しさ。

 

佐渡両津の南蛮海老

シャリの中には海老の頭の味噌のペーストが入っています。上にかかっているのは海老の殻を干して作った塩。一口サイズで、頬張ると濃厚な旨味が口内に広がります!

 

メジマグロの背中の中トロ漬け

背黒鰯で作った魚醤で漬けてあるそうです。内側に血合いが重ねてあり、背中と血合いの二枚重ねになっています。大将曰く「魚は背中側が一番美味しいと思う」とのこと。

血合いを合わせることでトロの脂感を中和して味を整えているそうです。実際、かなり味(旨味)が強いお鮨でした。

 

メジマグロの腹身のトロ漬け

こちらは自家製のブレンド醤油で漬けてあるそうです。シャリは赤酢を使用。弾力があるけど口の中ですぐ蕩けていきます!

握る前に少し脂を落としているので、サッパリ食べられました。

 

とと豆小丼

「とと豆」は新潟・村上地方の郷土料理だそうです。村上は塩引き鮭が有名なんですが、家庭でお正月に塩引き鮭を食べた際、イクラを固くなるまで煮込んでお雑煮の上に乗せて食べるそうです。その煮込んだイクラのことを「とと豆」と呼ぶそうです。

今回は半熟くらいまで煮込んであり、イクラの濃厚な美味しさが感じられました。イクラの下にある酢飯と混ぜて食べると、えもいわれぬ美味しさ!

 

佐渡の雌蟹

ズワイガニの雌の内子、外子、蟹味噌を全部別々にして茹で、蟹身と身をペースト状にしたものとを混ぜて作っているそうです。めちゃくちゃ手が込んでます。

上に乗っているのは卵黄と蟹味噌で作ったソースです。中に新発田の菊芋を刻んだものも入っていて、蟹の濃厚な美味しさとシャリシャリした菊芋の食感が不思議な美味しさを醸し出していました。

 

寒鰤の背中とお腹(ブリフィーユ)

2枚重ね第二弾。血合いが脂感を消してくれて、ちょうど良い風味になっていて美味しいです。大将は「ブリフィーユ」という呼び名を流行らせたいようですが…。

 

佐渡両津のバイ貝

コリコリ感最高!変に水っぽかったり柔らかくないなと思っていたら、「いったんタタキにするんだけど叩くと柔々になってしまうので、その後氷で締めて食感を上げている」そうです。さすが!

ちなみに他の方は上に梅のソースが乗っていましたが、自分の分はちゃんと梅を抜いてくれました(始まる前に苦手食材を聞いてくれています)。1対多のお客さんにこれだけ握って喋っての後半戦で、きちんと覚えていてくれるのは嬉しいですね。

 

佐渡のマグロのネギトロ

かまとろあたりを使用しているそうです。葱油で揉んで旨みを引き出しているとか。細巻きですがネギトロは溢れんばかりに入っていて大満足!(食べててちょっとはみ出してきました)。

 

穴子(煮詰め)

ラストの一貫。塩にするか煮詰めにするか聞いていただけるのですが、今回は煮詰めにしました。柔らかすぎて蕩けてしまうので、お皿を口の近くまで持っていって食べるよう、女将さんのアドバイスがありました。

なお、煮詰めは創業70年継ぎ足しの秘伝の味、塩は村上の瀬波の塩だそうです。

 

和三盆を使った玉子焼き

〆の玉子焼き。ふわっふわの玉子焼きの上面を和三盆でコーティングしてあります。上質な甘さのカステラみたい。

 

お吸い物

最後に口をサッパリして終了。最初から最後ま空間も味も堪能しました。

 

おわりに

こちらのお店に最初に訪れたのは2018年なんですが、当時はお昼のランチが5500円(10貫)と8800円(13貫)の2種類から選べました。この味を5,500円で堪能できるなんてコスパ良いどころか超破格!て思い、その後も何度か通わせてもらっています。

2024年現在ではランチに関してはかなり値上げされ、ディナーと同じ19,800円のコース一本になっているようです。ただ、木曜と金曜の昼のみ8,800円の握り中心のランチが提供される日があるので、今回はその8,800円のランチを狙って予約しました。

8,800円のコースでもお値段以上の満足は得られましたし、一緒に行った友人は「次はぜひ19,800円のコースを食べてみたい」と言っておりました。狙い通り。フフフフフフフ。

自分としては、久しぶりにお会いした親方の握り方が変わったな、て感じたのと、つけ台のお皿に置かれたお鮨のうちのいくつかが、一瞬の間をおいて少し沈み込むことに気がつきました。ほんの少しだけ、ふんわり沈み込むんですよね。シャリの含む空気の何ちゃらとかいう理論もあるようですが、自分がこれまで食べてきたお鮨でこういう「沈む鮨」は例外なく美味しかったです。もとから美味しかったお鮨がさらに進化しているのか!と驚嘆しました。親方の所作もより洗練されている感じを受けます。

一食に20,000円以上かけるのは勇気がいりますが、こちらのお店なら必ずお値段以上の満足をもたらしてくれると分かっているので、またいずれハレの日にでもコースを食べに訪れたいと思います。

 

旅の始まりはビブグルマンの焼き鳥店から(焼鳥 ひじり)

