圧倒的な美味しさは健在(麺道 麒麟児)

長野市にある「麺道 麒麟児」にランチに行ってきました。遅めの時間帯に行ったためか、駐車場には苦労せず停められました。土日祝の通し営業はホントにありがたいです。

お昼の時間帯をかなり外しているとはいえ店内は満席で、待合には先客3人が座って待っていました。すごいな、麒麟児。自分も20分くらい待ってからカウンター席に通されました。

こちらのお店は券売機ではなく口頭でオーダーする方式です。待っている間にメニューを渡され、席に通される直前くらいにオーダーを聞かれます。前回は期間限定の「黄金軍鶏と松茸のつけ麺」をオーダーしたので、今回はオーソドックスに「特製塩ラーメン」にしました。

 

塩そば・味玉入り

味玉以外の特製の具材は別皿で出てくるので、味玉以外はスタンダードな塩そばのビジュアルです。透明な黄金色のスープに美しい麺線が浮かび上がっています。このビジュアルだけで期待感MAX。もちろんスープの味も絶品。似たようなビジュアルのお店はあるんですが、味は追いついてないと思います(そちらのお店も十分美味しいんですけど)。圧倒的な美味しさです。

 

特製の具

3種類のチャーシューとネギが載ってきました。チャーシュのうち2種類はレア系。ひとつは角煮風でした。角煮系は脂身が多く見えますが、食べてみると意外にサッパリしてました(スープの効果もあるかもしれません)。

 

全部のせ

豪勢ですが綺麗な麺線が隠れてしまいますね。特製のチャーシューは皿盛りですが冷たくないので、スープはあまり冷めずに済みました。

 

麺と具材

麺は中細麺のストレート。味がしっかりしていて弾力もあり、美味しかったです。

具材はスタンダードな塩そば部分がレアチャーシューと鶏チャーシュー、メンマ、葱。特製の追加分がチャーシュー3種類と味玉、葱です。レアチャシーシュー好きとしては増えた分のチャーシューがレアなのは嬉しい限り。角煮風は脂が強いと「ちょっとなー」と思いますが、この角煮風チャーシューはOKでした。メンマは太切りですが平たいです(厚くないです)。味も染み込んでいて美味。ただ、どうしても「穂先メンマだったらなー」という気持ちは捨てきれません。そこだけが唯一、玉に瑕な点ですね。他は完璧なんですが…。味玉はトロトロで味染み具合も申し分なし!

 

おわりに

諸般の事情があって、次に安曇野に来るのは来年4月以降になりそうなので、しばらくは再訪できそうにありません。最近は支店や暖簾分け店が出てきたり、オーナーが別のブランドのお店を立ち上げたりしているようなので、今後の楽しみが広がります。

来年はぜひそういったお店にもお邪魔してみたいと思います。

 

トリュフ薫る塩そば(KUBO LABO)

燕市にあるラーメン屋さん「KUBO LABO」にランチに行ってきました。12:00を回っていたので「駐車場空いてるかなー。もし空いてなかったら別のお店に行かなきゃ」と思い候補店も用意していたんですが、今回は珍しく空いてました。停まっていた車は店前の3台のみ(2台空き)というガラ空き状態。平日だからかな?店裏の第2駐車場にも一台も停まっていなかったので、そちらに停めました。

こちらのお店は何を食べても美味しいという驚異的なお店で、塩ラーメン好きの自分としても、塩にするか醤油にするか、はたまたその時の限定ラーメンにするかいつも迷います。

今回の限定ラーメンは「牛モツの味噌そば」でした。レギュラーメニューに味噌ラーメンはないのでちょっと心惹かれましたが、どこかで見たメニュー名だな?と思い過去記事を漁ったところ、去年の11月に食べてました。

 

牛モツの味噌そば

こちらも自分的評価は高かったんですが、前回「醤油ラーメン」をオーダーしたこと、「塩ラーメン」をここ半年以上食べてなかったことから、今回は「トリュフ薫る塩そば」に味玉をトッピングすることにしました。

 

トリュフ薫る塩そば+味玉

盛り付けがキレイです。巨大な穂先メンマが丼に沿ってラウンドしているのが良いですね!スープは前回と違って少し濁り系ですが、味はバッチリ。コクと旨みが半端ないです。スープもその時々に合わせて進化させていっているんでしょうか。

 

初期の頃の「トリュフ薫る塩そば」

この頃はスープの透明感が半端なかったです。

 

麺と具材

麺は細麺で小麦感がしっかりしています。麺単体で美味しい。具材はレアチャーシュー2種(鶏・豚)、穂先メンマ、ほうれん草、白髪ネギ(上に柚子粉)。チャーシューはしっとりして美味しいし、穂先メンマのしっかりした食感と味も良いです。ほうれん草は今回初めてトッピングされてました。シャキシャキで良いですね。味玉は半熟で、割ってスープに浸して食べたら最高でした。

