妙高高原スキー場のゴンドラに「雪むろ酒かすラーメン」の宣伝が貼られていました。上越のラーメン組合が名物にしようと何年か前から始めたらしいです。上越地区18のラーメン店が、それぞれ自分のところに合いそうな上越の酒蔵とコラボして作っているとか。
自分が上越に住んでいた時にはこのムーブメントはなかったと思います(当時は1店舗だけ冬季限定で「大吟醸酒粕ラーメン」を出しているお店があって、その店の名物みたいにはなっていましたが)。気になったので、翌日のお昼ご飯に食べに行ってみました。
雪むろ酒かすラーメン
翌日伺ったお店は「宝来軒 参」。以前は「GoGo 宝来軒」という名前でしたが、リニューアルして店名が変わりました。自分はリニューアル前のお店には何度か行ったことがあり、リニューアル後にどう変わったのかも気になっていたため、ちょうど良い機会とばかりに行ってきました。
全集中 エビミソ神楽
名前が某アニメに乗っかりすぎな気がします。店主が鬼滅好きなのか、そこまでしないとインパクトを出せないのか…。いずれにせよこちらのお店の酒粕ラーメンはこの一種類しかないので、オーダーしました。
スープは豚骨ベースの白湯?濃厚です。さらに背脂もたっぷりなので自分にはクド過ぎました。海老油も正直微妙…。クドさ×海老油の風味=いかんともし難い味。て感じでした。それに輪をかけるのがマスク越しでも分かる酒粕の匂い。そういや以前食べた酒粕ラーメンも美味しいとは思わなかったな、と思い出しながら食べました。
何よりダメだと思ったのが、具材が冷たいのでスープの温度を引き下げているところ。味がイマイチな上にスープがぬるいので、酒粕や海老油の生臭さを倍増させています。これは辛かった…。
麺と具材
太麺はリニューアル前から変わらず。食べ応え満点で嬉しい限り。 そしてスープが激ヌルなのと対照的に、麺は激アツでした。舌を火傷しそうなくらいに…。Why?でもこの麺の熱さがなければスープがもっとヌルくなっていたかと思うとゾッとします。アンバランスの極み。
具材はモヤシがかなり入っていました。多分スーパーで売ってるモヤシパック一袋分くらいはあったんじゃないかな?メンマは太いけど歯応えがイマイチ。チャーシューは味も脂もクドい。味玉は単なる煮卵。モヤシの上に載っている桜海老?は妙な風味を醸し出していました。
POP
えーと。映画の配給会社からギリ訴えられそうな配色デザイン。もし訴えられたら負けそうです。
おわりに
今回のオーダーは失敗に終わりましたが、こちらのお店のラーメンが全部不味いわけじゃないです。むしろ味噌ラーメンとかレモンラーメンとか美味しかった記憶があります。単に酒粕が自分に合わなかっただけ。
そういえば昔食べた「大吟醸酒粕ラーメン」も食べきれずに残したことを、スープの匂いを嗅いでるうちに記憶の底から思い出しました。今回も完食は出来ず、正直最後はスープの中に残った具材と麺を押し込んでそこそこ食べたフリしました。ごめんなさい。全集中して酒粕の風味を亡きモノにしようと試みたんですが、最後まで保ちませんでした。
メニュー全般がガッツリ系なためなかなか訪問する機会がありませんが、また上越に滑りに来た時などにはお邪魔してみたいと思います。