今年最初の松茸(麺道 麒麟児)

安曇野に向かう途中、長野市にある超人気ラーメン店「麺道 麒麟児」にランチに伺いました。12:00頃にお店に到着すると、駐車場はほぼ満杯。これは今日は無理かなーと思いきや、端の一台だけ空いていた「軽」て書かれているスペースに結構余裕で停められました(当方3ナンバーのSUVですが)。枠線からはみ出すこともなかったので、他の方にご迷惑はかけていないと思います。

車は停められたけど友人との待ち合わせの時間があるため、「食べられるかは待ち人数次第かな…」と考えながらウェイティングボードを見ると、先待ちは4組。これなら行けるかな?と待つことにしました。実際席に通されるまでは20分くらいで済みました。

 

特製塩そば

12:25に席に通された瞬間、妻がオーダーした「特製塩そば」が提供されました。早!神オペレーションです。こりゃ回転早いわけだ。

今回「特製塩そば」は妻に譲ったんですが、後でちょっともらったら安定の美味しさでした。やっぱりすごいお店ですね。

 

限定ラーメン「黄金軍鶏と松茸のつけ麺・軍鶏肉増し」

自分のオーダーです。妻の「特製塩そば」から1分くらい遅れて提供されました。普段つけ麺は食べないのですが、「軍鶏・松茸・限定」という好きなもの3コンボにやられてつい頼んでしまいました。

お盆の上にはつけ麺、軍鶏と松茸の入ったスープ、スープに投入する鶏油(左上のレンゲ)、割スープ(レンゲの右隣)が載っています。お値段2,000円台半ばだけあって豪勢です。

 

つけ麺

つやつや!そしてめちゃくちゃ弾力があって美味しい!これまで食べた数少ないつけ麺の麺の中で、歴代No.1の美味しさでした。

 

スープ

鴨汁ぽい感じを予想したんですが、そこまでコクは強くなく、松茸の風味もそこはかとなく感じる淡麗なスープでした。弾力と独特の風味がある黄金軍鶏肉が数枚、松茸は2切れ入っていました。

麺でめちゃくちゃ感動してしまったのでスープの感動度合いは低めに書いてるように見えるかもしれませんが、これはこれで完成度の高い味わいのスープでした。

 

おわりに

以前は休日の12:00台になんて来ようものなら1時間以上の待ち時間は覚悟しなければならなかったんですが、今回は1/3の20分で済んでラッキーでした。着席と同時にラーメンが提供される神オペレーションが今回の回転率の高さの理由だとは思いますが、複数の要素(お客さんは必ずしも食べ終えたらすぐに席を立つ訳ではない etc)が絡むだけに、凄い調整力ですね。厨房の中の人が変わったりしたのかな?

今回は限定麺を食べましたが、妻のをもらって食べた塩ラーメンもすごく美味しかったので、次回はまた塩に戻りたいと思います。

 

懐かしさだけでは越えられない壁(担々麺屋 関屋店)

新潟市東区にあるラーメン店に振られ(お店に行ったら2日前=9月29日に閉店した旨の貼り紙が出てました…)、次の用事先に向かう途中にあった「担々麺屋 関屋店」にランチに寄りました。駐車場はお店の右横(というか車庫?)に1台、左隣に斜め駐車で5台分が確保されていますが、どれも狭くてちょっと停めづらいです。

店内はカウンター4席に4人掛けテーブル3卓とキャパシティは小さめ。自分はカウンターに通されました。床は結構年季が入っていて、鞄は置きたくない感じです…。

メニューは基本の「担々麺」と「辛ネギ担々麺」、「ドラゴン担々麺(とんこつベース)」という構成は昔と変わらず。夏は「辛ネギ冷やし担々麺」もあるようです。あと「辛くないラーメン」もあって、訪問時は家族連れの子どもの方が食べてました。

店員はおばちゃん一人のワンオペ。丁寧に作ってくれますが会計とか注文が立て込むと大変かも。自分はおばちゃんが一息つくのを待ってから注文しました。

 

