懐かしさだけでは越えられない壁(担々麺屋 関屋店)

新潟市東区にあるラーメン店に振られ(お店に行ったら2日前=9月29日に閉店した旨の貼り紙が出てました…)、次の用事先に向かう途中にあった「担々麺屋 関屋店」にランチに寄りました。駐車場はお店の右横(というか車庫?)に1台、左隣に斜め駐車で5台分が確保されていますが、どれも狭くてちょっと停めづらいです。

店内はカウンター4席に4人掛けテーブル3卓とキャパシティは小さめ。自分はカウンターに通されました。床は結構年季が入っていて、鞄は置きたくない感じです…。

メニューは基本の「担々麺」と「辛ネギ担々麺」、「ドラゴン担々麺(とんこつベース)」という構成は昔と変わらず。夏は「辛ネギ冷やし担々麺」もあるようです。あと「辛くないラーメン」もあって、訪問時は家族連れの子どもの方が食べてました。

店員はおばちゃん一人のワンオペ。丁寧に作ってくれますが会計とか注文が立て込むと大変かも。自分はおばちゃんが一息つくのを待ってから注文しました。

 

辛ネギ高菜担々麺

昔好きだったスタイルを注文しました。が…。ネギも高菜も冷たいままのものを載っけられるので、その分スープが冷めてしまいました。久しぶりにこういうミスしたかも。トッピングした場合、具材を冷たいまま載っけられる事態を考慮すべきでした。辛ネギだけでも良かったんだけど、具材を欲張った結果です。でも別皿で提供とかしてもらえなさそうだしな…。

スープは辛さを選べるので中辛にしました(その上は激辛)。ただ、辛さは大したことなくて、酸味とコクを感じる独特なスープの味は健在でした。懐かしい。昔はこの味、好きだったな。

 

麺と具材

麺はオーダーする時に太麺にするか細麺にするかを聞かれるので、太麺にしました。このチェーンの太麺は平打ち麺で縮れているので好きなんですよね。後から来た常連ぽい人は「麺固め」コールもしていたので、固さも選べるようです。

具材は挽き肉、辛ネギ、高菜、エンドウ豆。味はそれなり。

 

おわりに

昔は好きでよく行っていたチェーン店ですが、現在は関屋店、新大前店、柏崎店の3店舗しか無くなってしまったようです。中でも関屋店は老舗でパイオニア的な店舗だったようですね。

味的には、昔は「ここの系列の担々麺が最高!」て思ってたんですが、今となっては独特な酸味のあるスープ以外、特段他人にプッシュできるポイントはないです。懐かしさという調味料抜きに「この店の担々麺絶品だから、いっぺん行ってみ?」とは言えませんね…。美味しいというより「ちょっと変わった担々麺があるんだけど、どう?」みたいな勧め方になりそうです。知人から新潟市内で担々麺の美味しいお店を聞かれたら、別のお店をいくつか紹介します。

味は昔と変わっていないと思うんですが、自分の担々麺経験値が上がって求める味が変わっていっているんでしょう。こちらのお店の担々麺は花山椒の痺れとか皆無ですし。ただ「ここにしかない味」だとは思うので、思い出の片鱗に触れるために、またいつか食べに行きたいと思います。