肉汁溢れる厚切りヒレかつ丼(とんかつ とんき 新発田店)

3ヶ月ぶりに新発田市へ行ってきました。ちょうどお昼頃用事が終わったので少し前にオープンして気になっていたスパイスカレー屋さんに行ってみたんですが、超絶混んでました…(駐車場に空きがない&道が狭くて停車して待てない)。

仕方がないので他の候補店にも行ってみたんですが、待ちが出ていたり臨時店休だったり…。うーん。夕方からの予定を考えると、ここであまり時間は使いたくない…。これはもう安定のあそこへ行ってみるしか。

というわけで「とんかつ とんき 新発田店」へ。こちらも駐車場が残り一台だったので危ないところでした。

 

厚切りヒレかつ丼

恒例の蓋乗せスタイル。蓋はカツの避難所になるので大事です。

 

蓋OFF

大きなヒレカツの塊が3つ!良い香りが漂ってきます。豚汁も美味しくてすぐ飲み切ってしまいました(お代わりは有料みたいです)。

 

上から

とりあえず俯瞰でも。

 

横から

そそり立つ岩山のようなヒレカツ!がぶりと噛み付くと肉汁が溢れまくります。タレも絶妙!やっぱり美味しいですね。

ただ、個人的にこちらのお店のご飯はちょっと柔らかすぎて苦手です。柔らかいというか水分多めでベシャってる感じ?もうちょっと固めに米粒が立つくらいに炊き上げてくれると良いんですが…。

 

おわりに

今回も美味しくいただきました。新発田市にはたまにしか来ないので機会は限られますが、数回のうち一回は食べに行きたくなるお店です。

 

安定の美味しさ「山椒の塩そば」(麺処 清水 南魚沼本店)

南魚沼で中途半端な時間(14:00以降)にお昼ご飯を食べることになったので、15:00まで営業している「麺処 清水」にラーメンを食べに行ってきました。時間帯的にガラ空きで、自分以外にお客さんはいませんでした。

久しぶりに通常の「塩ラーメン」系をオーダーするか券売機でしばし悩んだんですが、結局「山椒の塩そば」をオーダーしました。

 

山椒の塩そば

綺麗な麺線、透き通ったスープ。ビジュアル最高で気分が盛り上がります。盛り付けが一通り終わった後(たぶん。直接は見えない)、店員のお姉さんが大きなミルを使って山椒をゴリゴリ挽いてくれました。最初は「もっともっと!もっといくんだ!」て思いながら様子を窺っていたんですが、最後の方は正直「まだやるの!?」て心配になるくらい挽き倒してました。

スープは山椒ゴリゴリにもかかわらず絶妙な美味しさ。やはり「山椒の塩そば」にしておいて良かった…。

 

麺と具材

麺はコシのある細麺です。麺自体が美味。チャーシューはトロトロ、メンマは味染み。シンプルだけど満足できる具材たちです。特製的なものにしたことはないんだけど、あるのかな?今度券売機をよく見てみようと思います。

 

おわりに

ミシュラン新潟でビブグルマンにも掲載されたお店なんですが、お昼時(11:30-13:30)はいつも混んでいて駐車場が満車状態になっているものの、そこを外せば比較的入りやすい印象です。近くに公共交通機関もないので車での訪問が基本になりますし、大都市圏のように常に人が途切れず大行列とか売り切れ終了といったことがないのは、田舎の特権かもしれません。

お店的にも週末以外は昼しか営業していないので、今は比較的のんびりやっていくスタイルなのかな(かつては拡大路線だったのか、新潟県内に5つ支店がありました→今は1つだけ)。

 

爆弾デミハンバーグ定食(魚沼しあわせ和洋食堂 つばめの巣)

南魚沼市にある和洋食堂「つばめの巣」に、以前から気になっていたメニューを食べに行ってきました。平日13:00過ぎに到着したところ先客は3人のみ。空いていたためか一人でしたがテーブル席に通してもらい、ゆったり食事が出来ました。

オーダーは「爆弾デミハンバーグ定食」を!以前最初に「南魚沼本気丼」を食べにきた時から気になっていたメニューです。本当は前回訪問時にオーダーする予定だったんですが、その時はドリアがあったので、ついそっちに行ってしまったんですよね…(ドリア好き)。

 

爆弾デミハンバーグ定食(トリプル)

待つこと20分くらいで提供されました。爆弾デミハンバーグが3個!お皿に所狭しと乗っています。合計540gの超ボリュームメニュー!実はハンバーグの個数は選べるのですが、また次いつ食べに行けるか分からないので、とりあえずメニュー上の最大個数でオーダーしました。

 

肉塊モリモリ

ヤバい美味しそうすぎる。食べ切れるかな?て思ったんですが、ご飯とか他の物は後回しにしつつハンバーグを堪能することにしました。

 

溢れる肉汁!

ナイフを入れると肉汁が溢れまくります!え?これもったいなくない?どうやって食べればいちばん美味しく食べられるんだろう?いちいち切らずにかぶりつきかな?(ソースで口周りが大変なことになるので、かぶりつきは諦めました)。

付け合わせの野菜は素揚げしてあって、これまた美味。サクサク食べられました。結局ご飯以外は完食しました。

 

おわりに

とりあえずこちらのお店での心残りになる要素は払拭できました。とはいえ「南魚沼本気丼」はまだコンプリートしてないし、パスタとか他にも気になる美味しそうなメニューはいくつもあるので、また機会を見て訪れたいと思います。

 

 

「デミハンバーグチーズドリア丼」

前回食べたドリアです。悪魔合体的な美味しさでした。

 

絶品!白醤油ラーメン(貴の香)

新潟市西区小針に昨年オープンしたラーメン店「貴の香」に朝ラーに行ってきました。これまで何回かお店の前まで行ってるんですが、毎回駐車場が満車&店前大行列でスルー(通過)せざるを得ませんでした。今日は(休日にしては)ちょっと朝早く起きたんで、「今からだったら並ばずに入れるかも ⁉︎」と思い立ち、シャワーを浴びて速攻出かけました。こちらのお店、土日祝は朝7:00から営業してるんですよね。

