2024年 初飲み 原酒祭り

友人とお気に入りのお店に新年初飲みに行ってきました。友人は元旦も今日も仕事だったそうです。大晦日前から1月5日まで連勤だとか。お疲れさまです。

 

黒生

黒ビール好きな友人に合わせて、黒ビールで口火を切りました。

 

お通し(お正月Ver.)

「鯛と平目のなます、筋子の酒粕和え、とこぶし」です。どれもこれもお酒に合う!

 

「甲子」と「楽器正宗」

まだ飲んだことないラベルから2本をチョイスしました。

 

甲子 純米大吟醸 美山錦 生酒

「甲子」と書いて「きのえね」と読みます。千葉県の飯沼本家が造っているお酒です。「甲子」は十干の始めの甲と十二支の始めの「子」が合う日のことで、「物事の始まり」「始めるのに良い日」という意味があるそうです。

酒米には秋田県産の「美山錦」と兵庫県産の「山田錦」を使っていて、味はフルーティで香りも華やか。原酒らしいんですがスッキリ飲めて美味しかったです。

 

楽器正宗 大吟醸 黒鼓 Type-C

福島県矢吹町にある大木代吉本店が造っているお酒です。「自然郷」で有名な蔵ですね。慶応元年・1865年創業という由緒ある酒蔵で、店主(代表)は代々「代吉」の名を継いでいるそうです。

「黒鼓」は出品酒クラスの大吟醸酒で、香りは華やかで、マスカットのようなフレッシュな甘みがありつつ、後味はしつこくないという、とても美味しいお酒でした。調べたところ「白鼓」というバージョンもあるようですがどんな違いがあるんでしょうか…。いつか飲み比べてみたいですね。

 

くわいチップス

パリパリ!ちょっとしたおつまみに良い感じです。

 

「美丈夫」と「えぞの熊」

 

美丈夫 特別純米酒 しぼりたて生原酒

高知県田野町にある有限会社濱川商店が造っているお酒です。高知のお酒ですが辛すぎずスッキリしてます。新酒の生原酒なんですが、飲み口は柔らかくてフレッシュさがあります。

えぞの熊 純米吟醸酒

北海道旭川市にある髙砂酒造株式会社が造っているお酒です。北海道のお酒は苦手なんですが、こちらも苦手とまではいかないけど、「あぁ、やっぱり」とは思う味でした。

 

金目鯛の煮付け

ふかふかで味が染み込んだ金目鯛!めちゃくちゃ美味しいです。タレが染み込んだ野菜も絶品!

 

ガイアフロー 飲み比べ

仲良くしてもらっている常連さんから、静岡にあるガイアフロー静岡蒸留所のクラフトウィスキーを2種類、お裾分けしていただきました。

 

ガイアフロー静岡蒸留所について

ガイアフロー静岡蒸留所は2014年に設立された新しい蒸留所です。ローカルなクラフトウィスキー蒸留所の中では後発の方なんですが、現在ではかなり入手困難になっているほど人気が高いようです。

蒸留所(会社)は静岡市葵区落合という所にあるんですが、結構な山の中です…。静岡駅北口あたりの市街地のど真ん中も同じ葵区なので、詐欺だ…て思うんですが、車だと40分くらいで着くようです。公式HPを見ると水盤の上に建っているようなかなりカッコイイ造りの蒸留所なので、時間があれば見学に行ってみたい気もしますね(見学ツアーもやっている模様)。

 

UNITED S 2023冬

バニラビーンズのような香りとまろやかな味わいでした。華やかさを感じるウイスキーです。

「UNITED S」はもともとガイアフローの看板商品だった「K」と「W」の原酒(初留液)を融合(UNITED)させたものだそうです。

 

プロローグ K

静岡蒸留所が初めてリリースしたクラフトウイスキーです。1950年に日本で製造された「蒸留機K」を、閉鎖された軽井沢蒸留所から移設して復活させて蒸留したそうです。なお。ガイアフローの別銘柄Wも「蒸留機W」から名付けられています。

味は、ガツンと攻めてきて、その後パーっと香りが広がる感じ。「UNITED S」と比べて濃厚な印象を受けます。熟成に使っているバーボン樽の風味も影響しているかもしれません。

 

松前漬け

大将に「ちょっとした酒のアテになるものを」とお願いして出していただきました。通常メニューにはないものかもしれません。

ふだんあまり松前漬けは食べないんですが(スーパーで買って美味しくなかったり他のお店とかで食べても美味しくなかった経験から)、この松前漬けは美味しかった!特に自分の好きな数の子が美味しかったですね。味が染み込んでいて。

 

バイ貝

コリコリ!

 

「繁升 にごり」と「多満自慢」

こちらも知らない銘柄2種です。

 

繁升 純米大吟醸 にごり 生々

福岡県八女市にある株式会社 高橋商店が造っているお酒です。純米大吟醸をにごりにしているだけあって、にごりなのにフルーティーで軽く、飲みやすいお酒でした。美味しいにごり酒。

 

多満自慢 特別純米原酒 球形精米

東京都福生市にある石川酒造株式会社が造っているお酒です。ラベルに書いてある球形精米は日本酒の酒米を磨く過程では一般的なものらしいです。こちらのお酒は石川酒造の通常ラインナップではなく、日本名門酒会の秋の日本酒頒布会で販売されたものみたいです(公式HPに載ってない)。

味は結構しっかり目で酸味も感じました。繁升を飲んだ後だったからかもしれないけど。

 

唐墨

大将が好きなアテだそうです。大根で挟む食べ方はやったことあるんですが、お餅は初めてかも。どちらも美味しくいただきました。

 

田酒 飲み比べ

年末に続いていただきました。安定の美味しさ。

 

シラスのせ卵かけご飯

〆にあまりご飯物を食べないんですが、今回は友人が頼んだので自分も便乗しました。…いいですね。

 

赤出汁

こちらは〆に頼むことも多いかも。最後にホッと一息つけます。

 

おわりに

今年も良い飲みスタートが切れました。お店と友人に感謝です。

1月、2月は所用で近くに来る予定があるので、早速予約を入れさせてもらいました。楽しみです!