初めての川俣軍鶏(練馬鳥長 新潟)

定期的に通っている「練馬鳥長 新潟」なんですが、前回訪問時、店長さんが「今度、新しい種類の鶏を扱い始めます」と教えてくれたので、今回はその「川俣軍鶏」を食べに行ってきました。

「川俣軍鶏」は福島県川俣町のみで生産される地鶏(地シャモ?)です。味の特徴は「脂っぽくないのにコクがある」「固すぎず柔らかすぎない適度な弾力」だそうです(インターネット調べ)。

 

生ビール

先ず一杯。

 

季節のお漬物

お腹が空いていたためか、これまでで最速でなくなりました。

 

地鶏の蒸しつくねとムネ肉の漬け

ここから川俣軍鶏なのかな?蒸しつくねはフワフワなので、軍鶏系の弾力とかは感じられないんだけど。

 

加茂錦 飲み比べ

加茂錦酒造の珍しいお酒がありました!初見です。いつもの「黄水仙」と飲み比べで。

 

マルビン 貧なる酒(加茂錦)

「新潟酒の陣2023」の限定酒だそうです。香りは高くなく、甘さと華やかさは控えめながら、マスカットやスイカのようなフルーティさは強く出ている感じ。これは美味しい!

 

マルビンについての説明書が付いていました。酒本来の味や風味を最大限活かすために、濾過は最小限に抑えているそうです。確かにグラスに注がれたお酒は透明ではありませんでした。

 

荷札酒 黄水仙

今回の黄水仙はかなりサッパリしてました。「貧なる酒」の方が少しだけ芳醇かな。

 

川俣軍鶏・ムネ肉のたたき

ビジュアルからして、肉がギュギュッと詰まった感じを受けます。もちろん弾力も○!

 

宮崎親鶏のモモ肉のたたき

特に説明は無かったけど、淡海地鶏でも黒岩土鶏でもこのメニューは「宮崎地鶏」を使っていたと思いマス。

 

川俣軍鶏・モモ串

やっぱり弾力があります!肉汁も溢れてくるんですがしつこくないです。美味!

 

「仙禽」と「山本」

 

仙禽 ハローワールド

東京都北区にある日本酒BAR「サケラボトーキョー」のPB酒(プライベートブランド酒)の第二弾です。第一弾は2023年7月に販売され、予約完売で店頭に並ばなかったんだとか。

第一弾は仙禽の定番酒「モダン仙禽」をブラッシュアップしたものだったようですが、第二弾のこちらは仙禽の人気にごり酒「雪だるま」をブラッシュアップさせたもの。店長さんが「季節外れに復活した雪だるま、みたいな感じです」と紹介してくれましたが、まさにその通り!「雪だるま」より少し酸味が抑えられていて柔らかい味に感じましたが、それがまた美味しい!どこかで売っていたら入手したい…。

 

うきうき山本

ピンクの山本。春の季節限定酒です。裏書を読むと「商品名は蔵元の山本が春をイメージした際に思い浮かんだフレーズで、特に深い意味はございません」て書いてあります。

にごりだけどサッパリしていて飲みやすいお酒です。にごり酒が苦手だった妻も「美味しい」と気に入っていました(他にもいろんなにごり酒を飲んでるし、だんだん苦手じゃなくなってきている気がします…)。

 

川俣軍鶏・手羽元

こちらも弾力ブリブリです。パリパリの皮とのコントラストが良かったです。

 

川俣地鶏・ささみのレアカツ

うって変わってしっとり。ただし肉の凝縮感は同じです。

 

地鶏パイタンスープの茶碗蒸し

コクと旨みが深い!

 

「みむろ杉」と「ロ万」

 

 

みむろ杉 華きゅん

春の「みむろ杉」。微発泡でほどよい酸味がありました。よく噛んで飲むと、旨味と爽やかさが格段に引き出される感じがします。

 

花見ロ万

こちらも春限定の「ロ万」。甘すぎないけど、ちょっとアル添ぽさもあるかも。

 

蓮根つくね

ゴリっゴリに肉が詰まってます。蓮根のシャクシャクの食感も良いですね!

 

川俣軍鶏・レバー串

さすがにレバーは詰まった感じはないです。しっとり食感で臭みもなく、非常に美味しかったです。

 

とのさま椎茸

新潟県五泉市の地域ブランド椎茸です。地域っていうより、五泉市にある「福田農産株式会社」のみで生産されているのかな?

厚みがあって甘みもある美味しい椎茸でした。

 

「みむろ杉」と「仙禽」

 

みむろ杉 Dio Abita

安定の美味しさ。自分の中での「みむろ杉」の定番酒です。

 

仙禽 Hope!

かつて東北大震災の際に造られた復興支援酒「Hope!」。2024年1月1日の能登半島地震の支援のため、今回復活させた銘柄です(売り上げの一部を支援金として寄付)。

味は、スッキリ飲みやすく、爽やかな甘さ。グレープフルーツっぽい感じ。かなり美味しいお酒です。

 

川俣軍鶏・手羽先

ラストの串。カリッカリとジューシーの境目がパキっとしていて美味しすぎました。

 

〆のカレー

いつもは自分がオーダーするんですが、今回は妻が。鶏白湯スープベースの柔らかくもスパイシーな美味しさです。

 

〆の鶏白湯ラーメン

妻にカレーを取られたので自分がオーダーしました。ガッツリ鶏白湯ってわけではなくサラリとしたスープですが、しっかり味わいのある美味しいスープです。

 

佐野実麺

合わせる麺はラーメンの鬼・佐野実さんが開発した「佐野実麺」。特注品かどうかは分かりませんが(佐野実麺の公式サイトを見るとお店の味に合わせて製麺するようなことが書かれています)、スープをしっかり受け止めています。

 

デザート・越後姫

〆のデザート。今が旬の時期じゃないかな?美味しかったです。

 

デザート・濃厚プリン

妻のわがままで追加オーダー(妻のみ)。一口もらいましたがカラメルの苦甘さとプリンのコクが合わさって、とても美味しかったです。

 

おわりに

以前、福島県で「川俣軍鶏の軍鶏鍋」を食べたことがあって、その時は結構弾力が強かった印象があるんですが、今回は違いました。程良い弾力とジューシーさ。店長さんの火入れの技術でしょうか。

写真を見返していて思ったのは、他の地鶏と比べてレア度は低いかな、と。例えば今年2月に食べた「黒岩土鶏のムネ肉のたたき」の場合、中心部は結構レアでしっとりしていたんですよね。別にレア至上主義でもないので別に構わないんですが、鶏の特性に合わせた火入れをしているんでしょう。

どの地鶏になるかはその日行ってみないと分からないところはあるんですが、いずれにせよ新しい味と食感が加わったので、今後の楽しみが広がります!冬は軍鶏鍋とか出来るのかな?

 

黒岩土鶏のムネ肉のたたき