辛ネギ高菜担々麺

昔好きだったスタイルを注文しました。が…。ネギも高菜も冷たいままのものを載っけられるので、その分スープが冷めてしまいました。久しぶりにこういうミスしたかも。トッピングした場合、具材を冷たいまま載っけられる事態を考慮すべきでした。辛ネギだけでも良かったんだけど、具材を欲張った結果です。でも別皿で提供とかしてもらえなさそうだしな…。

スープは辛さを選べるので中辛にしました(その上は激辛)。ただ、辛さは大したことなくて、酸味とコクを感じる独特なスープの味は健在でした。懐かしい。昔はこの味、好きだったな。

 

麺と具材

麺はオーダーする時に太麺にするか細麺にするかを聞かれるので、太麺にしました。このチェーンの太麺は平打ち麺で縮れているので好きなんですよね。後から来た常連ぽい人は「麺固め」コールもしていたので、固さも選べるようです。

具材は挽き肉、辛ネギ、高菜、エンドウ豆。味はそれなり。

 

おわりに

昔は好きでよく行っていたチェーン店ですが、現在は関屋店、新大前店、柏崎店の3店舗しか無くなってしまったようです。中でも関屋店は老舗でパイオニア的な店舗だったようですね。

味的には、昔は「ここの系列の担々麺が最高!」て思ってたんですが、今となっては独特な酸味のあるスープ以外、特段他人にプッシュできるポイントはないです。懐かしさという調味料抜きに「この店の担々麺絶品だから、いっぺん行ってみ?」とは言えませんね…。美味しいというより「ちょっと変わった担々麺があるんだけど、どう?」みたいな勧め方になりそうです。知人から新潟市内で担々麺の美味しいお店を聞かれたら、別のお店をいくつか紹介します。

味は昔と変わっていないと思うんですが、自分の担々麺経験値が上がって求める味が変わっていっているんでしょう。こちらのお店の担々麺は花山椒の痺れとか皆無ですし。ただ「ここにしかない味」だとは思うので、思い出の片鱗に触れるために、またいつか食べに行きたいと思います。

 

モツとニラの旨みが溶け込んだスープ(第一旭 新潟)

ちょっとガッツリしたラーメンを食べたかったので、新潟市西区寺尾にある「第一旭 新潟」に行ってきました。こちらのお店は新潟では珍しい「ベトコンラーメン」がメニューにあるのです。

券売機の前に行くまでは「ベトコンラーメン」を食べる気満々だったんですが、券売機の上にあった各種ラーメンの写真を見ているうちに気が変わり、「モツニララーメン」にさらにニラトッピングをしてみました。ニラダブル!

 

モツニララーメン・ニラ増し

スープは醤油ベースですが、そこにモツの脂と炒めたニラの風味も溶け込んでいて美味!非常にいい感じです。素の「ラーメン」は食べたことないので醤油スープの味そのものは知らないんですが、想像するに多分角のないまろやかかつあっさりしたスープだと思うので、そこにモツやニラ炒めの脂が入ることでコクが増しているんじゃないかと思います。

 

麺と具材

麺は細麺。もちもちして食感が良いです。具材はモツ、ニラ、ニンニク(モツにまぶされています)。モツのプニュプニュ感とニラのシャキシャキ感のコントラストが良い感じでした。スープの美味しさと相まって全体的に一体感がありました。

 

おわりに

今回も美味しくいただけました。ただ、券売機を見て思ったのは「値上げが著しいな…」てこと。「モツニララーメン」は1,030円、「ベトコンラーメン」に至っては1,160円になってました。ここにニラをトッピングするとさらに値は張ってしまいます。ご時世とはいえ素の値段で1,000円を超えてくるのはちょっとお高めに感じてしまいますね…。ラーメン業界で昔から言われている「1,000円の壁問題」を実感しました。

ここに来ると「ベトコンラーメン」ばかり食べてしまうんですが、いつかは「第一旭」のスタンダードな「ラーメン」あるいは「チューシュー麺」も食べてみたいです(京都の第一旭はチャーシュー麺が有名です)。

 

第一旭 新潟の「ベトコンラーメン」

 

熊本黒マー油ラーメン発祥のお店(味千拉麺 本店)