お店の駐車場に到着したのは9:40頃。目論見通り駐車場はガラ空き。行列もありません。嬉々として店内に入ると「お好きな席にどうぞ」と。右手のテーブル席(4人掛け)に座りました。

メニューを見ると「中華そば」「熟成白醤油ラーメン」「熟成醤油ラーメン」のラーメン3種類と炒飯2種類のみ。塩は無いんか…。悩んだんですが「白醤油だったらスッキリで美味しいかも」と過去の経験から一縷の望みを掛け、オーダーしました。

 

熟成白醤油ラーメン

まず最初に言っておかなければならないことは、麺もスープ熱々!てことです。猫舌は油断厳禁・絶賛要注意。グラタンとかドリアほどではないですが、ラーメンにしてはかなり熱めだと思います。

スープはスッキリしていながらもコクがあるタイプ。好きなタイプです。美味。久しぶりに白醤油ラーメンを食べましたが予想を外れなかったですね。白醤油系はみんなこんな感じの味の傾向なのかな?熟成はした方が良いのかどうか分からないけれども。

 

麺と具材

チャーシュー、黒巻ナルト、玉葱みじん切り、水菜。メンマは無かった気がします。チャーシューは鶏2枚と豚1枚で、どちらも火は入っているものの脂感は強くなく、サッパリ食べられました。玉葱はスープにスッキリさを添えていて良いですね。シャキシャキした食感もいいアクセントになってます。水菜とナルトは普通。

 

貴の香 半炒飯

こちらのお店の二大看板の炒飯。せっかくなので半炒飯もつけました。優しい味なんですが、正直物足りないかな。名物は「雪崩式あんかけ炒飯」らしいんですが、次オーダーするかはちょっと考えちゃいますね。淡麗ラーメンと薄味炒飯の組み合わせはかなりパンチに欠けるので。まぁ、醤油ラーメンとセットならバランス取れるのかな?

 

おわりに

4人掛けのテーブル席は6卓あったんですが、10:00過ぎると一気に人が来て満席になりました。入り口入って左手の方にも席があるようなんですが、見ていないのでどれくらいの人数が収容できるのかは分かりません。10:20くらいに食べ終えて外に出ると、駐車場の空きも残り一台になっていて、お店の前には5人くらいが並んでいました。危うくまたスルーになるところでした。多分、通常時の営業時間が10:00〜なので、10:00くらいに早めのお昼ご飯を目指して来る人たちが多いのかもしれません。1時間くらい待って食べれば、食べ終えたらちょうどお昼時ですしね。

醤油ラーメンはあまり食指が動かないんですが、また土日祝に朝早く起きることがあって、10:00前に間に合うようなら食べに行きたいと思います。

 

肉汁溢れるグルメバーガー(SHOGUN BURGER park&cafe 魚津)

富山から新潟に帰る途中、魚津市にある「SHOGUN BURGER park & cafe 魚津」にショーグンバーガーを食べに行ってきました。

富山に行くようになってからずっと気になっていたグルメバーガーなんですが、他のお店の優先度が高く(昼飲みだったり氷見だったり)、富山市街のお店にはなかなか行くタイミングが合いませんでした。

「次回富山に来た時には絶対ショーグンバーガーに行こう」と思い、コンビニの駐車場で休憩がてら店舗検索をしていたところ、多少回り道にはなるものの途中にある魚津にお店が出来ているのを発見し、「今でしょ!」とばかりにPit Innしました(ちなみに店前には駐車場がないので、ちょっと迷いました=奥に広い駐車場があります)。

20:00前という時間でしたが自分の他にお客さんはおらず、「週末これで大丈夫?」と余計な心配をしながらオーダーを済ませました。テーブル席主体のお店で、カウンター近く以外は個室っぽい仕切られた席が多かったです。一人ですが無意味に個室風のテーブルに着きました。

 

SHOGUN BURGER の楽しみ方

席には「ショーグンバーガー」の食べ方の解説が置かれていました。半分くらいは食べ方とは関係ない内容ですが…。

オーダー時に呼び出しベルを渡されるので、鳴り出したらカウンターに取りに行きます。

 

トリプルチーズバーガー

せっかくなのでショーグンバーガー随一の肉々しいメニューをオーダーしました。野菜なし。バンズとパティ(肉)とチーズだけのモンスターバーガーです。お値段2,880円!

3枚入ったパティは、コレぞ肉!て食感と味、溢れる肉汁が美味しいです。チーズはチェダーがふんだんに使われていて。濃厚な味わいです。パティが熱々なので多少時間をかけて食べても固まることはなかったです。

 

ナイフ大きくない?

ぶっ刺さってるナイフ、柄がかなり大きい気が…。まぁおかげで抜きやすかったというのはありますが。

食べる時にはバンズを上から押さえつつナイフを抜き、紙に包んでギュッと押し潰してから食べました。

 

ショーグン様

バンズにはショーグンバーガーの焼き印が入ってました。

 

おわりに

初めてのショーグンバーガー、美味しかったです。お店は新潟と富山の間のちょうど良いところにあるのでこれからも帰りのディナーの候補店にしたいんですが、オープン2ヶ月目の日曜の夜なのに、お客さんがほとんど来ないのは大丈夫なのか…?と心配になりました。あと水の紙コップが小さすぎるのは難点かな。何度も注ぎに行くのメンドくさかったです。

ハンバーガーはダブル以上にすると2,000円を超えてしまうので、次からはシングルでオーダーしようかな。

 

エグ味の少ない優しいスープの「富山ブラック」(らーめん 誠や)