 

おわりに

8ヶ月ぶりくらいにこちらのお店の塩ラーメンを食べましたが、やはり最高です。スープの透明感は変わったけど、その時その時に合ったやり方でLABOでの試行錯誤を続けていっているんでしょう。相変わらず美味しかったです。

最近は曜日や日時限定ですが朝ラー(6:00〜11:00)も始められたようで、それだけ店主さんの体調も回復してきたということでしょうか。嬉しい限りです。朝ラーはまた違うメニューでやっているようですので、機会があれば食べに行ってみたいと思います。

 

エッジが効いた塩ラーメン(浜田山)

助信にある有名な浜松餃子のお店にダメ元で予約せずに行ってみたんですが、長蛇の列…。お店の前まで行く気にもならず、お店への曲がり角を直進して次の候補店に向かいました。

そして次の候補店は臨時休業…。最終的な抑えとして「浜田山」にラーメンを食べに向かいました(全部助信駅からまっすぐの道沿いにあります)。

12:40くらいにお店に到着すると6人程度の行列が出来てました。店内にも待合席があることは経験から知っていましたが、他に行けるお店もないため並びました。ウェイティングリストは無く、先着順に並んで待つ方式でした。

13:00頃店内へ。店内には待合席(3人掛けのソファー2つ)と券売機横の立ち待ちがあり、最初に券売機で食券を購入したらそのまま立って待ち、空き次第待合席に移動します。待合席に移ると、店員さんに順番に食券を回収されます。こちらのお店は塩ラーメンが美味しかったイメージがあるので、今回も塩ラーメンをオーダーしました。

最終的にカウンター席に案内されたのは13:16頃で、ラーメンが提供されたのは13:25くらいでした。並び始めてから45分かかりました。

 

塩ラーメン+味玉

最初にスープを飲んだ時には「あぁ、美味しいな」て思えたんですが、食べ進めるうちに塩気が妙に強いことが気になり出しました。スープを二、三口飲むと喉が渇いてくるくらい塩気が強いです。塩気はだんだん強くなり、あれ?こんなんだったっけか?と、麺を食べ終えた後にスープだけ飲んで再確認してみても、やはり塩の尖り感が気になりました。飲めないほどじゃないんですが、ちょっと攻撃的な塩味に感じました。

 

麺と具材

麺は細麺です。食感は良かったんですが、量は少なかったです。若い男性にはちょっと物足りないかも。

具材はレアっぽい色のチャーシュー、穂先メンマ、葱、トッピングした味玉。チャーシューは色味と食感は良かったんですが、どうにも塩辛い。スープと同調するかのような塩辛さでした。穂先メンマと半熟の味玉は美味しかったです。

 

おわりに

オープンキッチンだったのでラーメンを作っているところが見えるんですが、チャーシュー麺は凄かったです。9枚のチャーシューが丼を埋め尽くしていました。ただ、あの塩辛さだったら多分食べ切れないな…。食べる前は「次回はチャーシュー麺いってみようかな」とか思ってたんですけどね。

思い出補正ではないと思うんですが、ちょっと味の質が変わってしまったように感じました。確認のためにまた食べに行きたいと思います。

 

麺線が美しい醤油ラーメン(麺道 夢幻)

前回塩ラーメンを食べて美味しかったので、今度は醤油ラーメンを食べに長野県中野市にある「麺道 夢幻」に再訪してきました。お昼時は外れていたんですが駐車場はほぼ埋まっているという人気ぶりです。

 

鶏そば・醤油

美しい麺線と透明感のあるスープ。ビジュアルは自分の好きなタイプど真ん中です。

実食してみると、スープは透明感はあるんですがなんとなく旨みが足りないような…?「鶏そば・塩」で感じた強烈な旨さとコクが、今回の「鶏そば・醤油」からは感じられませんでした。んー。塩があれだけ美味しいなら醤油も同じ傾向かと思ったんですが…。

 

麺と具材

スープ以外は前回食べた「鶏そば・塩」と同じです。そういえば麺はちょっと緩かった気もします。それでも美味しいのは美味しかったんですけど。穂先メンマは歯応えがあって良かったです。

 

おわりに

今回食べたのは2018年の「大つけ麺博」で全国4位になった醤油ラーメンなんですが、「鶏そば・塩」と比べるとちょっと旨みが足りない気がしました。個人的な好みの範疇かもしれませんが。

鶏白湯や二郎系など他にもいろいろメニューがあったので、また機会を見つけて開拓していきたいと思います。

 

最後は看板メニューのポタージュ麺で(行雲流水)