九州旅行2日目(自分は4日目)は、博多から熊本に移動しました。レンタカーを借りての移動です。博多を出発したのは12:00過ぎだったんですが、当初から通し営業している「味千拉麺 本店」に行くことは決めていたので、のんびり向かいました。

お店に着いたのは14:00ちょっと前くらい。車移動での博多ー熊本間って結構近いんですね…。今年の年度当初の自分の通勤距離(120kmくらい)より近いことに衝撃を受けました。

駐車場はお店の裏手にありますが、停められる台数はあまり多くないのと、一台あたりの面積がちょっと狭く感じました。大きな車は大変かもしれません。

店内はそこそこの入り。自分たちはお店中央の大きなテーブルを仕切ってカウンターぽくなっている席に通されました。オーダーは席に着いてから店員さんに直接する方式でした。

 

味千ラーメン

自分も妻もスタンダードな「味千ラーメン」をオーダーしました。提供は結構早かったです。スープは豚骨なんですがあの独特な臭いはなく、味もそこそこスッキリしていて食べやすかったです。黒マー油のコクと苦味も生きていて、結構美味しく感じました。

 

麺と具材

麺は博多ラーメン王道の細麺です。硬さは選べたのかな?特に指定もせずスタンダードでオーダーしました。普通に美味しかったです。

具材はチャーシュー、小口ネギ、半玉子、大量の木耳!めちゃくちゃ木耳が載ってます!木耳好きとしては嬉しい限り。コリコリした食感が良いですよね、キクラゲ。惜しむらくは豚骨ラーメン系以外には合わないところ。昔一度三条背脂ラーメンにトッピングしたことがありますが、微妙に合いませんでした…。

木耳以外の具材は至って普通でした。メンマは無かった気がします。

 

唐揚げ

セットメニューで頼んだんですが、全然美味しくなかったです。妻は同じくセットメニューのチャーハンを頼んだんですが、そちらもダメダメでした。

ラーメンは美味しかったので、次回「味千拉麺」に行った時にはラーメンに集中することにします。

 

おわりに

こちらの「味千拉麺」は、「熊本黒マー油ラーメン」発祥のお店と言われています。創業者の重光孝治氏がこれまた久留米ラーメン元祖のお店と言われる「三九」の支店に友人2人とラーメンを食べに行き、その味をヒントに「熊本黒マー油ラーメン」を作り上げたとか(他の2人も別のラーメン店「こむらさき」「松葉軒」を立ち上げたそうです)。

博多ラーメンの源流も久留米ラーメンらしいので、豚骨ラーメンの発祥は久留米ラーメンということになりそうですね。ちなみにその久留米ラーメン、元々はスープ作りの失敗から生まれたそうです。というのは、ラーメン店の店主がスープを作っている最中にどうしても出かけなければならなくなり、自分の母親にスープ番を頼んだんですが、母親が間違ってスープを沸騰させてしまったところから始まったんだとか。

本来であれば失敗したスープは捨てられる運命なんですが、勿体無いからと店主が味見してみたところ意外に美味しくて、そこからさらに創意工夫して今の豚骨スープ(久留米ラーメン独特の呼び戻しスープ)を創り出したそうです。

若い頃はたまに車を飛ばして食べに行っていたんですが(静岡県内)、そのお店が閉店した後は足が遠のいていました。今調べたところ、袋井店と掛川インター店があるようなので、また静岡に行った時には食べに行ってみようかな。木耳が本店と同じくらい載ってるといいな。サイドメニューは頼まないように気をつけないと…。

 

痺れはイマイチ、麺はヤワヤワな「四川麻婆麺」(土竜)

十日町にあるラーメン店「土竜」に「四川麻婆麺」を食べに行ってきました。レビューや地元ラーメン雑誌を読むと「四川麻婆麺」の痺れをウリにしているお店みたいです。

訪問してみてまず思ったのは、「駐車場が狭い!」てこと。一応3台分あるとのことですがどう考えても軽自動車3台分で、普通車なら2台、しかも前か後ろが道路にはみ出してしまうサイズです。そして駐車場前の道路がすれ違い不可レベルに狭い!駐車難易度高めのお店です。ちなみに自分が行った時には普通車2台がお店の前に路駐してました。