能作ファクトリーを見学した後、せっかくなら高岡にある「富山ブラックラーメン」のお店にも行ってみようと、お店を検索して伺いました。中途半端な時間だったんですが土日祝のみ通し営業(11:00〜21:00)してくれているので助かりました。

「らーめん 誠や」は富山県高岡市宝町、高岡市役所近くにあります。が。車で行こうとするとちょっと厄介かも(ぐるっと回される)。駐車場はお店の前に2台分とお店の向かって右隣にある砂利敷の駐車場に数台分ありました。

店内は木目調で厨房前のカウンター4席、小上がりが2卓、真ん中に向かい合わせに座る大きなテーブル席(間に仕切りあり)が12席ありました。入り口に券売機は無く、テーブルでオーダーするシステムです。

 

醤油らーめん(小)

オーダーは「醤油ラーメン」を小で。大は麺2玉、中は1.55玉、小は1玉だそうです。器がカッコイイ…。

スープは「富山ブラック」らしく黒いですが、一口飲んでみると…醤油のエグ味がない!むしろほんのり甘くて滋味のある味!これはちょっと予想外に美味しいぞ !? グイグイ飲んでしまいそうになりました。

 

麺と具材

麺は極太縮れ麺でした。これは自分が大好きなタイプ!しっかりスープを吸って色も付いています。食感もモチモチでジューシー!スープの優しい味と相乗効果で美味しさを爆上げしています。

具材は大きなロールチャーシュー1枚、メンマ、ネギ。チャーシューは箸でつまむとホロホロと崩れるくらい柔らかいですが、そこまで脂身も感じず美味しかったです。メンマ、ネギは普通。シンプルな組み合わせですがこのラーメンのスープと麺を最大限生かす構成になっているんだと思います。

 

おわりに

「富山ブラック」というと喉がヒリヒリするくらい醤油のエグ味を感じるようなイメージがあったんですが、こちらのお店の「富山ブラック」は全然そんな感じがなくて、むしろ深みのある優しい味でした。この味は好きかも。食べ終えてしばらくしても喉が異様に乾くようなこともありませんでした。

次に行った時には「富山ブラック」を中で頼むか、「塩ラーメン」を食べてみたいです(塩ラーメンには梅が入っていないか要確認)。

 

大行列を超えた先にある絶品海鮮丼(氷見魚市場食堂)

富山最終日のランチは、氷見港にある「氷見魚市場食堂」に行ってきました。昨年11月に行った際にはあまりの待ち人数に日和って姉妹店の「ひみ岸壁食堂」の方に鞍替えしてしまったんですが、やはり「魚市場食堂」のメニューは唯一無二だということが解ったので、今回は初志貫徹でリベンジです。

前回は11:00少し前に受付して先客50組待ち。今回は10:22に受付した時点で先客40組待ちでした。ホテルは前回より1時間早くチェックアウトしたんですが、大して変わりませんね。でもまぁこれは織り込み済み。発券機からチケットを受け取って車に戻り、メール呼び出しを登録後、Amazon Primeで映画「水曜日が消えた」を観ながら待ちます。

受付からちょうど1時間後、11:23にメール呼び出しがあった模様です。あった模様というのは、魚市場食堂のメール呼び出しシステムはEPARKというシステムを使っているんですが、iPhoneだとEPARK関連のメールは自動的に迷惑メールフォルダに入ってしまうので、リアルタイムで気付けなかったんですね。

メール呼び出し設定はしてもWebサイト版のEPARKサイトでリアルタイムに待ち人数も確認できるので、自分は映画はiPadで観つつ、iPhoneはリアルタイムで待ち人数を表示させていたため異変に気付けました(あれ?メール来ないのに待ち人数が10組切ったぞ?→10組前になると来るはずのメールが来てない→迷惑メールフォルダを確認してメール発見)。

ちなみにメール呼び出し登録した際のメールは普通に届いていて、呼び出しのメールだけ迷惑メールフォルダに入るという鬼畜仕様だったので、次回行く時も思い出して注意しておかないと…。

呼び出された後、お店の前でさらに待って、入店できたのは11:35でした。待ち時間1時間10分くらいなら全然OKかな。

 

タブレットオーダー

2年ぶりに来たら、タブレットが導入されてました。

 

売り切れのメニューも…

食べたかった「氷見浜丼・はんさ盛り」は売り切れだったので、次点の「やわやわ盛り」をオーダーしました。まぁ致し方ないか…。

 

漁師汁

小鍋に魚のあら汁が入っています。これが結構美味。特に寒い冬は身体に沁みます。

 

氷見浜丼定食・やわやわ盛り(普通盛り)

おぉ!鰤!(たぶん。魚の種類の説明はなかったです)。「はんさ盛り」より迫力は落ちますが、「やわやわ盛り」でも十分な量の魚を楽しめました。どれもキトキトで美味しい!

 

おわりに

今回も美味しくいただきました。ご飯の量がそんなに多くないので、ほぼお刺身メインな感じになりましたが、大満足です。

次回はもうちょっと早く訪問して「はんさ盛り」を狙っていきたいと思います。

 

受付終了(13:00で危ない)

食べ終えてお店を出た13:10時点で、整理券の配布は終了してました。今後も午後に行くのは危険ですね…。遅くとも11:30前には到着していたいかな。

 

 

以前食べた「はんさ盛り」

 

ひみ岸壁食堂

 

超贅沢!全国銘酒と新政の貴醸酒を飲み比べ(醍醐 富山店)

富山旅行2日目。2夜連続で「醍醐 富山店」へ行ってきました。今日は富山ナイト最終日なので、昼飲みも行かず、ホテルの最上階温泉風呂(半露天付き)とサウナに何度も入ってきっちり体調を整えて臨みました。

 

お通し

「白海老と昆布のお浸し」でした。油断すると白エビのトゲトゲが頬の内側に刺さってちょっと痛いです。

 