移転後のお店にまだ行けてないうちに、今月末で閉店してしまうという情報が入ってきたので(店主の2023.10.01.付ツイート)、急いでランチに伺いました。お店の場所は以前「凌駕 安曇野店」があったところです。凌駕、閉店したのも知らなかったよ…。

駐車場はお店の周りにそこそこの台数が停められます(ドラッグストアの駐車場と共用っぽく見えますが、多分黄色い線の所がお店の駐車場です)。

店内は「凌駕 安曇野店」の居抜きそのまま。カウンター席とテーブル席2つで構成されています。券売機方式ではなく、席に着いてからメニューを見て口頭でオーダーする方式でした。

 

とろみにぼし味噌麺+ローストビーフ1枚

こちらのお店は独特なポタージュ状のスープ(ベジポタ系)を売りにしてるんですが、自分的にはあんまり得意じゃないんですよね…。ただ、メニューの一番最初に載っているラーメンですし、お店を代表するメニューだと思うので「とろみにぼし味噌麺」をオーダーしました。

スープは野菜が溶け込んだ味噌味のポタージュスープです。とろみというよりもうちょっと密度が高い気がしました。麺にもものすごく絡みつきます。ちょっと和え麺ぽいですね。味はまぁまぁ。可もなく不可もなく…。

 

麺と具材

麺は細麺ですがコシのあるタイプ。小麦の味わいもあり食べていて飽きないです。

具材は大きなローストビーフが2枚(1枚はトッピングで増してます)、山盛りの生白菜。ローストビーフはさすがの美味しさ。でも生白菜はいらなかったかな…。

 

おわりに

安曇野にはもう11月中には来られないので、これが最後だと思って食べました。本当は「ローストビーフ丼」の肉大盛りを一度は食べておきたかったんですが、「ラーメン店だし最後はお店の看板メニューを食べておきたいな」と思い「とろみにぼし味噌麺」を食べました。ベジポタ系があまり得意ではないんですが、美味しくいただけたと思います。

以前のお店も一度たたんで現在の場所に復活しているので、またいつかがあるのかな…?

 

追記

自分が訪問してから4日後の11月23日に、店主さんのTwitterでお店の継続が発表されました!どうやら現店長の方が引き継いでくださることになったそうです。まさか出来レースだったんじゃ…。これで未食の「ローストビーフ丼」を心置きなく食べに行けます!…事業だけじゃなくてメニューも継承してくれますよね?

 

無化調とは…?(麺屋 風月)

長野県中野市にある気になっていたラーメン店「麺屋 風月」にランチに行ってきました。お店は豊田飯山ICから車で5分くらい。駐車場は横長で停めづらいけど、奥行きがあるのでそこそこ停められるのかな?店内はコの字型のカウンター席オンリーでした。オープンキッチンですが目隠しもあるので、背筋を伸ばせばラーメンを作っているところを見られるかもしれません。

お店に入るとすぐ券売機で食券を購入するよう案内されます。券売機は入口から少し入ったところにあります。塩ラーメンを頼むことは決めていたんですが、普通の「塩ラーメン」と1日30食限定の「しん農ポークの塩ラーメン」があったので、せっかくならと「しん農ポーク」の方にしました

 

しん農ポークの塩ラーメン(30食限定)

スープを飲んでみたんですが、無化調とはいえ恐ろしく味の薄いスープでした。旨みやコクといったものがほとんど感じられません。タレを使っていないのかもしれませんが、素材勝負にしても味に深みが無さすぎます。食べ始めて5口くらいで飽きがくるスープでした。

 

麺と具材

麺は細麺でツヤツヤしてました。製麺コーナーが厨房内にあったので、自家製麺なんでしょう。信州小麦にこだわって製麺しているようです。弾力があって歯切れも良く、これでスープが美味しかったら良かったのに…て思いながら食べました。

具材のチャーシュー(しん農ポーク)はめちゃくちゃ美味しかったです!これは良いチャーシュー!レアなのもまた良し。丼左上の丸い3つの物体は帆立の貝柱です。これもまた美味!丼右側に鎮座していた舞茸は不協和音だったかな…。

 

おわりに

無化調を謳うラーメンはいくつか食べたことがあるんですが、悪い方の味の無化調(自分にとっては)でした。業タレとか使ってませんよ、てのは良いんですが、素材の旨味を引き出せてなければただの薄いお湯です。さすがにお湯レベルに味がないわけではなかったんですが、それでもこの薄さはどうなの?て思う味でした。滋味深いとかそういうのは一切無くて、ただただ薄い…。ちょっとこれは再訪してまで食べたくはないな、って思ってしまう塩ラーメンでした。

