札幌にある地鶏料理の名店へ(やまさ和)

北海道初日の晩ご飯は「やまさ和」に伺いました。鳥長新潟で初代店主をしていた山澤さんが北海道に移って新しく開いたお店です。公式サイトなどを見る限り、鳥長新潟と似た構成のコースをやっているようです。今回は6,000円の「焼き鳥コース」(ドリンク別)を2名で予約しました。

お店は札幌市中央区の南1条西12条にあり、ススキノの繁華街からは少し離れています。自分たちが泊まった中島公園近辺からは徒歩で30分くらいかかりました。

店内はカウンター6席とテーブル席が3つ。カウンターには感染防止用のアクリル板とかの仕切りはなかったですが、もともと8席のところを席数を減らし、さらに1日2組だけ受けるようにしているようです。テーブル席同士も離れていて空間を広く使っていました。入店時に検温とアルコール消毒はあります。

我々は19:00に予約して伺ったのですが、残念ながら山澤さんは体調悪化のため入れ違いで帰ってしまったとのこと。今回は山澤さんと一緒にお店を立ち上げた方(現在の店長さん)に焼いていただきました。

 

地鶏のスープ

濃厚!身体に染み入る味です。

 

御漬物

サッパリ。鶏長新潟と比べるとちょっと寂しい量。

クラフトビール「週休6日」

店長さんが「あまり札幌で見なくて美味しいものを」と仕入れているKYOTO BREWING.COのクラフトビールをいただきました。味もさることながらタイトル勝ちですね。こんな人生を送りたいものです。あ、味ももちろん美味しかったです。ちょい軽で6日間飲み続けてもイケそうな味。

 

淡海地鶏・モモ肉のタタキ

レア度高め。衛生面はちゃんとしているのは当然ですが(信頼)、生っぽさがあるので賛否分かれるかも。鶏の味がしっかり感じられて、自分たちは好きな味でした。

 

宮崎親鶏のタタキ

こちらも同じくレア度高め。タレの味がしっかりしていて美味しかったです。

 

箸休め(人参と紫キャベツ)

固めの食感と強めのマリネ(酸味)がいいアクセントになっていました。

 

淡海地鶏・モモ

滋賀県産の淡海地鶏を北海道でも仕入ているのにはちょっとビックリ。やはり淡海地鶏は美味しいです。ただし味付けは塩気が強めでした。

 

「AKABU 冷卸し」と「Immich-Batterieberg」

妻はビールが飲めないので日本酒とワインで攻めます。人気酒・赤武の冷卸しと、聞いたことないドイツワインの白で。店長さんはイタリアンレストランなど洋食のお店にも勤めたことがあるらしく、ワインは得意とのこと。一方、日本酒は苦手とのことでした。

 

淡海地鶏・つくね

ホクホクで美味。

 

淡海地鶏・手羽先

皮カリカリ。塩気強め。

 

淡海地鶏・ササミのレアかつ

衣の薄さはさすが。火入的にはしっとり感が優っているというべきかは微妙。レア感。

 

クラフトビール「秋の気まぐれ」

濃厚な味わいの秋系ビール。これは美味しい!ビールの匂いも苦手な妻が「これは良い匂い。飲めそうだけど飲んだらきっとダメそう」と言っていました。

 

蓮根つくね

コリコリの食感が良いです。

 

淡海地鶏・かわ

鳥長新潟でも食べたことがないメニュー。塩。ファーストインプレッションは塩気を強く感じましたが、食べ進めると口が馴染んだのか、美味しく感じました。

 

鶏油ラーメン

黄金色!色も味も黄金のようなスープでした。超絶美味しい。「やまさ和」はランチ営業で「麺処 やまさ和」もやっているんですが(2022.09現在は休止中。ただし15:00〜17:00くらいまでは食べられます)、そちらは油まぜ麺専門で、汁ありラーメンはやっていないそうです。お茶碗サイズじゃなくて丼サイズで食べたかった逸品。

 

余市の葡萄(旅路)

酸味がしっかりしていて美味。甘ったるくなくて昔ながらの葡萄、て感じでした。このチョイスは良いですね。

 

おわりに

実は今回の旅行の目的は「やまさ和に行くこと」「山澤さんに会うこと」だったのですが、早速半分は達成できました。淡海地鶏、旨味の塊のような地鶏で絶品です。願わくば山澤さんに焼いて欲しかったのですが、体調を考えると無理はいけません。いたわって欲しいです。

お店は15:00〜22:00まで通し営業で昼飲みも可能なので、あと残り4泊のうちどこかでまた伺いたいと思います。