生ビール

温泉上がりのビールは格別です!湯上がりからちょっと間は空いたけど、ホテルからお店までは近距離(10分以内)なので、湯冷めせずにポカポカしたまま飲むビールは最高でした。

 

「AKABU」と「ロ万」

昨日飲んでいないお酒の中から気になっていたお酒をオーダーします。

 

赤武 純米吟醸 結の香

岩手県の赤武酒造の年一回の限定酒です。岩手県の酒米・結の香を50%まで磨いて醸しているお酒です。

味は最初甘め。ラストはスッと切れる感じ。フルーティで飲みやすいお酒でした。

 

ロ万 ZEROMAN 純米吟醸 生

福島県の花泉酒造が造っているお酒です。「ロ万」シリーズの新酒第一弾なので、名前にゼロを冠しています。今年のロ万はこれで行きますよ、という挨拶がわりの一本でしょうか。

味は、赤武より甘め。ロ万自体が甘め主体のシリーズなんですが、甘ったるいところまでは行かないギリギリのラインを攻めています。

 

痛風まっしぐら

お店の看板メニューです。写真右から「ニシン、カニ身と蟹味噌和え、椎茸」をコクのある甘味噌で敢えています。超絶品!

無限にお代わりできそうですが、体のことを考えると一日一回が限度かな…。でももし飲み友達と一緒に来たら、確実に一人一皿でオーダーすると思います(量的にも独り占めしたい)。

 

「豊盃」と「雪の茅舎」

次も東北系で。青森と秋田のお酒です。

 

豊盃 純米吟醸 豊盃米

青森県弘前市にある「三浦酒造株式会社」が造っているお酒です。豊盃はあまりハズレがないのであればつい頼んでしまいます。

今回の「純米吟醸 豊盃米」も旨味があれどもスッキリで飲みやすく、どこまででも飲めてしまいそうなお酒でした。

 

雪の茅舎 純米吟醸 生酒

秋田県由利本荘市にある「齋彌酒造店」が造っているお酒です。齋彌酒造店は創業1902年。現在まで122年も続いている老舗です。

雪の茅舎は、たまに辛口で「失敗した」と思う時もあるんですが、全般的には豊盃と同じ系統の味で美味しいはず。今回の「純米吟醸 生酒」も膨らみがありつつキレも良くて美味しく飲めました。

 

「天の戸」と「かろらかなり」

 

天の戸 美稲 精米80%

秋田県横手市にある「浅舞酒造株式会社」が造っているお酒です。なんだかどこかのフィギュアスケーターを彷彿とさせる社名ですね…(関係はない)。

後味に少し日本酒ぽさが残るタイプ。

 

かろらかなり 純米吟醸 生原酒

神奈川県厚木市にある「黄金井酒造」が造っている日本酒です。初めて見るラベルだったのでオーダーしてみました。軽やかに飲めるようにと低アルコール(12%)で仕上げたようですが、いうほど飲みやすいとは思えなかったかな。

 

「macho」と「火いら寿」

ここから先は、唎酒師の資格を持つ信頼できる店員さんにプロデュースをお願いしました(要するにお任せ)。昨日飲んでないレパートリーで出してくれました。

 

macho 純米生 雄町80

群馬県高崎市にある「牧野酒造」が造っているお酒です。このmacho(マッチョ)シリーズはどれもこれも精米歩合80%以上で造っているのに(マスクマンシリーズだけ70%)、しっかり美味しく仕上げてくる驚異的なお酒です。machoだけにどのお酒もキレ良く仕上げているようで、さっぱり飲めます。

今回飲んだのは新酒の生酒Ver.。かなりの発泡系で開栓注意の札も付いています。味はグレープフルーツのような爽やかさで、微発泡と相まって非常に美味しかったです。

 

黒龍 火いら寿

福井県にある「黒龍酒造株式会社」が造っているお酒です。純米大吟醸酒の生酒最高峰にして、年一回しか出荷されない限定品。味は、絹を飲むようななめらかな美味しさ。久しぶりに飲みましたが、流石としか言いようがないです。

 

「花陽浴」飲み比べ

埼玉県羽生市にある「南陽酒造」が造っているお酒です。昔はとても好きだったんですが、だんだん甘ったるく感じるようになって、近年はお店に置いてあってもオーダーしないことが増えてました(昨今超絶レア酒なので、そもそもあんまりお店に置いてありませんが)。

 

花陽浴 純米吟醸 山田錦おりがらみ

思ったほど甘くない!あれ?こんなに美味しかったっけ?

 

花陽浴 純米吟醸 八反錦

こちらも甘ったるくなくてバランスの良い味!花陽浴、ちょっと見直したかも。

 

「新政 貴醸酒」飲み比べ

なんていうか…。怒涛の飲み比べが来ました。特に左端の「見えざるピンクのユニコーン」なんて、存在自体初めて知りました。

 

新政 陽乃鳥

通常の貴醸酒。たまに見かけるラベルです。「新政で最も甘口のお酒です」とラベルに書かれていますが、甘ったるいといった感じではなく上品な甘さです。

 

新政 紫八咫

前年の「陽乃鳥」を使って再仕込みした貴醸酒。通常の貴醸酒は水の代わりに日本酒を使って仕込むのですが、この「紫八咫」は貴醸酒を使って仕込んだ貴醸酒という、ダブル貴醸酒仕様になってます。水の代わりに日本酒を使うだけでもコストがかかってるのに、そうやって仕込んだ貴醸酒をさらに仕込みに使うという超豪華仕様。

味は、貴醸酒×貴醸酒で甘みが強いかと思いきや、コクは深いものの甘ったるくはないです。むしろラストはちょっとスッキリ!? 良いもの飲ませていただきました。

 

見えざるピンクのユニコーン

新政の貴醸酒の最高峰。純米大吟醸出品酒と同じ造りで、秋田県産米のみを使って造られているお酒です。新政の中で最も手の込んだ造り方をされる「Astral Plateau」3部作の中のひとつ(他には「農民藝術概論」「異端教祖株式会社」がある)。