ちなみにこちらのお店の一番人気は「かつお 鶏白湯」、2位は「醤油ラーメン」、3位は「えび 鶏白湯」になっているようです(券売機POP)。全部味しっかり目のラーメンですね…。

 

冬の始まり(麺処 清水 南魚沼本店)

お昼に「山椒の塩そば」を食べるために「麺処 清水」に行ったんですが、券売機に「味噌ラーメン」が登場していたのでついオーダーしてしまいました。こちらのお店では冬のみ味噌ラーメンを販売しているので、レアキャラなんです。限定に弱いサガゆえに…。


生姜みそ

普通の味噌ラーメンではなく、どうやら生姜を効かせているようです。どんなスープなのか飲んでみたところ、ガッツリ味噌にガツンと生姜がやってくるようなダブルインパクトな味でした。これはスゴイ。


麺と具材

麺は太縮れ麺で食べ応えがありました。縮れているのでスープにもよく絡みます。

具材はレアチャーシュー、肉味噌、カイワレ大根、モヤシ。レアシャーチューはかなり大きめで丼の半分を覆い尽くすくらいの面積を誇ります。旨みの凝縮されたチャーシューで、これは当たりでした。肉味噌とモヤシは味噌ラーメンによくあるタイプ。かもなく不可もなく。カイワレ大根は自分が嫌いなのでイマイチでしたね。残しました。


おわりに

このお店で味噌ラーメンが始まると、冬を感じますね…て言いたいところですが、こちらで味噌ラーメンを食べるのは初めてです(冬にしか出ないのは知っていました)。

普通に美味しかったので「通年で出してくれても良いのに」と思わないでもないですが、季節を感じるメニューもまた良いものですね。ひょっとしたら材料とかの関係もあるのかもしれません。

ただ、次は「山椒の塩そば」を食べに行きたいと思います。あまりオーダーが出なくて終売になってしまったりすると悲しいので。


追い山椒でシビレ三昧(麺者 風天 小針店)

久々にシビレたくなって「麺者 風天 小針店」に行ってきました。小針店は相変わらず駐車場の難易度が高いですね(出入りしにくい、車幅のラインが狭い)。14:30過ぎという空いている時間帯だったので困りませんでしたが。混んでる時は入りたくないかな…。

オーダーは券売機式です。お店の入り口のすぐ外に券売機が置いてあり、横の壁に写真入りの説明POPがあるので選びやすいと思います。

一番人気の「辛肉まぜ麺」と迷ったんですが、寒い日だったのでスープのある方が温まると思い、「シビカラ味噌ラーメン」にパクチーをトッピングした「シビカラパクチー味噌ラーメン」をオーダーしました。カタカナ多い…。

あと、席に着いてから見たトッピングメニューの中に「デスザーサイ」という気になるものがあったので、それも追加してみました(席で現金払い)。通しで言うと「シビカラパクチーデスザーサイ味噌ラーメン」。カタカナのさらなる増殖に成功しました。

入店してカウンター席に案内され、食券を渡します。辛さを選べるのですが、ここのラーメンは元から結構辛いので、今回は「普通」にしました。激辛にするにはハンドタオルが必要です(超汗対策)。

駐車場の空き具合の割に店内にはお客さんが入っていました。家族連れとか集団でテーブルと小上がりはほぼ埋まっている状態。一方カウンター席はガラガラでした。席に着いて15分くらいでラーメンが運ばれてきました。

 

シビカラパクチー味噌ラーメン

スープを啜った瞬間、咽せ込みました。辛さは普通にしたのでそこまで刺激的じゃなかったんですが、さすがに粘膜直撃だと破壊力が違います…。油断は禁物ですね。

スープ自体は辛さもあれど旨みもしっかり。美味しいです。途中から追い山椒をドバドバ入れて刺激を楽しむ予定だったので、最初の方でしっかり味わいました。

 

麺と具材

麺は極太丸麺。「麺が太いため茹で時間がかかります」という説明書きはダテじゃありません。もうあと少し太ければうどんの仲間入りもできるんじゃないでしょうか。ワッシワッシと食べ進めます。食べ応え満点です。

具材はデフォルトが塊チャーシュー(角煮?)、モヤシ、ニラ、糸唐辛子、唐辛子粉、追加がパクチー、デスザーサイ(右側)です。デスザーサイはオーダー前に店員さんに「辛いからデスなんですか?」と尋ねて「そんなに辛くないです」という返事をもらっていたんですが、その通りでした。うん、これは頼まなくても良かったかも。次回は無いな。

 

追い山椒

テーブル調味料には無いのでラーメン提供時に店員さんに頼んで持ってきてもらいます。この山椒がめちゃくちゃ刺激を増してくれます!スタンダードな「シビカラ」とはビリビリ感が段違いです。もはや自分にとってはこっちが本体なのかもしれません(追い山椒を堪能するためのラーメン)。

