すなばコーヒーでの休憩を終えた後、鳥取砂丘に行く前にお昼ご飯を食べに伺いました。お店は新興住宅街(これから発展?)の中にあり、「こんなところに本当にあるの?」と思いながら向かいました。
店舗外観
まさに一軒家。住宅街に溶け込んでいます。隣の芝生ではお子さんが遊んでいました。駐車場はお店の前に4、5台分くらいはあった気がします。自分たちは遅がけに行ったので難なく停められました。
店舗入り口
最初に白い方のドアを開けようとしたんですが、妻に「そっちって自宅のドアじゃない?」て言われ、良く見ると右側の壁と一体化しているかのようなドアがお店の入り口だと気がつきました(同じ色の看板もついてました)。同色系で紛らわしい…。入り口の位置、もうちょっと離すかお店の看板を目立たせた方が良いと思います。
メニュー
サイコロみたいな立方体の各面に手書きのメニューが記載されていました。味のある字がほっこりします。
トッピングメニュー
なかなか豊富です。それぞれベースのカレーに野菜をトッピングすることにしました。
お米と辛さは選択可能
インディカ米って懐かしい…。今となっては全くと言っていいほどスーパーで見かけなくなった気がします。
インディカ米は1990年代に冷夏による米不足が日本で起こった際、緊急措置として輸入が始まったお米です(それまでは産業保護のため日本では米輸入は原則禁止措置が取られていた)。が、味の方はというと、炊飯してそのまま食べてもあまり美味しいと思わなかったし、よく言われてた「カレーでなら食べられる」というのも自分的には「合わないじゃん」と当時は思っていました。
しかし社会人になった後、お店でスープカレーを初めて食べた時に「インディカ米、めちゃくちゃスープカレーに合う!べらぼうに美味しい!」と感激したことを鮮烈に覚えています。むしろルーがトロトロ系の日本カレー(しかもレトルト)に合わなかっただけなんじゃないかと今は思っています。
ネット情報ではこちらのルーはサラサラしているように見受けられたので、2人ともお米は「インディカ米」でオーダーしました。
パイカカレー・にんじんトッピング
自分が選んだのは「パイカカレー」。お店の方に「パイカって何ですか?」て聞いたら「豚バラ肉の軟骨を煮込んだものです」て教えてもらいました。後で調べてみたらなかなか貴重な部位(一頭から500gくらいしか取れない)だったんですね。
「パイカ」は青森県三沢市がご当地B級グルメとして推してもいるようです。食感は柔らかいすじ肉みたいで美味しかったです。
辛さは「3」にしたんですが、食べてる時はあまり辛さは感じませんでした。が、食べ終えたらじんわり頭皮に汗が。しかもじんわりの辛さがずっと引かない…。まさに薬膳系…。
ポークカレー・おくらトッピング
妻はオーソドックスな「ポークカレー」を選択しました。少しもらったんですが、こちらはこちらで美味しかったです。
おわりに
新興住宅地にある一軒家に付随したお店であまり商売っ気は感じられなかったんですが、味は本格的な薬膳カレーでした。今回は「パイカ」を物珍しさに頼んだのですが、本来自分が好きなのはチキンカレーなので、そちらも食べてみたかったですね。
なかなか再訪は出来ない距離にありますが、いつかまた鳥取に来ることがあったら食べに来たいお店です。