今日の〆は赤坂にある日本酒バル「CHILL LABO AKASAKA」に行ってきました。こちらのお店は「日本酒を飲み比べて好きな味を見つけてほしい」「日本酒を好きになってほしい」という思いで営業されていて、時間単位課金でお店(店員さん)のおススメする日本酒が飲み比べ放題というシステムになっています(最初の一時間は3,000円。以降一時間毎に1,000円加算)。
日本酒は好きな味の傾向を伝えたら後は基本お任せなので、冷蔵庫を見て銘柄等を指定することは出来ません(多分。常連さんについては知らないけど)。
ただ、自分で選ぶとなると知っているお酒や同じ傾向ばかり頼んでしまいがちなので、ディープな日本酒好きとしてはむしろ日本酒に詳しい人に選んでもらう方が良いというか。まだ見ぬ新しい出会いに期待できるので。
お店への通路

路地をちょっと入った奥のビルにあります。路地沿いに看板は出ているので近くまで行けばわかりやすいです。ちなみにお店はビルの2階にあり、1階は別のお店です。
店舗入り口

ガラスの方のドアが入り口です。店内は以外と広めでした。コの字型のカウンター席とソファーのテーブル席があります。自分はカウンター席に通されましたが、席間は窮屈ではないものの寛げるとまではいかない感じでした。
「光栄菊」飲み比べ


店員さんから好みを聞かれたため「爽やかフルーティ系でお願いします」と言ったところ、「光栄菊」がやってきました。飲んだことある銘柄で、確かに爽やかだった印象があるお酒なんですが、こういう字体の漢字のラベルって結構昔ながらの日本酒度強めな場合があるんですよね…。まぁ、量少なめでお願いしたのでイマイチだったら水で流し込めば良いか、と思って飲んだら、これまた美味!爽やかでグレープフルーツぽさが全開でした。まさにドンピシャ!これはこの店員さん、実力は確かだ!て思いました。
光栄菊 Sukai 2024 清海 特別純米 生酒
柑橘系のフレッシュな香り立ちと風味。ちょい甘みもありながらラストはちょっと渋みを感じるのでキュッと締まります。光栄菊ってこんなに美味しかったっけ?て思いました。
光栄菊 SNOW CRESCENT 2024 無濾過生原酒
青リンゴ系の酸味と爽やかさ。どこまでも爽やか!美味しすぎました。
留意点
オーダーごとのグラス交換はしないので、ボトルで出てくる水で洗って次を待つ必要があります。飲み過ぎ防止にもなるので、これはこれで良いかと(高級酒でなければ)。
「楽器政宗」と「文佳人」


「楽器正宗」はたまに飲むけど、この色のラベルのは初めてかも。「文佳人」はこれまた字体が…。しかも土佐のお酒…。スッキリは良いとして爽やかなのかは疑問が残りつつ飲みました。
楽器正宗 本醸造 生詰
本醸造なのになんでこんなにスッキリ爽やかなんだろうと思ったら、裏ラベルに「風味を生かすため無濾過無加水で仕上げています」て書かれてました。やるな!楽器正宗。
文佳人 純米吟醸 土佐麗
すいませんでした!!! 土佐=酔鯨に代表されるようなキレッキレの辛口酒のイメージがあったんですが、これは美味しかった!店員さん、ホンマ日本酒よう知っとるわ…。
「森嶋」と「寒菊」


ここに来ての「森嶋」!しかも純米大吟醸!これはスゴいラインナップ。「寒菊」のこのラベルは多分飲んだことないお酒。
森嶋 彗星 純米大吟醸 無濾過生原酒
北海道産の酒米「彗星」を使った、森嶋シリーズ5年目の新酒です。味はまさにグレープフルーツ!ジューシーかつフルーティ。これは美味しくないわけがない!
寒菊 晴日 純米大吟醸 Special Yell
酸味より甘みが微妙に勝る感じなんだけど、バランスが良くて飲みやすかったです。美味。
ソーセージ盛り合わせ

皮パリッパリでジューシー!
「あたごのまつ」飲み比べ


近くのお客さんのところに出ていた蛍光ピンクっぽいラベルが気になったので「次あれをお願いします」て頼んだら、「あたごのまつ」の春酒でした。同時に提供されたのも「あたごのまつ」の鮮烈辛口。さすが「飲み比べ放題」です(最初から2本セット=飲み比べ方式で提供されてました)。
あたごのまつ 鮮烈辛口 本醸造
本醸造なんだけど、嫌なエグ味はなかったかな。スイっと飲める感じ。
あたごのまつ はるこい 純米吟醸
他の席に出ていたのを見て「これ飲みたい」とオーダーしました。こちらの方を先にオーダーして、「あたごのまつ、飲み比べできますか?」と聞いてみたら「鮮烈辛口」とセットで出てきた気がします。
桜色の春酒で、赤色酵母を使用して色を出している模様。ピンクの色味ながら甘ったるくはなく、酸味と甘さのバランスがとても良く取れているにごり酒です。美味。
「豊能梅」と「」


