「新潟・山形飲んだくれツアー」山形編のメインイベント「山形酒および十四代を飲み倒し」に行ってきました。お店はいつものところ。18:00からのスタートです。
十四代 本丸 飲み比べ
まずは十四代の本丸から。通常の本丸と角新(新酒)を飲み比べます。
角新は今回の造りからアル添をやめて純米造りにしたそうです。正直言ってアル添かどうかなんて分からないくらいの美味しいので、どっちでもいい…。
裏雅山流 飲み比べ ①
メニューを見ながら友人と「そういや最近、雅山流飲んでなかったね」という話になり、今日は裏雅山流を飲み比べていくことになりました。
裏雅山流・香華
甘めだけど後味はサッパリ。
裏雅山流・祥華
香華に比べてちょいと辛口かな。
やわらか下足天
山形といえば下足天。山形県民のソウルフードらしいです。
もってのほかの酢の物
妻のオーダーです。酢が美味。
「鯉川」と「初孫」
いずれも妻のオーダーです。妻は信頼している店員さんオススメの日本酒で行くようです。店員さんの忙しい隙を縫って頼んでました。
鯉川 Beppin
ラベル勝ち。辛口でスッキリ飲めます。
初孫 純米大吟醸 ふなまえ直詰生原酒
めちゃくちゃ美味しい!生酛っぽさほぼなし!
裏雅山流 飲み比べ ②
裏雅山流・楓華
少し香りがあるタイプ。酸度も少し高めなのかキレも良い。
裏雅山流・極華
鑑評会出品用として作られた、裏雅山流の超限定品・純米大吟醸酒。華やかでフルーティ。旨みもありながら甘ったるくない、非常にバランスの取れた美味しさ。
生牡蠣バター焼き
妻が牡蠣フライと迷った末、オーダーしました。迷わずとも2ついってしまえば良いのに(※フードは基本3人でシェアしてます)。どっちにしても日本酒と合い過ぎるメニューですし。
きくわたの炙り
白子好きの友人のリクエスト。きくわたは鱈の白子。焼いて濃厚さが凝縮された白子も良いものですね。
炙り銀杏
これは妻のリクエスト。中休みにちょうど良いアテです。塩が美味しい。
裏雅山流 飲み比べ ③
裏雅山流・月華
鑑評会出品用の「極華」と同じく、雫取りで作られている純米大吟醸酒。味も非常に似ているが、酒米が違うためか、本当に微妙だけど甘味が強いかも(「極華」は「山酒4号(玉苗)」という山田錦の系譜を継いだ山形県産酒米を使用。「月華」は「出羽の里」を使用しています)。
裏雅山流・瑠華
こちらは山形県産の酒米「雪女神」を使って作られた鑑評会出品用の純米大吟醸酒。さすがに鑑評会出品酒を3つ立て続けに飲んでいると、もはや「美味しい」しか感想が出てきませんね…。フルーティさは当然として、他の2本よりも気持ち後味スッキリ目かな。
だし奴
一人一皿頼むべき逸品(3人それぞれのタイミングで頼みました)。
超裏雅山流 飲み比べ
鑑評会出品酒クラスが終わってそろそろ次に…と思ったら、「超裏」を発見!飲み比べてみました。
超裏雅山流・夢風
秋の純米限定酒。鑑評会出品酒と同じく流通限定品みたいです。兵庫県産の「夢錦」という変わった酒米を使って作られているそうです。
味はふくよかな感じ。膨らみがあるというか。
超裏雅山流・緑風
杜氏が大学在学中に分離した協会7号系酵母を使用している特別純米酒。酒米は美山錦を使用。
味の傾向は「夢風」と似ているけど、緑風の方が少し尖った感じを受けました。華やかさを敢えて抑えて辛口でキレのある傾向に仕上げているとか。
「フモトヰ」と「上喜元」
しばらく「初孫」をお代わりしていた妻が、次のオススメでいただいていたお酒たちです。
フモトヰ 純吟雄町 にごり酒
にごりとは思えないサッパリさ。グイグイ行けてしまいます。
上喜元 純米大吟醸 雪女神
かなりビビッドなラベル。山形県内限定(流通)品らしいです。酒米に雪女神を使っており、フルーティでフレッシュな甘みがあります。
あん肝ポン酢
あん肝好きの友人のリクエスト。「あん肝と白子だけあればどこまででも飲める」が彼の口癖です。
雪漫々 飲み比べ
裏系「雅山流シリーズ」が終わり、次は…とメニューをめくっていて目についた「雪漫々」。こちらも友人とはしばらく飲んでいなかったので、オーダーしてみました。
出羽桜酒造の「雪漫々」は昔はかなり美味しかったんですが、ある時期から急に味が落ちた気がして、近年はあまりチョイスすることは無くなっていました。
が!
今回の「雪漫々」は違いました!何この尋常じゃない美味しさ。かつて友人に初めて「雪漫々」を飲ませた際、あまりの美味しさに2人で40分で一升瓶を空けた時以来の美味しさです。いやこの美味しさ、マジか。
青い瓶の「しぼりたて生酒」も美味しかったんですが、スタンダードな「雪漫々」がシビれるくらいの美味しさでした。
出羽桜 飲み比べ
「雪漫々」が美味しかったので、さらに上級酒にも手を出してみました。もうね…。そう来るかい出羽桜酒造。
出汁巻玉子
妻のオーダーです。熱々ホクホク。堪りません。
十四代 荒走り 飲み比べ
十四代の「あらばしり」を飲み比べてみました。「荒走り 上諸白」は今年度から造られ始めた新種だそうです。右が以前の「あらばしり」。今年から「おりがらみ」にリニューアルしてます。味?十四代だもの。
牡蠣フライ
こちらも妻のオーダー。やはりフライもどうしても食べたくなったんだとか。
長芋の唐揚げ
こちらは自分がオーダーしたメニュー。サクサクでホクホク。
くどき上手 飲み比べ
先日新潟の鳥料理店で飲んだ「くどき上手Jr. 純米大吟醸 ジューシー辛口」が美味しかったので、同じ「くどき上手」系でオーダーしました。くどき上手を超える「スーパーくどき上手」を、Jr.とスタンダード版で。使っている酒米は違いますが(備前雄町と改良信交)、どちらも30%精米の純米大吟醸酒です。
揚げちくわ
マスターから差し入れでいただきました。竹輪って普段あまり食べないんですけど、この食べ方は美味しい…。アテにちょうど良いです。
松嶺の富士 飲み比べ
妻がマスターにオススメリクエストをして出してもらっていました。歴史のある蔵ですが一時経営困難になり、「上喜元」の杜氏(現社長)でもある佐藤正一氏が蔵に入って立て直しています。酒質もぐっと上がり、かなり美味しくなったと思います。
石高の少ない蔵なので、ほぼ山形県内で消費されてしまっているようです。
焼きおにぎり
「どうしても米が食べたい」と妻がオーダーしました。それぞれ一口分けてもらいましたが自分的には醤油の焼きおにぎりが美味しかったかな。
「芳」と「杜氏のたわごと」
妻が松嶺の富士の「杜氏のたわごと」も飲みたいというので、負けないクラスをということで東北泉の「芳」をオーダーしました。今日の飲み納めです。どちらも絶品でした。友人は「雪漫々」に戻って堪能してました。
麦切り
〆のお蕎麦。最後の最後まで楽しみ切りました!明日はいよいよ十四代祭りです!