富山で全国の銘酒を堪能!(醍醐 富山店)

今回の旅の目的地「醍醐 富山店」にやって来ました。この3連休にこのお店の予約が取れたから富山に来たと言っても過言ではありません。およそ10ヶ月ぶりの再訪です。

時間通りにお店に到着するとカウンター席に案内されました。

 

生ビール

既に一軒昼飲みに行ってきた後なんですが、仕切り直しということで生ビールからスタートしました。泡のきめ細かさが段違いです!

 

お通し

味が染み込んでいて美味。速攻食べ切りました。

 

初見ラベル 飲み比べ

冷蔵庫を真正面に見れる席だったので、目についた「見たことないラベルの日本酒」をオーダーしてみました。

 

やまとしずく Mimosa Yellow 純米大吟醸 

秋田県大仙市にある「秋田清酒株式会社」が造っているお酒です。「刈穂」とか「出羽鶴」とかもこの酒造の銘柄です。

これまで「やまとしずく」の他の種類は飲んだことがあったんですが、このラベルは初めてです。秋田県の酒造好適米「百田(美郷錦×秋系酒718)」と自社培養のAK -1 酵母を使って醸されているそうです。ちなみに名称に使われている Mimosa は「ミモザ」の花のこと。花言葉は「秘密の恋」とか。

飲んでみると、味はチョコレートっぽい感じで自分的にはイマイチ…。山廃っぽい味だなーと思って飲んでいたんですが、記事を書く時に調べてみたら「生酛造り」でした。やっぱりね…。あまり考えずにオーダーしたんですが、純米大吟醸でした(45%磨き)。

 

W camouflage 高島雄町50

岐阜県飛騨市にある「渡辺酒造店」が造っているお酒です。「W」には「Watanabe」「World」「Warai(笑い)」の3つの意味が込められているんだとか。

こちらも生酛純米でした…。ジャケ買いで、なぜに苦手なジャンルのものを2つも連続して選んでしまうのか…。チョコレートっぽさは薄れたけど、ボディは強めでやっぱり苦手な味でした。

 

お刺身盛り合わせ

富山だけにお刺身は外せません。きときと!

 

荷札酒 飲み比べ

新潟県加茂市にある「加茂錦酒造」が造っているお酒です。新潟県内では販売されていないため(県外の特約店では売っています)、飲みに行って置いてあると、つい頼んでしまいます。

 

荷札酒 備前朝日

岡山県で栽培されている「朝日米」を使ったお酒です。「朝日米」はお酒を醸すために造られた酒造好適米ではなく、食用米です。お寿司用のお米としても重宝されているとか。岡山県の必須銘柄登録米になっているので、岡山県産以外の「朝日米」はありません。なかなかレアなお米です。「朝日米」を使った日本酒は、2018年前後からポツポツ出始めたように記憶しています。

味は、フルーティかつフレッシュ。半分以上空いていたのでさすがにガス感は薄れていましたが、それでも十分美味しかったです。

 

荷札酒 紅桔梗

こちらは酒造好適米「秋田酒こまち」を使って造られたお酒。旨みがしっかりしていて、甘みが強く感じました。

 

赤武 飲み比べ

岩手県盛岡市にある「赤武酒造」が造っているお酒です。

 

AKABU 純米酒 NEW BORN

生酒の新酒だけあって、フルーティさが半端ないです!瑞々しい甘みもGood。

 

AKABU 純米吟醸 愛山

兵庫県産愛山米を使って造られています。愛山を使った日本酒は、ここ最近「甘すぎるかな」と思うことが多かったんですが、この赤武は甘さが控えめで美味しかったです。

 

花陽浴 飲み比べ

埼玉県羽生市にある「南陽醸造」が造っているお酒です。何年か前から入手困難酒(十四代、而今、新政 etc.)の仲間入りをしてしまいましたね…。

 

花陽浴 純米大吟醸 八反錦 無濾過生原酒 

安定の甘さ。さすがパイナップルさを売りにしてるだけあります。まさにトロピカルフルーツジュース。

 

花陽浴 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒

こっちも安定の甘さ…。もはや「花陽浴=甘い」という固定観念から離れられません…。

 

カニクリームコロッケ

予想よりサイズは小さかったけど、ホクホクで美味しかったです。

 

「尾瀬の雪どけ」と「栄光冨士」

花陽浴の甘さにやられてしまったので、仕切り直しで少しサッパリ目の日本酒をいただこうとオーダーしました。

 

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 初しぼり生酒

群馬県館林市にある「龍神酒造」が造っているお酒です。味は思ってたよりマイルドで甘め。あれ?「尾瀬の雪どけ」ってこんなにフルーティだったっけ?

 

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 黒狐

山形県鶴岡市にある「冨士酒造」が造っているお酒です。ラベルに描かれている黒狐は面妖な感じを受けますが、古来、吉兆や縁起の良い瑞獣とされてきたとか。

味はしっかりしていて、日本酒度も強めです。甘くはなかったけど少し苦手な味でした。

 

鍋島 飲み比べ

最後に「鍋島」を飲み比べてみました。佐賀県鹿嶋市にある「富久千代酒造」が造っているお酒です。こちらも特約店販売のみの入手困難酒です。〆はやはりこれくらいでないと。

鍋島 特別純米酒 吉川産山田錦 

特別純米酒とはいえ兵庫県特A地区の吉川産山田錦を使用しています。手に届きやすい価格帯を狙ったそうなんですが、むしろ勿体無い…(酒米が)。

味はさすが鍋島。そつない美味しさです。

 

鍋島 特別純米酒 classic 愛山

鬼門の愛山。ただしこの愛山も甘すぎず美味しかったです!飲む直前の香りは愛山っぽいコッテリした甘めな印象を受けたんですが、いざ飲むとそこまで甘くない。むしろラストは少しキレを感じるような。鍋島のclassicシリーズは全体的にこういう造りにしているみたい。

 

あさり雑炊(ハーフ)

小腹が空いたので最後に雑炊をいただきました。店員さんからの提案でハーフにしてもらえたんですが、こちらのお店で食べたフードって、お通しを除くと3品だけだったんですね…。次回は本気出します。

 

おわりに

フード3品に日本酒12種類を2時間半ほどでいただきました。いやー、美味しかった!

実は前日の「遠足 or 修学旅行前症候群(明日が楽しみで眠れなくなる症状。勝手にそう名付けてます)」と数時間の連続運転で結構疲れていた上に、一軒目でガンガン焼酎飲んだので正直ヘロヘロだったんですよね…。一応、一軒目の後ホテルに戻って大浴場+マッサージチェア(無料!)+仮眠でちょっとは回復していたんですけど…。せっかくの休みに楽しみを目一杯詰め込もうとする癖はなかなか抜けないものですね。

体調を整えてまたお邪魔したいと思います。