山形随一のお蕎麦屋さん(吉里吉里)

夏休み旅行第一弾・3日目のランチは天童市にある絶品蕎麦屋「吉里吉里(きりきり)」に行ってきました。

山形のランチと言えばラーメンか蕎麦か中華(店舗限定)から選ぶのが定石なんですが、いかんせん7月というのに暑すぎる…(お昼前で35℃くらいあります)。山形には「冷やしラーメン」という名物もあるにはあるんですが、自分的には「冷やしラーメン」はラーメンだと認めてないので、そっちの涼しさは却下です。

ホテルの駐車場で妻としばらく検索しまくった結果、「今の時間から向かえば開店と同時くらいに着けそうだから、とりあえず吉里吉里に行ってみて、入れる状況じゃなければ次点の蕎麦屋、そこもダメだったらラーメン屋に行こう」ということになり出発しました。

住宅街の細い路地を抜けて行き、鰻の寝床状に奥に細い駐車場を覗き込むと、何とか奥の方に一台分入れそうなスペースがありました(一番奥も空いてたけど、頭から進入すると切り返せないから停められないし、バックで進入して今は停められたとしても、後から横に大きな車に入られると詰むという場所だったので数に入れませんでした)。

 

ギリギリのスペースを何度か切り返しながら何とか駐車し、店内に入ると満席…。ただ、先待ちはいなかったので自分たちが一番目です。11:40くらいには第一陣がバラバラと帰り始め、11:45席に案内されました。実質待ったのは20分くらいだったかな。幸先の良いスタートです。

 

お漬物

山形のお蕎麦屋さんって、蕎麦を注文した後にお茶とお漬物が出てくるパターンが多い気がします。お漬物はメニューには書いてないんですけどね。暗黙のセットメニュー?

 

太打ち田舎蕎麦(中盛り)

自分のオーダーです。この太い田舎蕎麦が最高なんですよね!太さも固さもちょうどいい感じです。もちろん味も美味!自分が田舎蕎麦に求める全てがバランス良く満たされています=山形最高の田舎蕎麦。

美味しいのは分かっていたので「大盛り」にするか「中盛り」にするかちょっと悩んだんですが、奥のテーブルに運ばれていく「大盛り」を見て、速攻「中盛り」に決めました。あれは相当体調が良くてかなりお腹が空いてる時じゃないと無理!(気分的にお腹が空いてるんじゃなくて、昨晩の晩ご飯もロクに食べれてないとか、朝から何も食べずに蔵王スキー場で1日滑り倒してきたとかのレベルじゃないと無理!)。いつかまたそういうタイミングが来たら注文したいと思います。

結局「中盛り」でも腹八分〜九分目くらいお腹いっぱいになりました(妻の注文とシェアしたので)。この美味しさと量で1,080円てのは、かなりコスパ高いと思います。

 

ざいごとざるの相盛り(大)

こちらは妻のオーダー。シェア前提で「大盛り」にしました。手前の白いお蕎麦が「ざいご蕎麦」。「ざいご=在郷?地元の蕎麦?」とか思っていたんですが、メニューを読むと「蕎麦の中心部を使った白く甘みのある蕎麦」て書かれていました。要するに「一番粉」で作る「更科蕎麦」と同じってことですね…。何で「ざいご」って名称なんだろ?

奥の少し黒っぽいのが「ざる蕎麦」です。こちらは「蕎麦の殻以外を全体的に挽いた十割蕎麦」だそうです。

 

ざいご蕎麦

細切りですがコシがしっかり!めちゃくちゃ弾力あります。これは美味しい!田舎蕎麦の固さも良いんですが、ここまでコシのある細い蕎麦だったらこっちでも良いな、て思いました。

 

ざる蕎麦

こちらも「ざいご」と同じくらい食べ応えがありました。蕎麦自体が美味しすぎる!すごいな…。これでセット1,450円てのはコスパ高すぎでしょ!大盛りだし。

 

穴子と野菜の天ぷら盛合せ

衣が薄くてサクサク!軽い食感で油っぽさも感じず、最後まで美味しくいただけました。

 

おわりに

かつて「ごん太・固め」の田舎蕎麦を追い求めて山形の蕎麦屋を巡っていた時代もあったんですが、トータルバランスで言ったらこちらの蕎麦屋さんが自分(と妻)の中では(暫定)No.1 です。田舎蕎麦自体も美味しいのに加え、普通の蕎麦でも十分美味しい!万が一田舎蕎麦が売り切れていたとしても「まぁ、普通のそばを食べれるチャンスだな」て思えるくらいの美味しさです(他のお店だと普通の蕎麦を食べると高確率で「やっぱ田舎蕎麦が良かったなー」てなります)。

唯一の難点は駐車場に非常に入れにくいところですが、それを押してでも食べに行きたくなるお店です。次に行くとしたらスキーシーズンになると思われますが、雪で駐車場がさらに狭くならないか、今から心配です…。