店内はカウンターと小上がり席がありました。一人で小上がりテーブルを使っている人も何人かいましたが、自分はカウンター席(3席か4席しかありません)に着席しました。

 

四川麻婆麺

オーダーは当初の予定通り「四川麻婆麺」にしました。「四川」を名乗るくらいだから痺れと辛さには相当自信があるんじゃない?て思っていたんですが…。

実際には甜麺醤など味噌系の風味が強い麻婆麺で、痺れはイマイチでした。麻婆豆腐も粘度が高いタイプで麺を引っ張り出すのに重さを感じます。辛さもそこそこかな。

 

麺と具材

麺は麻婆麺によくある柔々な細麺でした。箸でつまむとクニュってなるタイプ。自分的には好きじゃないタイプでした。

具材は麻婆豆腐と白髪ネギ。麻婆豆腐の評価は前出。白髪ネギの量が多少多めなのは良いところだと思います。

 

おわりに

以前からブックマークはしていたんですが実際に味を確かめられたので満足しました。ただ、また行ったとしても「四川麻婆麺」は頼まないかな。駐車場のハードルが高いので行きたくても行けない可能性の方が高いですが…。

 

ミシュランプレート新潟・ラーメン部門#06(麺屋 奥右衛門)

南魚沼市にある「麺屋 奥右衛門」にランチに行ってきました。こちらのお店は「ミシュランガイド2020 新潟特別版」でミシュランプレートに選出されているお店です。

前回来た時は自分の好みに従って「鶏塩麺」を食べたんですが味が薄くてイマイチだったので、次回は評判の良い白湯系ラーメンを食べに行こうと決めてました。

 

鶏塩白湯麺(数量限定)

というわけで、今回は塩ラーメン系の「鶏塩白湯麺」をオーダーしました。

スープは見事に白濁しています。豚骨ラーメンとか豆乳ラーメンぽい感じ。当然ですが匂いに豚骨のような臭みは無いですね。

スープの味は、コクがあって旨口。意外と美味しい…かも。白湯系ラーメンは苦手だったはずなんですけどね。これはイケるかも。薄すぎるよりは断然良いです。

 

麺と具材

麺は細麺でコシがしっかりしています。
具材はチャーシュー、メンマ、チンゲンサイ、白髪ネギ、海苔、ニンニクチップ。

ニンニクチップはオーダー時に入れて良いかどうか聞かれます。午後に商談とかデートとか人と話をする必要がある人は選べるのが良いですね。自分は関係ないので入れてもらいました。食べてみて思ったのは、にんにくチップがないと味のバランスが変わる気もするので、出来れば入れた方が美味しいかもしれません。

チャーシューは脂身があるタイプで好みじゃなかったです。食感はホロホロと肉感ありの中間くらいで、火入れ具合は良かったです。チンゲンサイは担々麺以外で入っているのはあまり見ないんですが、これはこれで良かったです。メンマは薄切りですが味はしっかり沁みていました。

 

おわりに

今回食べた「鶏塩白湯麺」は、コクと旨みがしっかり感じられて美味しかったです。これは人気が出て当然かも。平日は昼のみ営業、土日は昼夜営業(通しではない)していますが激混みという訪問ハードルの高いお店ですが、平日の昼時を外していけば結構空いている(13:30以降)ようなので、また食べに来たいと思います。

次回は気になった「辣塩白湯麺」か夜限定の「蝦塩白湯麺」かな。

 

痺れも辛さも今ひとつだった「汁なし麻婆麺」(中華麺食堂 かなみ屋)

新潟市西区小新南にある中華ラーメン店「中華麺食堂 かなみ屋」にランチに行ってきました。「中華ラーメン店」というのは、こちらの料理人はベースに中華料理の技術があってその上にラーメンが成り立っているので、勝手にそう名付けています(料理人全員がそうかは知らないけど、お店は中華料理ベースを売りにしています)。

