今年も10月1日から「南魚沼本気丼」が始まるようです。公式サイトはオープンしているんですがメディア系には何の宣伝も流れて来ないので、正直サイト見るまで忘れてました。
まだ9月半ばなんですが、お店によっては通年本気丼を提供しているところもあるので、「去年の本気丼でも食べるか」と思い、ランチに行ってきました。
今回伺ったのは「魚沼釜蔵 総本店」。南魚沼市六日町にあるお店です。駐車場はないので、市営駐車場(無料。お店から歩いて2分くらい)に停めて向かいました。
さすがにお昼真っ只中だけあって満席で、少し待ちました。店内待ち席は先客の家族連れが使っていたので店外で待ちます(椅子あり)。15分くらいで2人掛けのテーブル席に通されました。
牛三昧・厚切りもちぶた丼

こちらのお店の2023年の「南魚沼本気丼」。正式名称は「南魚沼特A 釜炊き黄金コシヒカリ米〜 牛カツ・村上牛・牛タン・炙り牛(ローストビーフ)・もちぶた・魚沼山葵『牛三昧・厚切りもちぶた』丼」です。長すぎ…。主役が何なのかさっぱり分かりません。
後日、南魚沼在住の方と話をする機会があって上記旨を伝えたところ、「本気丼の主役は米ですよ。確か『美味しい魚沼産コシヒカリを丼でお腹いっぱい食べてほしい』ていうコンセプトで始まったイベントだった気がします」て教えていただきました。なるほど。
味は、ローストビーフが一番美味しかった気がしますがどれも僅差です。肉だらけ。以前別のメニューでは「もちぶた」に火が入りすぎて固かったことがありましたが、今回は大丈夫でした。
丼アップ

それにしても茶色い…。丼の5分の4が茶色で敷き詰められてます(笑)。彩りの大事さがよく分かりました。
ON 卵

注文時に普通の卵にするか温泉卵にするか選べるのですが、自分は断然普通の卵派です。最後にタレのかかったご飯と混ぜて卵かけご飯にして食べると絶妙に美味しいので。
おわりに

メニューを見ていると、2018年の南魚沼本気丼が終売になっていたり、他にも2017年、2019年〜2022年の本気丼がメニューからなくなっていました(ただ、当時の本気丼と同じ内容のメニューはあったので、「南魚沼本気丼」という看板を外してスタンダードメニューにしたのかもしれません)。2018年版が終売になったのは、材料の関係(特に鰻)もあるのかもしれません。
「南魚沼本気丼」は一応期間限定イベント(10月〜2月末くらい)のはずなんですが、通年で食べられるお店が結構多い気がします。そういったお店では、さらに過去の本気丼もメニューに載ってることが多いんで、レア度で集客するという意味では完全に失敗していると思いました。主催側としては各店舗に「イベントに協力を依頼している」という立場上、取り締まるわけにもいかないでしょうし、お店としてもせっかく開発したメニューだし、食材の取引先との関係もあるから5ヶ月だけで急に「やめます。以後作りません」てのも難しいでしょうし…。
何より問題なのは、「南魚沼本気丼」が全然メディア宣伝に出てこないこと。南魚沼市在住の方でさえ「あ、今年も多分やるんじゃないですか」くらいの認知度で、楽しみにしているとかは全くなさそうでした。ここらへんはイベントを仕掛けている側の責任だと思います。南魚沼観光協会にはもっと頑張ってほしいところです。