東京・神田駅近くにある銘酒居酒屋「かんだ光壽」に行って来ました。前回訪問したのがコロナ禍前の2016年なので、約8年ぶりの再訪になります。
17:00〜18:45というショートタイムでしか予約が取れなかったので、時間ちょうどに入れるように15分前からお店近くで待機しました。
暖簾とか出さないのかな?と思いつつ時間ぴったりに店内に入ると、何故だか既に一名飲んでいる方が…。どうやら常連さんぽい様子です。聞こえてくる店主との会話によれば、本来のお住まいは長野で、こちらには出張の際によく来ている模様。店主さんだけではなく店員さん達全員と顔見知りっぽかったです。18:00頃にはお帰りになられていたので、常連のよしみで早めに始めさせてもらっていたんでしょう。
自分はカウンター最奥の席に案内してもらい、速攻一杯目をオーダーしました。いつもだったらビールから始めるんですが、時間がもったいないので最初から日本酒でスタートです。
一汁八菜のお通し
予約してもしなくても(予約しないと入れないとは思いますが)、席に着けば出てくる「かんだ光壽」名物のお通しです。確か1,500円くらいだったかな?
懐石の八寸にヒントを得た小鉢8種と汁椀が出てきます。もうこれだけでも十分なアテになります。このお通しだけで最後まで飲めるくらい。
光壽限定「大那」と「亀の海」


2本とも、蔵元が「かんだ光壽」のために通常の商品ラインとは別に製造している特注酒です。
大那 純米大吟醸 出品酒 荒走り(光壽限定)
にごり酒でした。酸味はあるけどエグ味はなく、サッパリしていて飲みやすかったです。
亀の海 純米大吟醸 袋吊り(光壽限定)
結構甘さが強いかな。口内でよく噛むと味がこなれて美味しくなりました。
光壽限定「松の寿」と「辻善兵衛」


松の寿 純米吟醸 斗瓶取り(光壽限定)
口に入れた時の風味のふくらみ方が凄い!酸を感じるけど、味もシュッとしていて飲みやすいです。
辻善兵衛 純米吟醸 雄町 斗瓶取り(光壽限定)
飲み飽きない、バランスの良い味でした。
ポテトサラダ
最初の八寸(お通し)だけでもイケそうだったんですが、ポテサラハムカツ部としては頼んでおかねば!とオーダーしました(ハムカツはメニューになかったです)。なめらかクリーミーかつベーコンのザクザク感もあり、美味!
どうやらミシュランガイド東京の2015年、2016年版にビブグルマンとして掲載された際、紹介されていたメニューだったようです。
「南」と「東一」


南 斗瓶取り(光壽限定)
純米吟醸なのに斗瓶取りの直汲み酒という。随分贅沢な純米吟醸です…。味のまとまりは良いと思うんですが、いかんせんこの後に飲んだ東一が素晴らしかったので…。
東一 選抜大吟醸 斗瓶囲
今回飲んだ中で唯一の「かんだ光壽限定じゃないお酒」です。ただ、めちゃくちゃ高次元でバランスが取れていて美味!これまで飲んできたお酒とは格の違いを感じました。美味しすぎる…。75mlで1,550円と高価ですが、これはメニューにあれば飲んじゃうなー。
河豚子
相当クセがあるので、好き嫌い分かれるかも。
光壽限定「黒牛」と「作」


フードは18:15にラストオーダー、ドリンクは18:30だったかな?この2本は「絶対飲む!」て決めていたので、最後にオーダーしました。
黒牛 環山 純米大吟醸 斗瓶取り(光壽限定)
これ以上美味しい黒牛は飲んだことがありません。華やかで美味。唯一、新宿にある日本酒BARで飲んだ時にタメ張れるクラスのがあったような気もしますが…。でも光壽のが自分的には鉄板です。
作 杜氏選抜酒 特別限定品(光壽限定)
黒牛と比べると落ち着いた味です。どっしり美味しい感じ。これは通年置いてある火入れVer.らしいんですが、タイミングによっては生酒も入るとのこと。作は通常生酒は売っていない蔵なんですが、「かんだ光壽」だけには生酒を出してくれるんだとか。これは是非また飲みに行かないと!
左が120mlのグラス、右が75mlのグラスです。比較のために撮影。作のみ120mlのグラスでいただきました。
おわりに
相変わらず、絶品の日本酒たちでした。前回訪問jは6種類、今回は8種類を堪能しました。前回美味しかった「櫻川」がメニューに載っていなかったのは残念でした。ちょうど品切れだったのかな?
店主さんもお元気そうでしたが、だいぶお歳を召されてきていると思います。機会を見つけてまたちょくちょくお邪魔したいと思います。
前回訪問時