前回「四川麻婆麺」の辛さ普通・痺れ+1にしてみたんですが辛さも痺れもイマイチだったので、今回は「汁なし麻婆麺」で辛さ+2、痺れ+3(MAX)にしてみました。

 

汁なし麻婆麺

平皿より真ん中が少し深めのお皿で提供されました。一見汁がありそうに見えますがスープではなく麻婆豆腐の汁です。

麻婆豆腐は味的には普通。あまり四川ぽい感じの痺れや辛さはなかったです。極々普通の麻婆豆腐。

追加で痺れを+3にしていましたが、それも全然でした。ていうか自分の痺れの概念が一般的なものとはちょっと変わってしまってるのかもしれません。辛さを+1にしたので辛味はデフォルトより少し上がっていて、食事後半に結構汗が出てきました。じんわり染み入る系の辛さです。

 

麺と具材

麺は中太麺。麻婆麺によくある柔々の極細麺じゃなくて、しっかり食べ応えのある麺だったのが良かったです。麻婆豆腐の豆腐は柔らかくてすぐ崩れてしまって食べづらかったですが。

 

おわりに

食事としては普通に美味しかったと思うんですが、痺れを課金して追加した分もっと強烈な痺れ感を期待していたので、肩透かしでした。こうなってくると麻辣系の「痺れ」は本格中華料理店で探していくしかないのかもしれません。

強烈な痺れで動けなくなった話

引き算の美学と言いながらも旨みが爆発している塩ラーメン(らーめん 健心)

11:30に東根市にある「孤峰」で山形田舎蕎麦を食べた後、温泉&サウナできっちり消耗して、14:00に山形市中野目にある「らーめん 健心」に行きました。こちらのお店も非業に倒れ今回一緒に来られなかった友人に紹介したかったお店です。ただし自分もまだ行ったことのないお店ですが。

時間的におやつ?と思ったんですが、よく考えたら朝ご飯を食べてないので、「孤峰」は遅い朝ごはん、こちらは正統な昼ご飯ということにします。さぁ食べよう。

 

鶏塩らーめん・味玉トッピング

オーダーは「鶏塩らーめん」にしました。実はこちらのお店は開業直後にブックマークだけして放置していたお店だったんですが、今回山形入りして最初にランチに行った「熱烈中華 ○武」に置いてあった「2023 山形ラーメンマップ 〜魂心の82杯〜」のいちばん左上にこちらのお店が載っていて、めちゃくちゃ美味しそうな「鶏しおらーめん」の写真が掲載されていたんです。しかもキャッチコピー的な文言が「シンプルイズベスト。極限まで研ぎ澄ました引き算の美学」とか書いてあるわけですよ。塩ラーメン好きとしてはこれは行かねば!と奮い立ちました。

正直、こちらのお店は最終日のお昼ご飯に提案するかどうかというラインのお店(友人から時間がないから帰るね、と言われたら「お疲れ〜」と中止して自分も別のお店に行く予定でした)だったんですが、例のマップを見てしまったら、非業の友人のためにも是非味を見ておかねばと考え直した次第です。

前置きが長くなりました。まず見た目。ここまで澄み切ったスープはなかなか見ないです。これ麺とか具材とか取り除いたら完全に丼の底が見えるタイプですね。いやはやビジュアルだけで期待感が爆上がりです。

肝心の味なんですが、ここまで透明な割に結構コクと旨みがあります。もちろんスープの透明感に負けない透き通ったクリアさも。何だろう、透明感のあるスープの中に旨味が凝縮・爆発しているような感じです。結構唯一無二の味かも。

 

麺と具材

麺は中細麺ですがコシがあって美味。自家製麺です。小麦感もしっかりしていて食べ応えもバッチリです。

具材はレアチャーシュー2枚にメンマ、三つ葉。味玉はトッピングです。チャーシューは柔らかくて風味も良く好みのタイプでした。メンマは薄切りですが太めで食感も良く美味。味玉はトロトロで言う事なしです。

 

