静岡の友人と新年会を開催しました。友人は明日も仕事なので、今日は軽めに行こうということで、明日の本番に備えて「プレ新年会」にしました。
生ビール
新幹線で2缶ほど飲みながら移動してきたけど、やっぱ生ビールは違いますね!泡もいつまでもクリーミーで、楽しい宴の始まりに華を添えてくれます。
イカ下足バター焼き
ビールに合う鉄壁のメニュー。バター焼きの香ばしさが堪りません。烏賊、焼いてるのになんでこんなに柔らかいんだろう…。もはや歯がいらないくらいの柔らかさです。
「飛鸞」と「ride?」


飛鸞 ?(ハテナ) α Type
「飛鸞」は長崎県平戸市にある「森酒造場」が造っているお酒です。こちらのお酒はスペック非公開の年一回のみ販売される限定酒です。αタイプとβタイプの2種類があり、裏ラベルのQRコードをスマホで読み取ると4つの質問が提示され、謎解きができるという凝った仕様です。
謎解きはともかく味は普通に美味しかったです。さすが「飛鸞」。
ride? 純米大吟醸白糀46
山口県岩国市にある「酒井酒造」が造っているお酒です。忘年会で飲んで美味しかったので再オーダーしました。白ワイン系の爽やかジューシーさ。
目光塩焼き
これがなくっちゃ始まりません。こちらのお店以外では食べられないメニュー(今のところ塩焼きを出してくれるお店は記憶にないです)。
ホクホクの身に塩味、微かな苦味、魚の脂の旨みが相まった絶品です。
「結」と「白露垂珠」


結 純米大吟醸
茨城県にある「結城酒造」の現役杜氏が、北海道上川郡にある「三千櫻酒造」で日本酒を造るという、よくわからないコラボレーションから生まれた銘柄です(全部が全部じゃない)。
味はかなり甘め。山廃系の屈折した甘さなので、好みが分かれる気がします。
白露垂珠 純米大吟醸 BUONO
山形県にある「竹の露酒造」が造っているお酒です。「竹の露酒造」は創業安政5年(1858年)というかなりの老舗蔵です。代表銘柄「白露垂珠」は詩仙・李白の漢詩から名付けられています(ちなみに李白は狂ったような大酒呑みで、1日10.8Lの酒を10歳〜60歳までの50年間一日も欠かさず飲んでいたそうです)。
味は、芯のある独特の甘さ。こちらも好みが分かれそうな味でした。
峯之牛の牛タン
やばい。トロけるやつ!火入れ加減が絶妙です。キロ単位で食べたい(気持ち的に)。
茄子味噌田楽
美味しすぎました!これは今日イチのヒットかも!味噌の濃厚な甘さと茄子の瑞々しさの競演が堪りません。次に行った時もあれば頼みたいと強く思いました(明日は除く)。
「瀧自慢」と「浦霞」


瀧自慢 純米大吟醸 IWC2022 ゴールドメダル
三重県名張市にある「瀧自慢酒造」が造っているお酒です。IWCは「インターナショナルワインチャレンジ」のことで、そのSAKE部門でゴールドメダルを獲得した銘柄です。また、裏ラベルには「伊勢志摩サミットのワーキングランチ乾杯酒に選ばれました」とも書かれていました。世界的銘酒ってわけですね。
味は非常にバランスの取れた味。フレッシュでフルーティ。どこまでも飲めてしまいそう。
浦霞 特別純米酒 ひやおろし
浦霞は辛いイメージがあったんですが、意外と辛すぎずスッキリ。飲みやすかったです。
おでん
初めてオーダーしました。味染み具合が半端なかったです。
「而今」と「鍋島」


こちらも忘年会で飲んで美味しかったシリーズ。味は言わずもがな。
鰤の塩焼き
煮魚か焼き魚で迷ったんですが、金目鯛の煮付けは総合的にボリューミーなので、焼き魚をオーダーすることにしました。
極厚!!!
そう!これだよこれ!これが食べたかった!てまさにドンピシャの極厚な塩焼きを提供していただきました。味も塩加減も極上!ホクホクの焼き魚を日本酒で流し込む幸せよ…。
「十水」と「古伊万里」


大山 純米大吟醸 十水 無濾過超限定醸造
山形県鶴岡市にある「加藤嘉八郎酒造」で造られているお酒です。ラベルには大きく「十水」と書かれていますが、正式には「大山」という銘柄を「十水仕込み」という造り方で醸したお酒になります。「十水仕込み」とは、酒米十石(1800L)に対して水十石を加え、容積換算で酒米と水が 1:1 になるようにする造り方です。
味は、どこまでもフルーティ。スイスイ飲めてしまう危険なお酒です。
古伊万里 前 tranquilo
佐賀県の「古伊万里酒造」で造られているお酒です。「tranquilo」はプロレスラーの内藤哲也さんの試合後のマイクパフォーマンスから名付けられているそうです。意味は「焦んなよ!」。古伊万里酒造専務の前田氏が大のプロレスファンなんだとか。そういえば博多の銘酒居酒屋「酒峰」で初めて飲ませてもらった古伊万里の絶品酒も「垂直落下式」というプロレス技の名前がついていましたね…。
味は、サッパリ傾向なんですが秋上がりの熟成感もちょっと感じます。華やかな香りではあるんですが、ボディもあるというか。下の上で転がすと、より膨らみを感じる味わいでした。
海苔の赤出汁
〆はしっかりアルコールを飛ばせる?赤出汁で。しっかりした味わいでシャキッとしますね。友人も自分も明日オフィシャルな用事があるので、リセットできる〆は重要です。
おわりに
日本酒10種類を「軽め」と言えるのかは置いておくとして(2人で飲んでるので実質一人5杯です)、翌日の朝はスッキリした目覚めで研修に向かえました。お酒も料理も美味しかったんですが、久しぶりに食べた極厚の焼き魚はやはり美味しかったです!あそこまで厚い切り身の焼き魚はなかなかないと思います。どれも甲乙つけ難かったんですが、忘年会から新年会まで3回とも自分たちで好きなフードをオーダーしてきたので、明日の本番は大将に料理の予算を伝えてお任せコースを組んでもらうことにしました。
明日の本番も楽しみです。