武蔵小山駅近くにもう10年以上前から行きたいと思い続けているローストビーフ丼で有名なお店があるんですが、今回ようやく伺うことができ……ませんでした。
お店の前まで行ったら 臨 時 休 業 !しかも今日明日の2日間!明後日まで東京にはいるけれど、明後日のお昼には別のお店の予約を入れてあるし、夜には新潟に帰らなきゃだし、詰みました。
ホテルに荷物を置いた後、最寄駅から電車に乗る前に一応電話してみたんですが、その時は応答されず。お昼時だったし忙しくて出られないかな?と深く考えずに5コールで切ったのが失敗でした(一応電話予約も出来るお店です。ただしランチタイムにも予約できるかは不明)。
こういう虫の知らせ的なことってたまにあるんですよね…。電車乗る前に何故だか「ちょっと電話して確認してみようかな」て思い立って、それでも「ま、電車も来ちゃったし、一本見送るのもアレだし、いっか(田舎の路線は本数が少ないのです)」って流して、そのままお店に行ってみたら臨時休業で振られる、っていうパターンが…。そのたびに「もっと自分の直感を信じなければ!」て決意を新たにするのですが、しばらく経って忘れた頃にまた直感が来て、同じパターンにハマるという…。
10年超の思いが実らず意気消沈して武蔵小山駅に戻ってきたんですが、「それなりに時間かけて来てるし電車賃もかかかってるし、このままスゴスゴと帰るのはちょっとなー」「そもそも武蔵小山にはお目当てのお店以外でまた来ることはないかもしれない。次来るのはまた10年後かもしれないし…。せっかく来たんだったら何か爪痕を残さねば!」という思考に至り、雨の降る中鬼検索して、駅から徒歩5分くらいのところにあるスパイスカレー店に突撃しました(電話番号は非公開ぽい)。
店内は鰻の寝床状に奥に狭いスペース。座ってる人の後ろをすり抜けるのも結構ギリギリな感じです。カウンター7席のみのお店で、自分が行った時には常連さんぽい先客が1名いました。
案内された席に座り、壁に架けられた黒板メニューを見ます(手元メニューは無い)。カレーは4種類(通常3種+限定1種)だったんですが、キーマは好きじゃないので候補から外し、通常メニューから「2種あいがけ」をオーダーしました。
大山チキンと海老のあいがけ
左が「大山チキンのカレー」、右が「海老のカレー」です。全く説明はされませんでしたが具材で判別しました。
「大山チキンのカレー」はビターで少し辛め、「海老のカレー」はトマト的な酸味が効いたさっぱりした味でした。普通に美味しかったです。量は腹7分目くらいでした。
最近「好きなものをお腹いっぱい!より、もうちょっと行けたな…と思えるくらいの方が、後から思い出した時に『あれは最高に美味しかった!』ってなるんじゃないだろうか」と思うようになってきたためか、7分目で十分満足できました。これで1,500円は妥当なお値段だと思います。
おわりに
ワンオペの店主さんは常連ぽい人とはめっちゃ喋ってましたが、自分に対して発した言葉は「はい」と「ありがとうございました」の二言だけでした。ちなみに自分が発した言葉は「大山チキンと海老のカレーをあいがけでください」と「ごちそうさま美味しかったです」の二言だけです。
人は本質的なことを理解していれば、多くを語らずとも分かり合える。そういう関係性だったと思います。知らんけど。