夏休み第一弾2日目は福島から山形に移動して、馴染みの銘酒居酒屋に行きました。昨日の福島の銘酒居酒屋も目的のひとつですが、こちらも旅のメインです。山形の地酒がとにかく豊富でしかも保存状態もバッチリ、オススメを聞いても好みから外れたお酒が出てきた記憶がほぼない名店です。
生ビール

とはいえ一杯目はやはり何ビールから!隣県からのロングドライブの後は染み入りますね…。
ゆで枝豆

そして夏の風物詩「枝豆」!新潟の枝豆には一歩譲るかもしれませんが、山形の地物も十分美味しいです。
生レア 鯵フライ

マスターが初挑戦したと言っていた「生レア 鯵フライ」。これがまた絶品でした!塩だけでもイケるくらい鯵が美味しい!レア具合も完璧!でも自家製タルタルも捨てがたい!そしてタルタルとソースを混ぜても美味!
とにかくどう食べても絶品な「鯵フライ」でした。
「十四代」と「上喜元」


十四代 本丸
言わずと知れた銘酒!こちらのお店では自分は毎回これから始めます。山形地酒祭り開始の狼煙的存在。
上喜元 4SEASONS・夏
妻のファーストオーダー、上喜元の季節酒です。爽やか!妻は最初からフロアマスターのCさんに丸投げオススメのお酒を聞いたんですが、一杯目からさすがのチョイスです。
特大岩牡蠣

そして日本酒に合わせて巨大生牡蠣をオーダー。殻は手のひらに乗り切らないくらい大きく、身もしっかりボリュームがありました!(大きい方は妻が食べました)。
月山筍焼き

あんまり焼き筍って食べないなーと思ってオーダーしました。可食部は少ないけど風味は良かったです。季節ものですね。
聞いてないけど、ひょっとしたらマスターが山歩きして採ってきたものかも?
「鯉川」と「錦燗」


鯉川 いやしのBeppin 純米大吟醸
こちらも妻が店員さんにチョイスを丸投げしてお任せして出てきたお酒です。ラベルは池沢里美さんという漫画家が描いているそうです。
味は穏やかな甘み。でもキレも良い。美味しいです。
羽陽錦爛 夏純吟
夏酒だけどジューシー!でもフレッシュ。
出汁巻玉子

妻の大好物です。最初から「いつ頼む?いつ頼む?」て何度も気にしてたんですが、「順番にね」とスキップしてました(他のメニューもほぼ妻の希望通りに頼んでます)。
日本酒で身体が中から冷えてくるので、このタイミングでの投入がやはりベストタイミングでした(かなり熱々です)。身体を芯から温めて、さらに日本酒を飲み進めます!
「秀鳳」飲み比べ


秀鳳 きたしずく
北海道産の酒造好適米「きたしずく」を使っています。爽やかな甘みで美味!
以前「きたしずく」が出始めの頃、北海道の地酒を飲んで「あんまり美味しくないな…」て思ったことがあるんですが、最近は「鍋島」を筆頭に「きたしずく」を使った美味しいお酒が増えてきている気がします。ポテンシャルの高い酒米だったんですね。
秀鳳 夏吟醸 生原酒
日本酒度+20とのことなんですが、爽やかというよりは甘さが目立つ感じがしました。決して「甘ったるい」ていうことはないんですけどね。スッキリ飲めたってことは、それが+20ってことなのかな?(キレが良い)。
鳥の唐揚げ

こちらは自分の好みでオーダーしました。ビールが飲みたくなる味ですね。
「磐城寿」飲み比べ


こちらもフロアマスターCさんのチョイスです。自分も相乗りしてみました。
磐城寿 夏酒
切子細工のようなラベル模様が良いですね!紺色と相まって爽やかに見えます。味もサッパリで飲みやすい。
磐城寿 白馬
どぶろく仕様。濃い!そして苦い!
焼きおにぎり

炭水化物LOVERの妻たっての希望でオーダーしました。あんまり遅い時間だと作ってもらえないメニューなので、忘れないようにしないと(妻が)。
「山川光男」と「香梅」


山川光男2025(楯の川Ver.)
「山川光男」は山形の老舗4蔵(水戸部酒造・楯の川酒造・小島総本店・男山酒造)が年度毎に順番に音頭を取って酒造りをするプロジェクトです。人名っぽい銘柄名は、各酒蔵の代表銘柄(『山』形正宗・楯の『川』・東『光』・羽陽『男』山)から一文字ずつ取っている。なおラベルに描かれているオッサンは「酒の妖精」だと聞いたことがありマス…。
今年の音頭担当は「楯の川酒造」でした。味はスモモのような甘酸っぱい味。「山川光男」にしては結構美味しかったです。
「結構美味しかった」ていうのは、たまにハズレがあるんですよね。それも自分的には結構な高確率で。3回飲んだら1回はハズレ的な。「だったら元の酒(音頭を取った酒蔵のお酒)を飲んだ方が美味しいじゃん」て思うこともしばしば…。
2016年から始まったプロジェクトなので、そろそろ熟成されて良い塩梅が出せるようになってきたのなら良いな、て思いました。
香梅 峻
あんまり飲んだことのない「香坂酒造株式会社」という酒蔵のお酒です。首ラベルに「無濾過」と「息子の挑戦」て書かれていますね。跡継ぎが作ってみたお酒、てことかな?
味は、ちょっと独特な甘さがありました。後味にもオレンジっぽい渋み。飲めなくはないけど、好んでオーダーはしないかも。
茄子のお漬物

マスターから差し入れをいただきました。浅漬けで美味しい!もっと飲めってことですね!そうですか!次行ってみましょう!
「杉勇」と「山形正宗」


杉勇 夏純 生酒
日本酒のラストオーダーです。妻は最初から最後までCさんにお任せでお願いしていました。
爽やかな甘みでスッと消えていく、飲みやすい夏酒でした。
山形正宗 夏の純米
こちらは自分のラストオーダー。メニュー写真の爽やかなラベルに惹かれてオーダーしました。味も瑞々しさと爽やかさが同居している感じで、飲みやすく美味しいお酒でした。
板蕎麦

〆のお蕎麦。2人でペロリと平らげてしまいました。
おわりに
山形で飲むといったらこちらの銘酒居酒屋一択です。ていうか「山形に行く=この銘酒居酒屋に行く」と言っても過言ではありません。蕎麦屋もスキーも良いけれど、こちらのお店あってのものだと認識しています(このお店の予約が取れなければ行かない)。
今日は初日なのでのんびり飲みましたが、明日2日目はラストになるのでもうちょっと攻めてみたいと思います。