富山ブラック元祖のお店(西町大喜 とやマルシェ店)

全国旅行支援制度を使って旅に出てきました。運良くいくつかの場所で宿が取れたのですが、まず最初は富山県へ。

富山は新潟の隣県で、高速道路を使えば新潟市からでも3時間くらいで着いてしまいます。お昼頃出発しても、ホテルのチェックイン開始時刻くらいには到着できるって便利。

無事チェックインを済ませましたが、夜のお店の予約時間まではまだ3時間以上あります。お昼ご飯を食べずに走って来てお腹が空いたので、とりあえず富山駅構内にあるお店に「富山ブラック」を食べに行くことにしました。

 

とやマルシェ

富山駅の構内にひっそりとあります。メインの通路(改札口がある通路)からは少し奥に入らないと見つけられません。ていうか場所、分かりづらいです。金沢駅は改札通りからお土産コーナーが直結していて分かりやすいんですけどね…。今回はこの「とやマルシェ」の中にある、富山ブラック元祖のお店「西町大喜」がお目当てのお店です。

お店はお土産物屋街の一角にありました。中途半端な時間に行ったためか先客は無し。一人だったせいか壁向きのカウンターに通されました。

メニューは「中華そば」しかありません。バリエーションとして「中華そば+ライス」がありましたが、自分はご飯いらない派なので「中華そば」のみオーダーしました(店員さんには「ご飯いらないですか?」とオーダー時と提供時に聞かれましたが)。

 

中華そば・並

メニューは「中華そば」だけですが、大きさにバリエーション(小・並・大・特大)があります。自分は「並」をオーダーしました。大きさがよく分からなかったので。他にお客さんはいなかったため、提供は早かったです。

スープは「これぞ富山ブラック!」という黒さでした。イカ墨とかそういう黒さじゃなくて、使われている醤油の色です。「こりゃー醤油濃いな」と思いつつ啜ってみたんですが、想像していたよりキツくなかったです。まろやかなんだけど、しっかり醤油が主張している感じ。とはいえ流石に飲み続けると喉が渇く&唇がカピカピになりそうなんで、大半は残しました。

 

麺と具材

店員さんから「軽く混ぜてから食べてください」て言われたんですが、麺とスープをしっかり混ぜて、よく絡ませてからいただきました。麺の色は混ぜたからついたわけじゃなく、混ぜる前からこの色です。まるで麺にまで醤油が練り込まれているかのよう。麺の味にもしっかり醤油が染み込んでいました。丸太麺で食べ応えはありましたが、「並」サイズのためかそんなに量はなかったですね。自分にとっては好都合でした(夜の飲みがあるので)。これ一食でそれなりにお腹にためたかったら、男性なら「大」が良いかもしれません。

具材はチャーシュー、メンマ、小口ネギだった気がします。かなりシンプル。麺とスープの味わいを一切邪魔しない構成でした。

 

おわりに

西町大喜は地元民には「しょっぱすぎるので、初心者は西町が付いてない方の『大喜』に行くべし」て言われているようなんですが(西町のついてない「大喜」の方がマイルドらしい)、自分には想像していたほどしょっぱくは感じませんでした。期待値上げすぎたかも。まぁスープを積極的に飲もうとは思えない&食べてる途中から唇が乾く位のしょっぱさはありましたが。

レンゲは付いてきませんでしたが、富山ブラックラーメンのお店だとデフォルトぽいです。今まで行ったお店も大概そうでした(頼めば出してもらえるお店もある)。「スープの塩分濃度が高すぎるから、健康のためには飲むんじゃないぞ」てことでしょうか。

美味しいか?と言われれば「それなりに」という返答になりますが、一応富山名物らしいので、旅行で来たなら食べて帰ってもいいんじゃないかな、とは思います。元祖ですし。でも、もし友人から「一泊二日の富山旅行でランチに何食べたら良い?」て聞かれたら他のものを勧めると思います。