新潟B級グルメ「半身揚げ」元祖のお店(せきとり 新潟駅前店)

新潟B級グルメというかご当地グルメに「鶏の半身揚げ」というものがあります。60年以上前に養鶏場を営んでいた関正吾さんという方が、傾いた養鶏場の経営を立て直すために屋台でカレー味をつけた「鶏の半身揚げ」を売り歩いたのが「半身揚げ」の元祖と言われています。養鶏場がどうなったかは分かりませんが、「半身揚げ」はその後屋台から「せきとり」という店舗に移行して続いてきました(現在三代目が専務として働いています)。

せきとり本店は新潟市中央区窪田町という、新潟駅や古町などの繁華街からかなり離れた場所にあるためこれまでなかなか行けなかったんですが(飲みたくなるので車不可)、今年7月6日に新潟駅前店が出来たので、食べに行ってきました。

 

ジムビームハイボール

ビール気分ではなかったため、ハイボールにしました。居酒屋にしてはちょっと濃いめ。ウイスキーを感じる味でした。

 

お通し

味のほとんどついてないタコスでした。素揚げ?全く美味しくなかったので残しました。

 

メガ角ハイボール

鶏半身揚げに備えてオーダーしましたが、こちらはお酒の味が薄かったです。他のお店も同じ傾向が多いですね。メガサイズは割る量が多いためハズレが多くなるのかも。

 

半身揚げ

メニューに味付けが書かれてなかったのでオーダー時に聞いたところ「基本はカレー味になります」とのこと。カレー味を食べたかったのでそのままオーダーしました。

ちなみにせきとりは古町にもお店があるんですが、「カレー味がなかった」というレビューがあったので、今回敢えて聞いてみました。鶏半身揚げはカレー味に限る!

肝心の味ですが…。「ふーん?」て感じでした。カレー感薄っっっす!マジで?元祖ってこんな味なの?これなら見附の「ひな鳥金子」の方がスパイシーで圧倒的に美味しかった気がします。

あまりにカレー味が薄いので卓上にあったガーリックパウダーを振って味を調整しようとしたところ、瓶の底の方で固まってて一切出てきませんでした。衛生面大丈夫か?仕方がないのでレモン汁(ポッカのやつ)と食卓塩で味を整えて食べ切りました。

なお「半身揚げ」は鶏の重さによって値段が変わるため、時価表記になっていました。オーダー時に聞くと大体の値段を教えてくれます。今回は1,400円くらいでした。

 

おわりに

元祖の味に期待しすぎていたためか、不完全燃焼感は否めません。いや多分これホントの「せきとり」の味じゃないでしょ絶対。この味で唐揚げグランプリ半身揚げ部門11年連続金賞とかありえないでしょ。こりゃいずれ本店にも食べに行って「いやー、やっぱ半身揚げは新潟だわ!」て言いたい。ぜひに言いたい。食べ終えた後、味に納得出来なすぎて本店へバスで行く方法を調べてしまいました。さすがに今日は行かないけど。

あとメニューには無かったんですが、壁の短冊に「挑戦者求ム!激辛麻婆豆腐!」てのがあったので気になりました。ただ、半身揚げを食べてる間に20人くらいの団体が入ってきて店員さんはてんやわんやに。オーダーしてもかなり時間がかかりそうだったんで、ここで退散することにしました。

もともと半身揚げ以外に興味がなかったお店なので「この味なら再訪はないかな」と思ったんですが、激辛麻婆豆腐をどうするか…。

 

美味しかった「半身揚げ」のお店