おわりに

塩ラーメンに関しては新潟県の方が美味しいと思っていたんですが、こちらのお店の塩ラーメンは新潟県内のものと比べてもかなり美味しい塩ラーメンでした。正直新潟で太刀打ちできそうなお店は1、2店舗くらいかも。そして、長らく山形県で塩ラーメンを食べに行くならここのお店、と決めていたお店があったんですが、完全に超えてました。美味しさが。今後山形で塩ラーメンを食べるならこちらのお店が筆頭候補店になります(2023年現在)。山形市中心部からかなり離れていますが、通う価値はあるお店だと思いました。

塩ラーメンでこれだけ美味しいのだから、醤油や味噌も気になります。次に山形に来るのは寒くなってからだと思うので、別のメニューも食べてみたいと思います(多分味噌)。

 

山椒しか勝たん(麺処 清水 南魚沼本店)

南魚沼市にあるミシュランビブグルマン掲載店「麺処 清水 南魚沼本店」にランチに行ってきました。お昼時を外れた14:30過ぎだったためか先客はなし。駐車場もガラ空きで停めやすかったです。

店内はすでに片付けモードに入りかけていましたが(15:00閉店)、入店すると店員さんはすぐ厨房に戻ってスタンバイしてくれました。

 

山椒の塩そば

「麺処 清水」の三条店では塩ラーメンが圧巻の美味しさなんですが、こちらのお店では「山椒の塩そば」が頭抜けて美味しいです。ていうか「これしか無い」クラス。他のラーメンを頼んで後悔したくないので、最近はこれ一択です。

スープは山椒がゴリゴリに攻めてきます。唇がビリビリするくらい。それでいてベースのスープは破綻していないという絶妙な山椒具合。これに何かを足すと一気にバランスが破綻してしまうんじゃないかと思うくらいの攻め具合です。

 

麺と具材

麺はコシのある細麺です。提供時は麺線も美しかったです(リフトしたので崩れました)。

具材はチャーシュ、メンマ、カイワレとシンプル。チャーシューはレア気味で美味。メンマは長方体の薄型で味が染み込んでいました。

 

おわりに

今回も美味しくいただきました!醤油も塩も担々麺も食べましたが、やっぱ山椒しか勝たん。

ただ、まだ味噌ラーメンは食べた事ないんですよね。たまに週末限定麺として提供されているようなんですが…。機会があれば味噌ラーメンも食べてみたいですね。

 

復活のニラ(麺屋 愛心 河渡本店)

新潟市東区にある「麺屋 愛心 河渡本店」に「ニラそば」を食べに行ってきました。「金色塩中華そば」と迷ったんですが、先日長野で美味しい塩ラーメンを食べて塩ラーメン欲は満たされたばかりだったので、「やっぱりこのお店でしか食べられないものにしよう」と思い、「ニラダブルそば」にしました。

 

ニラダブルそば

前回訪問時は「ちょっとニラが少なくなったんじゃない?」て思ったんですが、今回はニラをかき分けなければ麺に辿り着けないくらいニラが増えていました!これは嬉しい!

スープの安定性は言わずもがな。ラータレ以外にも中華の乾物系の味わいがしっかり感じられる美味しいスープでした。干し貝柱とか入っていそうなくらいのコクがありました。

 

麺と具材

かなりニラをどかして麺を引っ張り出しました。細麺ですがコシがしっかりあって食べ応えがあります。具材のニラは量は増えているんですが根元までしっかり使い切っているのか、かなり筋張って固い部分も入っていました。この部分はいらないかな…。かえっておいしさをスポイルしている気がします。

ニラ炒めの他には豚肉、木耳、ネギ、も入っていました(一緒に炒められていました)。もやしとキャベツ(あと人参も?)抜きの野菜炒めみたいなシンプルなニラ炒めなんですが、これが絶品の美味しさなんです。一部のニラを除いて大満足。

 

ブレンド山椒

味変に威力を発揮したのが卓上にあった「ブレンド山椒」です。これがまた絶妙な美味しさ!途中からかなりの量をかけて食べてしまいました。

 

おわりに

ニラの量が増えていたのも嬉しかったのですが、「ブレンド山椒」の美味しさにも気づけたのは収穫でした。多分これまでも使っていたんだけどそこまで注目していなかった気がします。