もしこの追い山椒が無くなってしまったらもうこのお店に食べに行くことはほとんどなくなるかもしれない、というくらい気に入っています。

 

おわりに

いやいや、今回も大満足の追い山椒ラーメンでした。美味しかったです!「麺者 風天」のラーメンは辛いので、やはり冬が合いますね。シーズン到来って感じです。

次回はスープなしの「辛肉まぜそば」で追い山椒を堪能しようと思ってるんですが、限界までカタカナを増やしてみるのもやってみたいかも…。多分「シビカラパクチーネギメンマチリトマトベビースターバターコーンマヨネーズカレースパイスデスザーサイ味噌ラーメン」がカタカナトッピング全載せになると思いマス。寿限無。

 

鮭だしを使った醤油ラーメン(中華蕎麦 おか部)

前回初めて食べに来て「塩ラーメン」が美味しかったので、今回は「醤油ラーメン」を食べに再訪しました。平日お昼時を少し外れていたためか、今回は待たずに入れました。オーダーは食券制です。

 

味玉中華そば(醤油ラーメン)

相変わらず美しい麺線です。こういう麺線のお店で不味いお店にまだ出会ったことがありません。麺線、結構重要かも。

スープはスッキリしているんですが旨味も濃いタイプ。淡麗と濃厚という相反する要素を満たしています。鶏ガラベースのスープに「鮭だし(鮭節)」を効かせ、さらに貝出汁で味を整えた上で群馬県の「生揚げ醤油」を使用しているそうです。どこまでも飲んでしまいそうな美味しいスープでした。

 

麺と具材

麺は細麺ストレート。シュッとした食べ応えで美味しい麺です。麺自体に旨みもあります。

チャーシューは鶏ハムと豚肩ロース、豚の腕肉の3種類。それぞれ食感も味も違って楽しめます。メンマは長ーい穂先メンマ。シャキシャキした食べ応えと味が抜群でした!味玉はしっかり味が染み込んでいて、かつ半熟トロトロ。完成度高いです。

 

おわりに

醤油ラーメンも絶品でした。基本醤油と塩しかメニューにはないんですが、たまに「のどぐろ」などの限定メニューもやっているようです。ちなみに今回は「牡蠣そば」があったことを、帰りに気がつきました(券売機の脇に手の平サイズの立て看板がありました)。

そこまでチャーシューが好きというわけではなかったので今回は「特製」は見送りましたが、チャーシューのレベルも高いので、次回はまた「特製の塩」か「限定ラーメン」をオーダーしたいと思います。

 

前回食べて美味しかった「塩そば」

 

店主について

こちらのお店の店主は、すぐ近くにある「麺豪 織蔵」の店主でもある岡部氏とのことです。「麺豪 織蔵」は二郎系ラーメンのお店なんですが、岡部氏はもともと修行していた長岡の名店「麺の風 祥気」の鶏を使うあっさり系スタイルのラーメンもやりたかったようで、念願叶ってのオープンだったようです。自分の苗字を店名にするくらい思い入れの強いお店ということなんでしょう。ぜひこれからも美味しいラーメンをどんどん作っていってもらいたいですね。

…通わねば。

 

本店の味とはかけ離れた「すみれ系」ラーメン(麺屋つくし)

何だかんだで夕方まで富山県内にいてしまったので、早めの晩ごはんを「麺屋つくし」で食べて帰ることにしました。

夜営業の開店時間少し後くらいにお店に行ったんですが、既に満席で店外に8人待ちの行列が出来ていました。自分もウェイティングリストに記名して並びます。ウェイティングリストを記入している時、店内の待合席にさらに5人が座っていることに気が付きました。13人待ちか…。

一瞬諦めて帰ろうかと思ったんですが、そう思った途端、中待ちの5人が一気に席に案内されて列が動き始めたので、そのまま待つことにしました。結果、10分経たずにカウンター席に座ることが出来ました。ちょうど一巡目の入れ替えのタイミングに当たったようです。

オーダーは券売機方式でした。味噌ラーメンが有名なお店なので、今回は「もつ味噌ラーメン」をオーダーしました。カウンターに通された段階で調理に入っていたのか(店内待合席で食券回収)、席についてから提供まではとても早かったです。

 

もつ味噌ラーメン

スープを飲んでまず感じたのは、ラードの焦げたような苦味。え?これでデフォルトなの?味噌は甘めの白味噌使ってる?味にコクや深みが全く足りません。店主は札幌中の島にある「すみれ本店」で修行した直弟子らしいんですが、スープの味は「すみれ 本店」とは似ても似つかぬものでした。

 