味は、マスカット!爽やかな酸味もありつつ、甘すぎず渋みも感じます。飲み進めていくうちに味の深みが変わっていきます。これは…唯一無二の味かも。

 

お造り

せっかく富山に飲みに来たのにキトキトのお刺身を食べてないことに気づき、オーダーしました。ホントは今このタイミングじゃないってことは十分解ってはいるんですが…(後述)。

でも「さすが富山!」と言いたくなるような絶品のお刺身でした。正直、新潟の居酒屋より富山の居酒屋の方がお刺身のレベルは高いと思う…。

 

「飛露喜」と「蒼空」

新政の貴醸酒は、お刺身とはめちゃくちゃ合いません…。解っちゃいたけど頼んじゃったんで、店員さんに理由を告げて「お刺身に合う日本酒」をお願いしました。

飛露喜 純米吟醸

福島県の「廣木酒造本店」で造られているお酒です。確かに自分で選んでもお刺身にはこれかな、ていうちょうど良い美味しさの日本酒です。純米大吟醸クラスになってくるとまた違いますが。店員さん、ナイスチョイス!

味はサッパリベースかつ少し膨らみのある旨味。お刺身の味を邪魔するような甘さはなく、かといってお醤油に負けてしまうような味の薄さもない。中庸で旨口寄りのバランスの良いお酒です。

 

蒼空 純米酒

京都市の伏見区にある「藤岡酒造」で造られているお酒です。こちらも飛露喜と似た傾向のお酒です。軽やかで食中酒向き。ただ、自分的には飛露喜の方がバランス的に好きでした。

 

しじみ汁

お会計をお願いすると出してくれます。飲み疲れた?胃にじんわり沁み入ります。〆にはこういうのが良いですね。

 

おわりに

今回の旅でも、日本酒とアテを満喫しました!特に2日目の新政は、とてもじゃないけど普通飲めないシリーズをいただけてむしろ恐縮しました。

こちらのお店に行くためだけに富山に来ていると言っても過言ではないです。今年も出来ればシーズンごとにお邪魔したいと思います。

 

富山駅前にある、超絶時間のかかるお好み焼き屋(ぼてやん多奈加)

いつか行ってみたいと思っていた富山駅近くにあるお好み焼き屋「ぼてやん多奈加」に行ってきました。2024年2月時点で食べログの評価点3.65、お好み焼き百名店2023も受賞しているお店です。

「常に大行列」「並んでから食べ始めるまで1時間以上かかる」と言われており、何度か店頭まで行ったことはあるものの待ち人数の多さに諦めていました。ただ「このままだと一生行かないな…」と思い、今回は長時間の並び覚悟で気合を入れて行ってきました。

宿で惰眠を貪り、遅いお昼ご飯のため店に出向いたのは15:00前(温泉&サウナが気持ち良すぎる)。ウェイティングリストが店頭にあるので記名して待ちます。飲食店のアイドルタイムですが、この時点でも自分より前に10人待ちでした。朝から何も食べてないのでさすがにお腹空いた…。

自分が記名してすぐ3人組、2人組が入店したので「残り5人!これは幸先良いかも」と思ったものの、そこから一切動かず…。結局入店してオーダー出来たのは16:20。並び始めてから一時間半近くかかりました(ここで終わりじゃない)。お好み焼きの種類は肉とかイカとか海老とか数種類あったんですが、全部入りの「お好み焼き MIX」をオーダーしました。

 

注意書き

メニューの裏表紙にも時間がかかる旨明記されています。確か店頭にも同じ文言の貼り紙だったか何かがあった気がします。焼き上がりまで40分か…。

 

独特な形状のお好み焼き

カウンター目の前の鉄板ではお好み焼きがガンガン焼かれていきます。最初は普通に生地を丸く伸ばしていくんですが、

 

最後は全部直方体に!ある時点を超えるとめちゃくちゃ手早く長方形に畳んでいきます。その手捌きは芸術級。

 

生ビール(大)

本当はお好み焼きが出てきてからオーダーしようと思ってたんですが、手持ち無沙汰になり、20分経過した時点で先に飲みながら待つことにしました。この後もかなり時間がかかったので、生大にしておいて正解でした。

 

完成形・お好み焼き(ミックス玉)

結局提供されたのは17:10過ぎ。オーダーしてからも50分待ちました。ここまでトータル2時間以上かかっています。何これアトラクション?

お好み焼きMIXには豚・イカ・海老が入っているんですが、海老とイカはサイズ小さめ。スーパーでよく見かける冷凍物(シーフードミックス)のような気もします。

味は、とにかくマヨネーズ!マヨネーズの海の中にお好み焼きがある感じ。マヨネーズの量が半端なかったです。そしてそのマヨネーズがクドくて甘ったるい!最初の3切れ食べて「これはちょっと食べ切るの無理かも」と思い始めました。マヨネーズに酸味が残ってればもうちょっと美味しく感じたかもしれませんが、ただただ甘い…。卓上には味変用の調味料は皆無です。せめておたふくソースとかお好み焼き用のソースがあればもうちょっとマシな味に出来たのに…。あと七味とかもほしい。

 

もはや苦行と化したマヨネーズの塊お好み焼きを黙々と食しました。クド甘さがあまりにも辛かったため、気を紛らわすために全く興味のないアメリカ大統領選の考察記事とかスマホで読みながら、心を無にして食べ切りました。

 

おわりに

何でこんな人気があるのか自分には全然分からないんですが、好きな人には好きな味なんでしょう。持ち帰りを取りにきていた人がオーダーを店員さんに復唱されていましたが、「マヨネーズ大盛り」なんて単語が出ていました。正気か?