「この山椒を肉汁溢れる餃子にかけて食べたら最高っぽい」「この山椒を麻婆豆腐にかけたら…!」など新たな目標が出来たので、また近いうちに「麻婆麺(辛いけど絶品です)」と「ジャンボ餃子」を食べに来たいと思います。

 

信州中野で出会った絶品コク旨塩ラーメン(麺道 夢幻)

安曇野からの帰りにランチに行ってきました。「麺道 夢幻」は以前からブックマークしていて気になっていたお店なんですが、なかなか中野市とか飯山市方面に来ることがなかったので寄る機会がありませんでした。

お店は国道403号沿いにあリます。駐車場は11台分あるようですが、ちょっと手狭な感じがしました(軽自動車指定の場所もいくつかあります)。

店内に入ると右手に券売機があるため、チケットを買って店員さんに渡してから席に着きました。カウンターに座ったんですが、目の前が麺を茹でるスペースになっていたため暑かったです…。

 

鶏塩そば+味玉

訪問前にインターネットで情報収集したところ、鶏と鰹の濃厚鶏白湯ラーメンの評判が良さげだったんですが、自分は塩一択です。「特製」もあったんですが1,400円という高価格!さすがに日和ってスタンダードな「鶏塩そば」(それでも1,000円)に味玉100円をトッピングしました。

10分ほどの待ち時間の後やってきたのは、黄金色で透き通ったスープのラーメン!バッチリ好みの見た目です。味もコクと旨みがあってサッパリ。これは美味しい!「麺道 麒麟児」(長野市)とか「麺の風 祥気」(長岡市)とかと同じタイプのスープです。

 

麺と具材

麺は丸細麺でコシと弾力があるタイプ。麺自体が美味しいです。具材はチャーシュー2種、穂先メンマ、小口ネギ、海苔とトッピングした味玉。

チャーシューは豚と鶏で、どちらも脂っぽくなくサッパリしたタイプ。穂先メンマは味染み系で、味玉はいい半熟具合でトロリとしてました。

スープのみならず麺も具材もレベル高いです!

 

おわりに

店名に「麺道」と入っていたのでひょっとしたら同じ長野県内にある「麺道 麒麟児」で修行したのかなと思いきや、こちらのお店の店主は修行に出ずに独学でラーメン作りを学んだそうです。それでいて2018年の「大つけ麺博 ラーメン日本一決定戦」であの「飯田商店」を抑えて全国4位にランクインしているという驚異の実績!そりゃ美味しいわけだわ(しかもラーメン店を始めて2年くらいしか経っていない時期)。

全国4位になったラーメンは「鶏醤油ラーメン」だったので、次回はぜひ「鶏醤油ラーメン」を堪能しに行きたいと思います。塩でもこれだけ美味しいんだから、醤油も十分期待できそうです。

 

コクとまったり感のある塩ラーメン(まっくうしゃ 本店)

以前系列店の「ラーメン いっとうや」に行って醤油ラーメンを食べたので、今回は塩ラーメンのある「まっくうしゃ」にランチに行ってきました。

新潟市中央区上近江にある本店の「まっくうしゃ」と笹口にある「ラーメンまっくうしゃ 笹口店」があるのですが、今回訪問したのは本店の方です。

15:30という中途半端な時間に行ったためか他にお客さんはおらず駐車場もがら空きでしたが(元々共同駐車場なので広いけど)、帰り際には2組6人くらいがやってきました。2組とも県外ナンバーでしたね。

 

塩ラーメン(えび × 鯛)

オーダーは素の「塩ラーメン」にしました。メニュー表記上は「塩(えび × 鯛)」です。券売機はタッチパネル式でした。

スープは塩トンコツっぽい味でコク強め。どちらかというと塩トンコツっぽい味でした。後味はトンコツラーメンほどクドくはないですが。

 

麺と具材

麺は中太麺で食べ応えバッチリです。具材はチャーシュー、味玉、板メンマ、白髪ネギ、乾燥エビ、海苔。板メンマは「いっとうや」と同じタイプですね。歯応えもあってしっかり味が染みています。味玉は半玉。チャーシューは豚で脂は少しあるタイプ。乾燥エビはスープに浸して風味を楽しみました。

