アテは絶品な日本酒居酒屋(カモシヤ)

本日二軒目は「やまさ和」の店長さんから教えてもらった日本酒居酒屋に行ってみました。「やまさ和」からは歩いて2ブロックくらいの近さです。カウンター席は埋まっていたため(コロナ対策で使われていない席を含めて)、テーブル席に案内されました。カウンターの奥には大きな日本酒冷蔵庫があり、カウンター奥側(着席する側と反対側)にはずらりとお猪口が並べられていました。

換気のためか常時ドアは開けっぱなしですが、直接店内は見えないようになっています(入ってすぐ壁があって、壁沿いに右折するL字型の構造)。

席に着くと「当店は初めてですか?」と聞かれ、初めてと答えるとメニューの説明をしてくれます。説明といっても、前から順番に何が書いてあるかカテゴリーの説明をされるだけですが(←必要か?)。

日本酒のメニューは各地方ごとに分かれており(北海道・東北・関東など北から南に並んでます)、1ページに6種類ずつ載っています。北海道の12種類が一番多く、他の地方のものは少ないと2種類くらいしか載っていませんでした。道内酒は780円、道外酒は880円(一杯120cc)、プレミアムなものは90ccで提供されていました。山形の楯野川がプレミアム酒扱いなのはちょっとどうかと思いました。

北海道まで来て普通の日本酒居酒屋のような使い方(銘酒で飲む)をしても…ということで敢えて北海道の日本酒を頼むことにしました。メニューには味の傾向等は一切書かれていないので店員さんに尋ねると、カウンターの中のマスターに聞きに行っていました。

 

「三千櫻」と「えぞの熊」

「さっぱりしているかフルーティーな感じのものはありますか?」とオーダーして提供されたのがこの2種類です。

 

三千桜 純米 R CLASS

全然フルーティじゃありませんでした。樽っぽい濁った味。山廃とまではいかないけど。後味の雑味が酷く、悪酔いしそうです。

 

えぞの熊 中取り生酒・純米吟醸

三千桜よりは多少マイルド。でも酸味と雑味はしっかりありました。こちらも悪酔い候補。

 

甘エビ酒盗

甘辛さが堪らない!絶品!本当にお酒を盗まれそうなアテ。これは美味しい!

 

アンチョビポテト

ホクホクで絶妙な美味しさ!このお店、フードのレベルは高いかも!

 

おわりに

北海道の日本酒を飲みましたが、「やまさ和」の店長さん(20代)が「日本酒は苦手」というのもよく分かる味でした。こういうのが日本酒だとして認識してしまうと「そりゃ苦手になるよね」て思います。何回も北海道に来ていてその度に北海道の日本酒を試しているのですが、今まで「これは!」と唸るような美味しいお酒に出会えた試しがありません。飲めて「まだマシ」くらい。「北海道旅行では日本酒に期待しない」という鉄則を久しぶりに思い出しました。

一方、アテはめちゃくちゃ美味しかったです。「甘エビ酒盗」なんてお代わりして飲み続けたくなるくらい美味しかったですし、「アンチョビポテト」の味付けも強すぎず弱すぎず絶品でした。他にも気になるアテがたくさんあったので「このままここで道外の銘酒に切り替えて腰を据えて飲もうか」ていう話にもなったんですが、自分はこの後行きたいお店があり、お腹のスペースを空けておきたかったのでここで終了にしました。

北海道、日本酒に合う本当に美味しいアテが多いんですが、肝心の日本酒が残念なのが勿体無いです。