久々に大ハズレを引いてしまいました。やはり人の評価なんてアテになりませんね…。もうちょっと味について詳しくリサーチしてから行くべきでした(マヨネーズのクドさに言及している記事も複数ありました)。マヨネーズ以外にほとんど印象はないんですが、試しにマヨネーズをこそぎ落として食べてみたお好み焼きも、別に特段美味しいわけでもありませんでした。

残念ながら自分の味覚とは相容れなかったようです。もし待ち時間が一切無かったとしても、再訪はしないと思います。

 

北陸随一の銘酒居酒屋で全国のプレミアム日本酒を堪能(醍醐 富山店)

今回の富山旅行のメイン、銘酒居酒屋「醍醐 富山店」に日本酒を飲みに行ってきました。どのくらいメインかというと、こちらのお店の予約が取れなければ富山に旅行に行かないくらいのレベルです(毎回)。

 

お通し

これは普通だったかな。

 

「荷札酒」飲み比べ

新潟県内では手に入らない新潟酒からスタートです。荷札酒、相変わらず美味しい…。

 

槽場汲み 純米大吟醸

淡麗でシュッとした味。シュワシュワ感はあまりなかったかな。

 

酒未来 しぼりたて

酒未来にしては甘ったるすぎず、バランスの良い味。

 

「たかちよ」飲み比べ

次は目に留まった新潟酒「Takachiyo」へ。この2本は弥彦神社の近くにある酒屋さんで昔入手して美味しかった記憶があります。

AI IPPON

新潟県が開発した酒米「一本〆(五百万石×豊盃)」と「愛山」をブレンドし、扁平精米方式59%磨きで造っているお酒です。

味は、甘すぎず旨味しっかり。酒蔵としては葡萄を意識して造ったようですが、なるほどと思える味です。

 

愛山

ジューシーなんだけど、後半ちょっと甘みが強いかな。

 

若鶏の唐揚げ

サクフワ!

 

「田酒」飲み比べ

店員さんに田酒を2種類お任せで頼んだら、「善知鳥」と「純米大吟醸 山廃」を出してくれました!いきなりの超豪華飲み比べです!どちらも美味しいんですが、「善知鳥」は流石ですね…。久しぶりに飲んだけどやはり美味しいです。確か「善知鳥」自体にもいくつか種類があった気がするので、いつか飲み比べてみたい…。

 

「而今」飲み比べ

入手困難酒(田酒もそうだけど)「而今」を飲み比べで!しかも一つは「酒未来 生」です。いや美味しい…。特別純米も生酒なので生酒飲み比べでしたが、やはり酒未来の方が圧倒的に美味しかったです(贅沢病)。

 

「鍋島」飲み比べ

そしてこれまた入手困難酒に仲間入りした「鍋島」を。どちらもあまり見ない酒米を使用しています。

 

鍋島 特別純米酒クラシック 白菊

使用されている酒米「白菊」は雄町系統の酒米「菊水」と「巴神力」を掛け合わせて造られたもので、戦前愛知県で盛んに生産されていたものの、戦後になってほとんど生産されなくなった酒米だとか。それを岡山県にある「白菊酒造」が執念で復活させたそうです。60%精米。

味は、あまり膨らみがなくて、なんだろう、後味に苦味を感じる…?ちょっと微妙に感じました。

 

鍋島 純米大吟醸 短稈渡船

こちらも希少米「短稈渡船」を使っています。「短稈渡船」は「山田錦」の直接の父系統にあたる酒米で、「短稈渡船」と「山田穂」を掛け合わせて「山田錦」が誕生しています。以前はかなり珍しい酒米だったんですが、ここ何年かでよく見かけるようになってきました。

味は膨らみのある感じで、フルーティ。キレも悪くなく、飲みやすいお酒です。

 

おわりに

荷札酒、田酒、而今、鍋島と何だかんだで有名どころを堪能しました。合計10種類はちょっと予定より少なかったかな。まぁ昼からぐでんぐでんに飲んでますからね…。ホッピー爆弾とか。

それより記事を書いていて驚いたのは、アテを一皿しか頼んでなかったってこと。確かに昼飲みでもそれなりに食べてはいたけれど…。さすがにお店に悪いかもと思ったので、明日はもうちょっとオーダーしたいと思います(明日も予約済)。

 

ミシュラン一つ星を獲得した大将が新たに立ち上げた立ち喰い鮨(立ち喰い鮨 人人)

富山旅行の初日、最初のお店は富山市一番町にある「鮨 人人」へ。14:30過ぎに遅めのランチに伺いました。こちらのお店は2021年にミシュランで一つ星を獲得した「鮨人」というお店の木村大将が、2023年6月に「鮨人」を閉めて(休業かもしれません)新たにオープンした立ち喰い鮨のお店です。ミシュランを獲得したお店のお鮨が8貫3,800円〜リーズナブルに食べられるとあって、オープンから気になっていたお店です。

お店の場所は大和 富山店の道を挟んで反対側。最寄駅の富山地鉄・グランドプラザ前からは徒歩1分くらいです。

店内は1階はカウンターとハイテーブルの立ち喰い、2階には座敷があります。15,000円の「鮨人コース(鮨+料理)」にすると、カウンターにはハイスツールが用意され、座って食べることが出来ます。それだけ時間がかかるってことなんでしょう。

 

ハイボール

宿から20分くらい歩いてきたので、まずはサッパリするハイボールから。写真の色を見ると分かるかもしれませんが、ちょっと濃いめです(嬉)。

 

8貫3,800円のコース

初めて行くお店なので、まずはお手並み拝見。いちばん安いコースを頼んで、美味しかったら追加することにしました。

 

甘海老と白海老

挨拶がわりは「富山の白海老」から。紅白セットです。ネットリしていて濃い味わい。

 

アオリイカ

こちらも濃厚!どれだけ寝かせてるのかな?