 

おわりに

濁ったコクありスープは自分的にはイマイチでした。決して不味くはないんですが、塩ラーメンのスープは透明感のあるタイプが好きなので。

「いっとうや」系の塩ラーメンはどんなものか確認したかっただけなので、再訪はしないと思います。

 

コクあり淡麗塩ラーメンを特製で(鈴と凛)

巻駅近くにある「鈴と凛」に久しぶりに行ってきました。ミシュラン一つ星の割烹がプロデュースしているラーメン店です。

到着時駐車場は残り2台の空きだったんですが、店内の先客は3人だけでした。ラーメンのメニューは相変わらず「白鈴(塩)」と「黒凛(醤油)」のみです。

 

白鈴

今回は「白鈴」を特製でオーダーしました。具材は別盛りで提供されるようです。

スープは見た目少し濁り気味ですが、コクがありながらスッキリ。透明感のある味です。どこまでも飲めてしまう美味しさ。

 

特製の具

別皿で提供されました。左上から時計回りに「岩海苔」「レアチャーシュー」「味玉」「鶏チャーシュー」「メンマ」です。

 

特製 白鈴(全部載せ)

せっかくなので全部載っけてみました。

 

麺と具材

麺は細麺でスープによく絡みます。コシもしっかりしていて美味しいです。具材はもともとは薄切りのチャーシュー1枚、メンマ、白髪ネギ、三つ葉です。メンマは以前来た時は細裂きのものでしたが、今回はしっかり直方体のものでした。味は普通かな。

特製の具材はかなりボリューミーです。レアチャーシューも美味しいし、味玉もしっかり味がついていて良い感じです。鶏チャーシューは皮がパリパリで身はジューシーでした。

 

おわりに

久しぶりに来てみたら以前ほど混んではいませんでした。ただ、駐車場はそこそこ埋まっています。タイミングの問題かな。

味が同じ系統のラーメンの名店「采ノ芽」も車で5分ほどの距離にあるので、どちらかが一杯ならもう一方へという贅沢な使い方が出来るのは良いですね。新潟初のミシュランガイド(2020年版)には「采ノ芽(2021年11月オープン)」も「鈴と凛(2022年6月オープン)」も掲載されなかったけど、もし次回があるなら有力候補だと思います。

 

新潟市No.1評価の醤油ラーメン店(ラーメン いっとうや)

2023年7月時点で食べログ評価3.67、新潟市で最も評価の高いラーメン店「ラーメン いっとうや」にランチに行ってきました。お店は新潟駅から少し離れた紫鳥線沿い(正確には少し奥に入る)、バイパスの紫竹山IC近くにあります。駐車場はそこそこの台数が停められるので、少し時間を外していけば問題なく停められそうです。

 

かさね醤油・めんま

こちらのお店は「塩ラーメン」がメニューにありません。普通の「醤油ラーメン」か「かさね醤油ラーメン」「つけ麺」からの選択になります。せっかくなので評判の高い「かさね醤油」のメンマ増しVer.をオーダーしてみました。

「かさね醤油」の「かさね」は、魚介と豚骨を重ねたスープから来ているネーミングみたいです。味は、醤油のアタックは強くなくてマイルドな美味しさ。豚骨もしつこくなくて上手にまとまっています。

 

麺と具材

麺は中太麺で食べ応えがあります。よくスープにも絡みますが、跳ねには注意が必要かも。

メンマは穂先メンマと分厚い直方体(正方形に近い)ものがたくさん入っていました。特に直方体の方は歯応えもあってかなりの食べ応えです。

丼の外周半分くらいある細長いチャーシューもかなりの存在感でした。味玉はトロトロ系。水菜もシャキシャキしていて美味しかったです。

…ていうかかなり具材多めですね。これで880円はお得だと思います。

 

おわりに

塩ラーメンがメニューにないので自分的にはあまり選択肢に上らないお店なんですが、さすがに高評価のラーメン屋さんですね。醤油でも美味しかったです。

系列店の「まっくうしゃ」には塩ラーメン(鯛 × 海老)があるようなので、今度行ってみたいと思います。