静岡の友人と行く3泊4日「新潟・山形 飲んだくれツアー」の初日は、友人の希望で南魚沼市にある「焼鳥 ひじり」でスタートすることになりました。

友人曰く「ビブグルマンに掲載されるような焼鳥屋さんってどんなん?行ってみたい」とのことです。権威に追従するそういう姿勢、嫌いじゃないぜ。実際、あの赤本に掲載されたってことは一定のクオリティは保証されているってことだから、行って満足できる可能性も高いしね。特に大都会だと口コミも全く当てにならないから何らかの評価軸は大事。

 

BIG生ビール

友人もビール好きなので、まずはコレ!寒い中歩いてきましたがグイグイ進みます。

 

お通し

鶏スープの温かさが沁みる…。

 

レバーパテ

一人で来た時には頼んだことのなかったメニューなんですが、名物とのことなので思い切ってオーダーしてみました。

このレバーパテ、見た目以上にめちゃくちゃ量があります!最初こんなにパンいる?て思ってましたが、後で4枚追加してちょうど良かったくらい。これで770円は安い!高コスパメニューです。

ハーフサイズもありましたが、ソロで飲みに行く時でもこれはフルサイズで頼んでビールのアテにしたいかな。臭みとか全然無いです。美味しすぎ。素敵な新発見。

 

串6本コース

サイドメニューも美味しいものが揃っているんですが、せっかくなので串を。焼き鳥屋さんですからね。

 

サビ焼き

ササミです。サッパリ。

 

砂肝

ギュムギュムの弾力感。

 

山椒使いが素晴らしいです。味付け最高。

 

ひざ軟骨

コリコリ。肉もついているのでダブルな食感を味わえました。

 

せせり

肉感ボリューミー。

 

つくね

ふわトロ。大きめサイズ。

 

シークワーサーサワー

ゆずサワーが結構甘めとのことだったので、さっぱりするためにシークワーサーをオーダーしました。想像以上に甘みがなく締まった味で、完全に柑橘レモン系の爽やかさでした。

 

フライドポテト(ハーブソルト)

友人が興味を示したので、「塩より絶対ハーブソルト。両方食べて言うんだから間違いない」と自分の好みを押し付けてオーダーしました。気に入ってくれたようで何より。

 

おわりに

もう一杯くらいBIG生を飲んだ気がするんですが、撮ってなかったですね。友人も「美味しい美味しい」と食べてくれ、気に入ってくれたようなので良かったです。堪能しました。美味しい焼き鳥で幸先良いスタートが切れたと思います。

今回は明日の出発が早かったのでこちら一軒だけで終了しましたが、南魚沼にはもう一軒お気に入りの銘酒居酒屋があるので、次回友人が来た時にはそちらも案内というか、ハシゴしたいですね。

 

盛りだくさんのカレーランチ(燦々カフェ)

角田浜近くの高台にある「燦々カフェ」にランチに行ってきました。もともとは「燦々カフェ」が2023年に角田浜の海沿いに開店した「燦々ベース」というカフェにグルメバーガー(ホットサンドかも)を食べに行くつもりだったんですが、店前まで行ったら営業してませんでした(後で調べたところ12/25〜2/29まで休業中でした)。

もし燦々ベースがやってなかったり満席だったらすぐ近くの「燦々カフェ」に行こうと思っていたので、ある意味想定通りの展開です。「燦々ベース」には夏が来る前にまた行ってきたいと思います。

 

メニュー

どれも良いお値段しますね…。最低価格が1,880円とかやめてほしい…。小鉢とかサラダとか一切いらないから1,200円くらいに抑えてほしかった。もしこのメニューが店頭に掲示されていたら、妻に「別のとこにしない?」て提案していたと思います。お値段だけが想定外でした。

もう席に座ってしまって水も出されたし、致し方ないので「スパイスカレーセット」をオーダーしました。

 

サラダ

酸味が効いたドレッシングが美味しかったです。

 

角田浜スパイスカレーセット

盛りだくさん!「スパイスカレー」と「キーマカレー」が左側のお皿に合いがけになっていて、右上の小さいお皿に「坦々焼きカレー」が入っています。右下にスープ、真ん中に大根の漬物が置かれていました。奥にある赤い色のミニポットに辛味スパイスが入っています。

 

スープ

ポタージュ系。カボチャと他にも何か入ってそうな味でした。

 

越の鶏の坦々カレー

担々麺のスープぽい胡麻の風味が効いてます。これは美味しい!むしろこれ単品で850円とかで売ってほしい。

 

四つ葉ポークのスパイスカレー/フルーツトマトと切り干し大根のルーローキーマ

スパイスの辛味はそこまでないですが、スパイスの複雑さは感じる味わいでした。キーマカレーはあまり食べつけないので自分の中で評価軸がなく説明しづらいですが、普通に美味しかったです(説明放棄)。

途中でスパイスカレーとキーマカレーと混ぜて食べましたが、それもまた美味しかったです。辛味スパイスは最後にちょっと使いましたが、別に足さなくても美味しく食べられると思います。

 

おわりに

最初から分かっていて行くなら覚悟も決まっていますが、ランチで不意打ちの1,500円超えは「うっ」となります。でもまぁ、さすが「燦々カフェ」という味でした。美味。満足。今回は初めて2階の窓に面したカウンター席を利用しましたが、高台から見下ろす海の風景にも癒されました。午後の空いてる時間にPC持ち込んで、たまに景色見ながら作業とかしたい…。次回は平日に行って、春の海とかのんびり見ながら過ごしたいと思いました。