どちらも飲んだことのないラベルです。
豊能梅 うめ子の秘密 純米吟醸 おりがらみ生
高知県香南市にある「高木酒造株式会社」が造っているお酒です。南国フルーツっぽい味なんですが、ちょいとモッタリした感じも受けました。
千代緑 純米大吟醸 MS3 無加圧甕口
秋田県大仙市にある「奥田酒造店」が造っているお酒です。ちょっと日本酒っぽさが強くて苦手な味でした。
「加茂金秀」と「南」


「加茂金秀」のこのラベルは飲んだことないかな。「南」の純米大吟醸は飲んだことあるけど、このラベルじゃなかった気がします。
加茂金秀 桜吹雪 特別純米 うすにごり 生
結構さっぱりしていて甘味はあまりなかった気がします。酸味の方が立ってたかな。
南 純米大吟醸 安結
シュッとしたキレの良いお酒。高知っぽい!ラベルの「安結」は「あゆ」と読み、南酒造場が仕込み水で使っている安田川は「鮎」の名産地でもあるそうで、そこから音を取って名付けたらしいです。
合鴨ロース

あれば食べたい「合鴨」。しっとり味染み。
「直江杉」と「田酒」


直江杉 純米吟醸 新酒 しぼりたて 生
山形県長井市のお酒。知らなんだ…。キレのある旨口?後味にちょっと苦味を感じるかも。
田酒 特別純米酒
美味しくないわけじゃないんだけど、このランクの田酒だと普通の美味しさかな。
「日高見」と「Maison Aoi」


どちらも飲んだことないラベルです。
日高見 純米大吟醸 助六初桜
宮城県石巻市の平孝酒造で造られているお酒「日高見」の春の限定酒。1等級以上の山田錦を45%まで磨いて造っています。穏やかな良い香り立ち。味も穏やかなサッパリ系。
日高見社長の平井氏はお鮨が相当好きらしく、江戸前鮨との相性を重視した味わいになっているようです。裏ラベルには蔵元オススメのこのお酒に合う春の江戸前鮨8貫「子持ちやりいか・鯵・春子鯛・ますのすけ・みる貝・とり貝・赤身づけ・シャコ」が描かれています。石巻前じゃないんだ…。
Maison Aoi Untitled01, 2025
新潟県長岡市にある葵酒造が造っているお酒です(この蔵元は初めて知りました!)。銘柄の「Untitled」は、葵酒造の今後の酒質を追求するため、さまざまな酒質のお酒を極少量生産したものにつけられている銘柄名だそうです。「まだ名前はない(継続生産するかも分からない)」といったところでしょうか。→アート作品等で見られるタイトル名で、あえてタイトルをつけずに「受け手の印象に任せる」という意図があるようです。日本酒らしからぬシャレオツなタイトルですね。2024年から始動した若手チームが立ち上げた新しいブランド「Maison Aoi」がリリースする一形態だそうです。ワイン意識しすぎですから!
味は、最初サラリとした香り、飲み口に感じたんですが、温度帯が上がってくると(時間が経つと)少し濃厚な甘さが顔を出します。ナニコレちょっと不思議。
「産土」と「新政」


言わずと知れた人気銘柄2本。このランクまで飲み放題(正確には飲み比べ放題)に入ってくるとは!よく飲む銘柄ではありますが、やはり美味しさは折り紙付きですね。
この2本にあまりにも満足したのと、ラストオーダーの時間も近かったので、本日はこれにて終了しました。いやー、飲み倒しました!大満足。
おわりに

結局19:30スタートで22:30終わり(自分のラストオーダーは22:15くらい)だったから、3時間5,000円で18種類も飲めました!しかもほとんどハズレなし!店員さんの選球眼、神ってます。「さっぱりフルーティ」って好みだけで、ここまでドンピシャなお酒を提供できるものなのか!凄すぎます。
これはもう、今後中途半端な日本酒飲み放題には行けませんね…。早くも『2025 行って良かったお店ランキング』最上位クラスにランキングされました。東京ではマストな日本酒バルだと思います。来月の「東京飲んだくれツアー」でぜひ飲み友達に紹介したい(自分も行きたい)と思います。