六日町で日本酒の飲めるお店をネット検索して伺いました。平日だけど一応予約して。お店は六日町駅から徒歩10分くらい。駅の東口を出てまっすぐ行き、2個目の信号(川を渡る手前)を左折して少し入った先にあります。
店内はカウンター席とテーブル席、奥に小上がりもあるようです。店員さんは2名(厨房担当と接客・簡単な調理担当)で回しているようですが、キャパはあまり大きくなさそうなので大丈夫なんでしょう。繁忙期はヘルプが入るのかもしれません。
一人だったのでカウンターの真ん中に案内されました。
妻有ビール(妻有の霞)
魚沼地区のクラフトビールが2種類ありました。まだ飲んだことない「妻有ビール」をオーダーします。「妻有ビール」は新潟県十日町市の妻有ビール株式会社で造られている地ビールです。創業は2018年2月16日。まだ5周年くらいの若いブリュワリーです。
銘柄は「妻有の霞」。ヘイジーIPA。爽やかな苦味と柑橘っぽい後味でした。
お通し
ホタルイカの酢味噌和え。「日本酒をどうぞ」てメッセージを感じます。
アンチョビバターポテト
ビールに合わせてオーダーしました。アンチョビが濃くて美味しい!
お造り三点盛り
器も盛り付けも良い感じです。今日の盛り合わせは「しめさば、イサキ、鯵」でした。
「吾有事 サングロウ」と「姿 愛山」
お刺身に入ったところで日本酒に移行します。
吾有事 サングロウ
「吾有事(わがうじ)」は山形県の奥羽自慢株式会社が造っているお酒です。元々は創業享保9年(1724年)創業という歴史のある蔵元だったんですが、2011年に廃業の危機に陥ったところを楯の川酒造がテコ入れして復活した蔵です(なので会社代表は楯の川酒造と同じ佐藤氏)。「吾有事」は奥羽自慢が復活後の新ブランド。
今回オーダーした「サングロウ」は初めて飲む銘柄です。味はサッパリでヨーグルトっぽい感じ。それこそ楯野川の別ブランド「子宝」のヨーグルト酒を彷彿とさせます。美味。
開発には奥羽自慢の阿部杜氏はもとより、新潟県のカネセ商店(酒販・飲食)が深く関わっているお酒です。
姿 純米吟醸 無濾過生原酒 愛山
「姿」は栃木県の飯沼醸造が醸すお酒です。愛山なのに甘すぎなくて美味!
栃木県は「鳳凰美田」「仙禽」「大那」「櫻川」など美味しいお酒が多いですね。あまり意識してこなかった県だけど、今度栃木縛りで飲んでみたいかも。
津南アスパラの肉巻きフライ
津南町名産のアスパラです。極太!そしてジューシー!調味料にマスタードが出てきたんだけど、これがまた合うのなんの。アスパラをマスタードで食べたのは初めてだけど、多分このアスパラじゃないとダメなんだろうなぁ…。
「而今」と「鍋島」で愛山比べ
メニューにある残りの愛山2本を飲み比べしました。銘柄的に美味しいのは分かり切っているし何度も飲んだことあるけど、これは外せないかな、と。
而今 純米吟醸 愛山
安定の味。鍋島の純米大吟醸と比べるとさすがに深さが足りないけど。でも十分な美味しさ。
鍋島 純米大吟醸 愛山
今日のチャンピオン。圧倒的な美味しさでした。こちらも甘過ぎないフルーティさが素晴らしかったです。
粗挽き麻婆豆腐
麻婆豆腐好きとして、どうしても食べたくて最後にオーダーしました。全部飲み終えた後にオーダーしたのは、もし辛すぎたら日本酒の味が台無しになるから。
実際はピリ辛くらいでふわりと山椒が香ってくる感じで、ザクザクの粗挽き肉がいいアクセントになっていました。
おわりに
日本酒の品揃えはかなり良いラインナップでした。六日町にもこんなに良い銘酒居酒屋があったんですね。しばらく間を開けて、ラインナップが変わった頃にまた伺いたいです。