麺と具材

麺は緩やかなウェーブがかった中太麺です。麺自体は歯応えが良くて美味しかったです。具材はチャーシュー、もつ、メンマ、葱。チャーシューはしっとり系と火入れ系の中間くらいで、味的には普通。メンマは細切れな感じでイマイチでした。もつも普通に美味しいかったです。

 

おわりに

富山ではかなりの人気店らしいんですが(食べログの富山県ラーメン部門で長く1位に君臨&2023年12月時点での食べログ評価点は本家を凌ぐ3.61。本家が3.60)、これを美味しいと思っている人たちはぜひ札幌の中の島にある「すみれ 本店」の味噌ラーメンを食べに行ってほしいです。全然違うから。マジで別物だから。

以前こちらのお店で食べた時に「あまり美味しくないな」と思ったので今回再挑戦してみましたが、やはりその時の体調とか気分の問題じゃなくて「味が違ったんだな」結論に達しました。「すみれ 本店」の味はすごく好きなんですけどね…。

並んでまで食べたい味とも思えないので、近々の再訪は無いかな。またいつか、今日のことを忘れた頃に食べに行くかもしれません。

 

以前食べた時の記録

2017年当時の記録です。当時から味に疑問を感じていたようです。

 

すみれ 中の島本店 訪問記

2022年夏に札幌・中の島の「すみれ 本店」に行った時の記録です。めちゃくちゃ美味しかった!

 

かなり独特な味のラーメン(支那そば 万作)

こちらのお店は昨年(2022年6月)にオープンしてからずっと気になっていたんですが、ようやく行くことが出来ました。

もともと昼営業のみなのと、コロナ禍の時期は営業時間内に行っても自粛しているのか休みだったりして、なかなかタイミングが合いませんでした。

今回はお昼頃に黒埼SAから高速道路を降りた際、今日なら営業しているんじゃないかと思って行ってみたところ、無事営業していました。駐車場も残り1台空いています。これは行くしかないと車を駐車場に滑り込ませました。

オーダーは券売機制です。メニューは「支那そば」と「担々麺」の2種類しか無かったので、基本メニューと思われる「支那そば」をオーダーしました。黒い半チャーハンにも惹かれたんですが、今回は「ネギ・チャーシュー」のトッピングを選択しました。

チケットを購入するとセルフサービスのお水を取るよう指示され、その後席に案内されます。店員さんは厨房とフロアに一人ずつ。フロアの店員さんが料理を運び終えるまで少しだけ待たされました。

案内されたカウンター席に座ったんですが、暑い…。カウンター内側にガスコンロがあるため、寸胴の湯気や炒飯を作る熱気が吹きつけてくる感じです。一応コンロがあると思われる部分は腰高の壁で遮られているんですが、それでも熱気を感じます。夏場に来たら汗だくになりそう…。

 

支那そば

醤油ラーメンなんですが、スープが妙に甘いです。ていうか甘すぎない?醤油のエッジはあまり感じません。青さ海苔がデフォルトでトッピングされていて、席近くに貼ってあったPOPには「スープに溶かし入れて磯の風味の味変をお楽しみください」みたいなことが書いてあったんですが、青さ海苔を溶かし入れてもあんまり味は変わらなかったかな。甘い。

店主は余程スープに自信があるのか、卓上調味料(胡椒)は置いてありません。セルフサービスのウォーターサーバーのところに何個か置いてあるんですが、そこにも「最初はまずスープ自体の味を味わってください。調味料はそれから」みたいなPOPが胡椒を入れた箱に付いていました。

 

麺と具材

麺はゆるくウェーブがかかった細麺で、硬さは普通。味も普通でした。具材はデフォルトは青さ海苔、チャーシュー、メンマなのかな?トッピングで追加した「ネギ・チャーシュー」は別皿ではなく最初から入っていました。

青さ海苔はあまり味変には貢献しておらず、ネギもメンマも普通でした。チャーシューは何だか外周が妙に赤く、ベーコンみたいな食感でした。そしてそんなに美味しくない…。

トッピングが最初から入っていてもスープが冷めていなかったのは良かったです。写真では丼から外しましたがレンゲも卓上には無く、最初から丼に入って温められた状態で出てきました。店主は温度管理に結構気を使っているのかもしれません。

 

おわりに

人気店らしく、開いている時は結構駐車場が埋まっている印象があるんですが、自分的にはそんなに美味しいとは思えませんでした。まぁ人には好みがありますからね。積極的に再訪しようとは思いませんが、タイミングが合えば、担々麺を食べてコンプリートしておこうかな。

 

予想を軽々と超える進化(麺や 雨龍)

