静岡県浜松市にあるとんかつの名店「幸楽」に行ってきました。前回訪れたのは5年前。 転職が決まり遠くに行くことになって「もうなかなか来られなくなるから、この街を出る前に行っておこう」と訪れたのが最後です。
閑散とした街
コロナ禍のせいか、土曜の昼時というのに閑散としていました。
ヤバいくらいに人出がありません…。幸楽も開いてるかな?と思ったのですが無事営業してました。しかも営業開始前の訪問(11:50到着。ネット情報だと12:00開店)にも関わらず、自分で満席になりました。もう食べ始めてる人もいたし、実は11:30くらいから開けてたのかも。
ロースカツ定食・松
久々だったのでこのお店の筆頭メニュー、「ロースカツ定食・松」をオーダーしました。ご飯と赤出汁がついてきます。ご飯はお代わりO.K. ここの赤出汁がまた美味しい!
ロースカツ定食には松・竹・梅があるのですが、量が違うだけではなく、松の方が脂が多い部位を使うんだとか。大将曰く「とんかつは良質の脂を味わう料理」とのことです(昔何かのインタビュー記事で読んだ)。
ロースカツ
前回訪問時は衣が焦げ気味だったのですが、今回はこんがりときつね色の美しい衣で出てきました。パン粉が粗めなせいかエッジが立ってますが、衣自体も軽い食感で肉の邪魔をしません。
断面
断面積の1/3くらいが脂になってました。サラリと溶ける上質な脂なので、食後も全然もたれませんでした。
おわりに
店主はもう今年で80歳の御年。 「店で最後を迎えるまでやりますよ」とインタビュー記事では言っていたけど、仕込みの重労働等考えると、あと何年厨房に立ち続けることができるでしょうか。「いつかまた」が「いつのまにか…」にならないよう、チャンスがあれば積極的に来たいと思います。
参考:2020年のインタビュー記事