 

茶碗蒸し

お店のスペシャリテは「梅茶碗蒸し」なんですが、自分が梅を苦手としているので梅抜きで出してもらえました。普通に美味しい。

 

足の部分かな?これは普通。

 

鱒の押し鮨

大将こだわりの製法で作り、寝かせた「鱒寿司」です。今日のは2日目なんだとか。これも味は普通かな。生っぽさが抜けていい感じなのは確かなんですが。

 

なごり鰤と鰆

なごりの意味がイマイチ分かりませんでしたが、旬は終わったってことなのかな?普通に美味しかったです。鰆は焼きが入ってますがこれは焼かないのを食べてみたかったかな。

赤だしの味噌汁

赤だしはいつ飲んでも美味しい。

 

クロムツの巻き寿司

こちらの炙りは風味が濃縮されていて、いい感じでした。

 

4貫3,000円(追加分)

美味しかったので追加してみたんですが、4貫いっぺんに出てきました。これはこれで斬新。

左から「マグロ、かます、鰯、鰤トロ」だそうです。うん、まぁ美味しいけれども。

 

おわりに

木村大将はお鮨を独学で始められたそうです。握り方も独特で、すごく少ない手数で握っている印象を受けました。その割にシャリとネタはきちんとまとまっています。シャリは砂糖を使わず赤酢のみで仕上げているそうで、全体的に味はスッキリしていました。

難点というかそれが本来の「立ち喰い鮨」とも言えるんでしょうけど、とにかく提供が早かったです。追加分まで含めて30分くらいだったんじゃないかな?最初はお弟子さんが握っていたんですが、カウンターが埋まると大将が出てきてパパパパパっと全員に握っていきました。

「鮨人」の時代も昼夜2回転の60席をほぼ大将一人で握っていたという話もあるので、スピード重視は昔からなんでしょう。他のお客さんにですが「自分、せっかちなんですよね〜。でも握りはちゃんと握ってますから!」て言っているのが聞こえてきました。

現在は11:00〜0:00まで通しで営業しているようなので、フラっと寄ってサッと食べて次に行く、みたいな粋な使い方が合っていそうなお店でした。

 

濃淡塩らぁめんを特製トッピングで(麺屋 来味)

新潟市東区にある「麺屋 来味」にランチに行ってきました。こちらのお店は何を食べても手堅く美味しい上に、独創的な新規メニューの開拓にも余念のないお店です。

今回は久々の訪問だったので、お店の看板メニュー「濃淡塩らぁめん」を特製(トッピング3種)でいただきました。

 

濃淡塩らぁ麺+トッピング3種

具材がモリモリでスープが見えませんが、透明ではなくちょっと濁った感じです。でも味はしっかりとコクを感じながらもスッキリ系。「濃淡」とはよく名付けたものです。

特製のトッピング3種は「味玉」「チャーシュー2枚」「半岩海苔」だったと思いマス…。

 

麺と具材

麺は丸中細麺。噛み応えのあるタイプです。具材はチャーシュー(2枚増量)、味玉(トッピング)、岩海苔(トッピング)、メンマ、木耳、お麩?。

チャーシューは柔らかくトロトロタイプ。箸でつまむと分離していきます。味玉は半熟ながら結構しっかり目の味付け。岩海苔はスープにしっかり浸して食べないとあっという間に口内の水分を奪い去っていきます…。メンマは幅広と細切りの2種類が入ってました。珍しい組み合わせです。木耳は2切れでしたがあるだけでも嬉しい(木耳好き)。

全体的にボリューミーな盛り付けでした。

 

おわりに

相当久しぶりの訪問(1年半くらい?)だったためスタンダードな塩ラーメンをいただきましたが、やはり美味しかったです。県内あちこちで塩ラーメンを食べていますが、自分の中ではこちらのお店がベンチマーク的なお店になってます(ここより美味しかったら美味しいお店認定)。

ベンチマークとはいえレベルは高いと思いますし、いつ来ても何を食べても美味しいという鉄板の安定性は、なかなか他のお店ではないかもしれません。

また基本の味を忘れそうになったら、お邪魔したいと思います。

 

独創的なラーメン

 

はじめての「焼きかつ丼」(日本橋とんかつ 一 はなれ)

帰りの新幹線に乗る前に、晩ご飯を食べに日本橋にある「日本橋とんかつ 一 はなれ」に行ってきました。お目当ては「焼きかつ丼」。厚切りのとんかつが卵にとじられずに載ってるタイプのかつ丼です。BARで昼飲みしながら調べたところ、お店の最寄駅は三越前だったので、銀座駅から地下鉄に乗って向かいました。

お店の隣には天丼で有名な「金子半之助 本店」もあって、実は並びがなかったらそちらに行こうかとも思っていたんですが、17:00過ぎの時点でも警備員が出るくらいの大行列になってました。見込みが甘かったです…。

おかげでというか何というか、「日本橋とんかつ 一 はなれ」の方は一切並び無し。すぐに入れました。新幹線の発車予定時刻まで2時間くらいしかなかったのでありがたいです。

店内はカウンター席のみで椅子は固定式。店内が空いていても端から順番に席に詰め込む方式でした(なのでL字型カウンターの長片側に人が集中していました)。

オーダーは店外で聞かれるスタイルです。自分が行った時は並びがなかったので引き戸を開けて店内に入ろうとしたんですが、店員さんに外で待つように言われ、外でオーダーを聞かれました。そしてそのまましばらく待ってから店内に案内されるという…。店内結構空いてたのにな。片付けとかしていたわけじゃなさそうだし。ただ、端から詰め込む方式を徹底するならそういう風になるのかも。

 

厚切り焼きかつ丼

提供はオーダーしてから40分くらいかかっていたような気がします。新幹線に乗る前に荷物預かりからスーツケースも回収しなければならないので、ちょっとヒヤヒヤしながら待ってました。

とんかつは…ガッツリ厚い!最初からこのスタイルで提供されます(自分で一切れ立てたわけじゃないです)。

かつ丼の他にサラダと赤出汁、漬物がついてきました。

 

