三軒目は「やまさ和」の店長さんから教えてもらったクラフトビールの美味しいお店「KALAHANA」へ。今年で開店12周年を迎えるクラフトビールとシードルの専門店です。
Tapは8種類だけですがその時々の美味しいものを厳選しているようで、常連さんからも厚い支持を受けているようです。8種類あるTapのうち2つはシードル、残り6種がクラフトビールでした。生シードルを提供しているお店は珍しいそうです。今回のクラフトビールの構成は4種類が国内産、2種類が海外産でした。
店内は鰻の寝床状+テーブルスペース。手前側にカウンター+厨房・Tapスペース、奥に2人掛けのテーブル席が4つくらいありました(アレンジで4人掛け、6人掛けとか可能)。あまり大人数で来ているグループはありませんでしたが、4人を超えるなら予約が無難かも。ちなみに店外にもテーブルが出されていて飲食スペースがあります(アーケード内なので雨は大丈夫)。
カウンターの奥行きは標準的だと思いますが、奥側はPOPだったりミニ冊子だったりフィギュアなどで埋め尽くされています。飲む分には困らないかな。28mm単焦点ならOKですが、35mmはキツイかも(カメラレンズ的な距離の話)。
Part-Time-Lager(ハーフ)
北海道空知郡上富良野町にある忽布古丹醸造(HOP KOTAN BREWING)が造っているクラフトビールです。通常の製造ラインではなく、「KALAHANA」の12周年を記念して造られた特別なビールだそうです。名前は上の写真のミニ雑誌にもある例のあの人の曲から。
IPAなんですが「Cold IPA」という新しい種類らしく、特徴としては『West Coast IPAのクリーンなホップの特徴をさらに高めるため、20-40%もの米やトウモロコシなどの副原料を使用しつつ、ラガー酵母(あるいは、ケルシュ酵母)のクリーンな発酵特性を利用し、エールとラガーの中間ほどの温度帯で発酵させ、クリアネスでドライな飲みやすさと過度なホップフレーバーを取り込んだビアスタイル』だそうです。IPAはエールビールなのにラガー酵母を使っているんですね。珍しいかも。
味は、ホップがかなりしっかりしていて苦味も良い感じ。かなり好みのクラフトビールでした。お値段はハーフで900円とお高めですが、めちゃくちゃ美味しかったのでパイントで頼んでおけば良かったと後から思いました。
Daft Frukt
スウェーデンのシードルです。グラスの形が気になってオーダーしてみました。材料はリンゴ50%に洋梨、葡萄、その他フルーツなんですが、かなり酸味が強い!てか強すぎ!まるで甘みのない酸化したお酢のような味でした。あまりに酸っぱすぎてこれの攻略に時間がかかってしまい(40分くらいチビチビ飲んでました)、次に行く予定だったクラフトビール店のラストオーダーに間に合わなくなってしまいました。二度と頼まん。
エーデルピルス(パイント)
こちらのお店の思い出が「酸っぱい」で終わってしまうのが嫌だったので、残っていた(結構売り切れていた)クラフトビールのTapからチョイスしました。地元サッポロビールのクラフトビールです。さすがにバランスの良い味でスイスイ飲めました。でも美味しさは普通 of 普通。
おわりに
狭くて雑然としていて騒がしいお店なんですが、逆にそれが何となく落ち着くように感じました。カウンターには店員さんから名前で呼ばれるような常連さんが多数いて、地元や他の常連客、北海道の話で盛り上がっているので初めて来た人はアウェイ感を感じるかもしれません。自分は全く気になりませんが。
後から来た常連さん達でも何組も満席で断られていたので、予約は受け付けていないお店なのかもしれません。入れたのは運が良かったのかも。特に3人以上は厳しい感じでした。次回行く時は直前に席が空いているか連絡してみようかな。