長岡市の宮内にある元ミシュランプレート掲載店「麺や 雨龍」にランチに行ってきました。元掲載店というのは、掲載された時点と店名(当時は「麺や かかし」でした)が変わっているからです。まぁお皿が好きなわけじゃないので美味しければ店名はどっちでも良いのです。

駐車場はそこそこの台数が停められますが、12:30頃の訪問時には残り3台でした。轟く豪雨の中、お店に向かいます。

券売機に向かうと、前回来た時(2023年3月)と微妙にメニューの名称が変わっていることに気が付きました。前回は醤油ラーメンは単なる「中華そば」だったんですが、今回は「鴨中華そば」と鴨が名称に入っています。当初塩ラーメンをオーダーする予定だったんですが、「鴨」と銘打たれたということはそれなりに味が進化しているかもしれないと思い、急遽醤油ラーメンに切り替えました。

 

特製鴨中華そば

…やばい美味しすぎる。鴨出汁の甘味が生きたまろやかな味、ていうのは前回食べた時と同じ感想なんですが、今回はそれぞれの味(鴨出汁・鶏出汁)がより引き立っているように感じました。まとまり感はあるんだけど、より奥行きが増した感じというか。グイグイどこまでも飲めてしまいそうなスープです。鶏脂の馴染みもバッチリです。

 

全部載せ

せっかくなので特製の具材(チャーシュー3種、味玉)を全部トッピングしてみました。スープの温度が冷めることはなかったです。

 

麺と具材

麺は中細麺で歯応えがしっかりしています。改名前の「鶏蕎麦かかし」時代は麺を噛み切った時にパツンとした蕎麦みたいな食感が残りましたが、現在はそれよりは柔らかめな食感です。どちらも美味しいんですが、自分は今の方が食感も味も好きかな。

具材は、鴨肉、穂先メンマ、白髪ネギ、海苔、大葉。鴨肉は調理方法を変えたものが2枚載っていました。特製で追加したチャーシューは3種類。豚と鶏かな。どれもレアベースで脂っぽさがなく、美味しかったです。材料費が高騰しているでしょうに、穂先メンマを使い続けてくれているのは嬉しいですね。大葉は間違って食べてしまいましたが(紫蘇嫌い)、そこまでダメージはなかったです。

 

おわりに

なんて言うか…美味しすぎました。以前来た時はまだ鴨出汁が安定していなかった(鳥インフルもありましたしね…)のか「鶏出汁 ×(空欄)」みたいな表記になっている時もありましたが、今回は「鴨中華そば」で印刷されているので当面これで行くんでしょう。鴨好きとしては嬉しい限りです。

こうなってくるともう一方の塩ラーメン「貝塩そば」も俄然気になってきます。塩ラーメンはどんな進化を見せてくれるのでしょうか。あとは今回初めて見たメニュー「金目鯛 白醤油中華そば」もぜひ食べてみたい。

正直、ミシュランプレートに掲載された時点よりも格段に美味しくなっていると思います。ここしばらく長岡に来る用事は無いけれど、このお店に来るためだけに高速道路を途中で降りてもいいんじゃないかと思えるほどの、圧倒的な進化と美味しさを感じました。できれば今年中にあと2回は来たいと思います(願望)。

 

新潟五目ラーメンの老舗(広来飯店 学校町店)

新潟市を代表する餡かけラーメンの名店と言われる「広来飯店」に行ってきました。新潟市民に「餡かけ五目ラーメンの美味しいお店といえば?(三宝亭チェーン店は除く)」と聞けば「広来飯店かな」と返ってくるくらいの知名度はあるお店です。

もともと駅南店がメディア等への露出も多く有名でしたが、2015年3月に閉店したため、新潟大学病院の近くにある学校町店が今残っている「広来飯店」になります。

 

五目ラーメン

オーダーは当初の予定どおり餡掛け「五目ラーメン」で。「五目ラーメン」を頼むとたまに餡のかかっていないものが出てくるお店もありますが、こちらのお店はメニューの正式名称は「五目ラーメン」ですがちゃんと餡はかかっています。

スープのベースは醤油ラーメンです。味は正直「三宝亭」と大きく変わらないかな。静岡県(西部)で言えば「五味八珍」の味と同じです。ただ、餡がしっかりしているので多少味は濃く感じるかもしれません。

 

麺と具材

「五目ラーメン」の語源は「5種類の具材が入っている」ことだそうですが、こちらのお店の具材はもっとバラエティに富んでいて、食べていていろんな食感が味わえて楽しいです。「三宝亭」と比べると具材の種類も量も味も上回っています。具材は一度素揚げされているのかシャキシャキ感が半端無かったです。ちゃんとした中華料理っぽい感じ。

麺は細麺でちょっと柔らかめでした(特に指定なし)。ラーメン店じゃないから指定できそうな感じでもないし、これがスタンダードなんでしょう。

 