とんかつアップ

厚みもあるし衣も剥がれてないし、キレイなとんかつです。卵はとんかつの下に敷き詰められていました。

 

上から

せっかくなので角度を変えて。厚みがたまりません。

肝心の味なんですが…イマイチ?とんかつ(肉)自体は美味しい方だと思うんですが、衣(ていうかかかっているつゆ?)と卵の味がイマイチ。ていうことは出汁の味がイマイチなのかな?何かパンチが弱い味付けでした。

 

おわりに

17:30くらいに入店したと思うんですが、提供されたのは18:10頃。揚げ時間が40分くらいかかってました。厚さ的には妥当な時間だと思うんですが、新幹線の時間が迫ってきてちょっと焦りました。自分の計画ミスです。並んでいなくてもオーダーから食べ終わるまで、最短1時間半は見ておいた方がよいかも。

待ち時間に調べたところ、地下鉄に乗っても歩いても東京駅までの時間は変わらないことが判明したため、食べ終えた後はお店から八重洲口まで歩きました。

「焼きかつ丼」はちょっとイマイチな味でしたが、この厚みで「とんかつ定食」だったらきっと美味しいんじゃないかと思ったので、また東京駅近くでご飯を食べる機会があったら、今度は「とんかつ定食」を食べに行きたいと思います。東京駅から徒歩で行ける範囲なことも分かりましたし。

 

銀座のカウンター鮨で味わう、一万円で20品超のお得なランチコース(鮨 いつつ)

新潟に帰る途中、東京で途中下車して銀座三丁目にある「鮨 いつつ」にランチに行ってきました。「鮨 いつつ」の昼の部は「おまかせランチコース 11,000円(税込)」のみで、鮨と小料理20品目以上が提供されるようです(公式サイトより)。このお値段でその皿数はかなりお得なんじゃないかと、期待して訪問しました。なお完全予約制なので事前予約が必要です。

店内はカウンター12席のみ。2名の板前さんが半分ずつ担当する感じです。調理補助やドリンク・フロア担当の方もいて、6人くらいで回している印象です。席の間隔はそれなり。ハイスツールから降りる時に隣の人と干渉することはないくらい。

 

おつまみ

最近よくある「つまみ」と「鮨」を交互に出すスタイルではなく、最初に何品かつまんでからお鮨へ、という王道スタイルでした。

 

三陸産のわかめ

一品目。ポン酢につけて食べます。しっかりした味と相まって美味。

 

湯葉真丈

汲み上げ湯葉?つるんとしてます。普通に美味しい。

 

長崎の赤ナマコ

コリコリ固めの食感。味的には微妙(ナマコ自体そう思ってます。嫌いじゃないけど)。酢が酸っぱ過ぎずちょうど良い感じでした。

 

お刺身

左下から軽く炙った「トロ鰆(三重県・答志島のブランド鯖。独占名称だそうです)」、北海道の「つぶ貝」、京都の「メジマグロ」。

トロ鰆は脂が乗っていて美味!つぶ貝は食感絶妙。メジマグロは甘みがあって美味しかったです。

 

ズワイガニの蟹味噌の茶碗蒸し

餡の出汁が美味しくて、茶碗蒸しの味も濃厚!

 

太刀魚の天ぷら

ホクホクでサクフワ!控えめに言って最高!藻塩も良い味。

 

あん肝の奈良漬添え

濃厚なあん肝に奈良漬の甘みと山葵のサッパリさが異様に合う!これは絶品!

 

ハリハリ漬け

パリッとした味。サッパリします。

 

蛤 酒蒸し

ハンパない弾力!噛めば噛むほど旨味が出てきました。これはスゴイ!

 

お鮨

 

いさき

肉厚ですが、包丁がきちんと入っていて食べやすかったです。味ももちろん美味。

 

すみいか

口の中で解ける!上にかかっている塩加減もバッチリ!

 

小肌

〆具合がちょうど良い感じ。

帆立

肉厚だけど柔らかい!ホタテの身ってこんなに大きかったっけ?て思いました。

 

かます

炙り入っててトロけます。写真を撮っていたためか、わざわざ包まずに出してくれる心遣いが嬉しいですね。

 

赤身の漬け

じっくり味が染み込んでます。濃厚!

 

車海老

めちゃくちゃボリューミー!肉厚!ゴージャス!

 

どこまでも爽やか!サッパリ食べられました。上に乗っている緑のは何だろう?爽やかさの秘訣のような気がするんですよね。

 

黒ムツ

一転して濃厚な旨味。

トロタク巻

沢庵は苦手なんですが、「ひょっとしたら美味しいかも」と思い、敢えて最初に苦手指定せずに任せてみました(トロタクが出てくる可能性があることはネットで下調べして知っていました)。

結果、大満足!これは美味しい!沢庵が漬物っぽくない!ネギトロとの相性もバッチリです。

 

穴子

隠し味の柚子粉が絶妙でした。

 

玉子焼き

フルフル!カウンターに置かれた振動で揺れます。微かな甘みもまた良し。

 

干瓢巻き

じっくり味を染み込ませた干瓢が美味!

 

赤出汁

ほっこりする味。

 

デザート

今が旬の苺。種類は聞き忘れましたが美味しかったです。

 

おわりに

手の込んだおつまみ9種、江戸前鮨11貫、その他4品(玉子焼き、干瓢巻き、赤出汁、苺)の合計24品で11,000円は破格のお値段だと思いました。超絶高コスパ!そして何より全部美味しい!これは良いお店を見つけました。

ランチコースは土日祝のみしかやっていないようですが、夜も同じ11,000円で同様のコースをやっているようです(月曜は休み)。ていうことはランチが夜の廉価版ていう位置付けなんじゃなくて、昼でも夜でも変わらず全力で提供しているってことですね。素晴らしい!

お好みは無く、コースの内容は季節ごとに変わると思われるため、季節の巡りに合わせてぜひまた食べに来たいと思えるお店でした。