3度目の正直(やまさ和)

3日連続の「やまさ和」です。もはや札幌での夕方のルーティンと化しています(営業は15:00〜)。札幌でこの時間帯に飲めるちょうど良いお店も発見できてないので、ついつい足が向かってしまいます。

 

ムネと砂肝

夜はジンギスカンを食べに行く予定なので店長さんに「軽いもので」とお願いしたら、わざわざ串を打って出してくれました。奥の砂肝はコースメニューにも出ていません。

 

「AKABU ひやおろし」と「生酛のどぶ」

今回は直前のお店でビールから日本酒に移行していたので、引き続き日本酒で行くことにしました。お店には2種類しか日本酒が無かったので、両方行っておきました。

 

AKABU 純米ひやおろし

岩手県盛岡市のお酒です。酒蔵の掲げるテーマは「癒しの食中酒」だとか(公式サイトより)。フルーティだけど甘過ぎずキレも良く。安定の美味しさです。

調べたところ、赤武は2014年に初めて醸されたお酒みたいです。杜氏さんは東京農大を出て2年で最初の赤武を造ったとか。良い感性をしていると思います。

 

生酛のどぶ

奈良県の久保本家酒造のお酒です。生酛造りとかどぶろく系は苦手なんですが、意外とさっぱりイケました。美味。濁り酒なのに日本酒度+11てのもスゴイですね。キレッキレの濁り酒ってこと?

 

おわりに

AKABUをまったり飲んでいると、ついに山澤さんがお店に登場しました!3日目にしてようやく会うことが出来ました。妻に「ストーカーか!」て言われながらも通った甲斐がありました(今回妻は別行動)。

この夏、大変なご病気をされていたことは知っていましたが、元気そうで安心しました。物腰の柔らかさは出会った当時から変わりませんが、店長さんや(山澤さんは現在はオーナー)、店員さんとの掛け合いを聞いていると、いい意味でフランクさが増した感じがします。皆さんとても良い雰囲気でした。

山澤さんは手際良く仕込みをして、しばらくしてから帰られました。自分とも少し話をしたのですが、山澤さん曰く「予約の電話を聞いた時に、ひょっとしたらって思ってたんですよ。電話番号も同じだったし」とのこと。今の店長さんにも「新潟時代のお客さんが来てくれるんだ」って言ってくれていました(これは初日に店長さんから聞きました)。また「生酛のどぶ」を勧めてくれたのですが、自分がどぶろくがあまり得意ではないことを伝えると、AKABUのお代わりを提示しつつも「でも、Spiralさんの好みの傾向だったら、生酛のどぶ、いけると思いますよ」「もし味が強いと思ったら、ロックやソーダ割りにしても美味しいですし」と仰ってくださいました。そして実際に飲んでみたら美味しい…。ストレートでそのままグイグイいけました。

山澤さんが作ったお店に行くこと、そしてもし出来れば山澤さんとお会いすることを目標に札幌に来ましたが、無事2つとも願いは叶えられました。これで今年の札幌で思い残すことはないです。

次回はぜひ、山澤さんが焼いてくれた、あのギリギリまで水分量を保った絶品の淡海地鶏を食べに来たいです。

 

練馬鳥長 新潟