おわりに

1964年の創業から59年間も営業を続けている老舗中華料理店の「五目ラーメン」はさすがに美味しかったです。

駐車場が無いのが難点と言えば難点ですが、現在はお店の隣がコインパーキングになっているので、車でも行きやすいといえば行きやすいです。

中華料理のお店なので、機会があれば麻婆豆腐とか他の料理も食べに行ってみたいと思います。あと駅南店は「海老ラーメン」推しだった気がするので(こちらも餡かけ)、そちらもまた今度オーダーしてみようかな。

 

安定して美味しい醤油ラーメン(麦一粒)

安曇野からの帰りに寄りました。12:05に到着すると店前の駐車場は満車。ちょうど一台出てくれたので、入れ替わりで駐めることができました。

こちらのお店に来る時はいつも駐車場問題に苦しめられてきたんですが、どうやら店前以外に道を挟んだ隣のショッピングセンター(パラオ)の駐車場にも駐めて良くなったみたいです(店員さんが呼びに行ってました)。ただし「ピアノ教室の前には駐車不可」なのがどの範囲までを指すのかと、どこまで遠くに駐めてよいのかで迷いそうです。

駐車してウェイティングシートを確認しに行くと、12:55時点でまだ前に3組待ちでした。この時点で「塩ラーメン」は売り切れの札が貼られていました。メニューを見ていると「ご飯ものもちょっと怪しいです」と店員さんに言われました。塩ラーメンが良かったけど無いものは仕方がない。ウェイティングシートに車のナンバーを記入して駐車場で待ちます。

13:04頃、店員さんが車に来てオーダーを聞かれました。この時点で「塩ラーメン」と「塩つけ麺」が売り切れ、ご飯ものメニューの「九条ネギと鰹枯節の炊き込みご飯」も品切れでした。かろうじて「信州産豚チャーシューの佃煮ご飯」はラスト一食残っていたので、ご飯ものを猛烈に欲していた妻がオーダーしました。注文を聞かれた後はお店の入り口前の待合スペースに移動するよう言われ、その後店内に案内されました。

 

醤油ラーメン+味玉

塩ラーメン系統は売り切れのため、妻も自分も「醤油ラーメン」をオーダーしました。妻は最初から「醤油ラーメン」狙いだったので無問題です(こちらのお店は妻が醤油ラーメンを美味しいと認める数少ないお店のうちの一つなのです)。

スープは最初まろやかな甘味が来て、ラストは醤油のキレを感じるタイプ。バランス感覚は抜群です。確かにここまで美味しい醤油ラーメンのお店はなかなか無いかも。新潟だと「采ノ芽」くらいかな。あと「鈴と凛」とか。

 

麺と具材

麺はシュッとした細麺で、歯応えのあるタイプ。小麦っぽさも感じる美味しい麺でした。具材はチャーシュー、小口ネギ、海苔。味玉はトッピングです。結構シンプルな具材ですが全部が調和の取れた味わいで、文句のつけようのない美味しさでした。

 

信州産豚チャーシューの佃煮ご飯

妻がオーダーしたご飯ものです。最初見た目で「佃煮少なすぎない?」て思ったんですが、濃厚な味わいの佃煮だったので、ご飯に対して十分な量でした。

 

おわりに

最近はいろいろな媒体でこちらのお店の「塩ラーメン」が取り上げられているせいか、結構早い時間に売り切れてしまうようです。「塩ラーメン」狙いなら12:00前に入っておく必要があるかもしれません。

今回つけ麺は頼まなかったんですが(そもそも売り切れで頼めませんでした)、席にあったPOPを見る限りかなり凝っている感じです。2種類の麺(ミナミノカオリ;石臼挽きの細麺、春よ恋の平打ち麺)を相盛りにしていたり、添(薬味?)として、醤油つけ麺は「安曇野産本わさび、枯節の自家製佃煮、徳島県産すだち、愛媛県産ばら干し海苔」、塩つけ麺は「羅臼昆布のとろろ昆布、八幡屋礒五郎のオリジナルブレンド;山椒2種、柚子粉末など、徳島県産すだち、愛媛県産ばら干し海苔」、割りスープは醤油つけ麺が「煮干しと枯節のお出汁」、塩つけ麺は「玄米茶」が使われているなど、かなり凝っています。これは気になります…。普段つけ麺は頼まないんですが、その禁をいよいよ破る時が来ているのかもしれません。

いずれにせよ売り切れてしまえばオーダーできないので、塩ラーメンにせよ限定つけ麺(醤油と塩を隔週で実施しているようです)にせよ、もっと早めにお店に来る必要があるなと思いました。

 

采ノ芽

 

鈴と凛