スノーピーク本社キャンプ場で初キャンプ

スノーピーク本社に併設されているキャンプ場に行ってきました。場所は三条市中ノ原456。三条燕インターから山の方に車で30分くらい走ったところにあります。車以外の交通手段は無いです。正式名称は「Snow Peak Headquarters キャンプフィールド」。なんだか響きがカッコイイ。「Headquarters」は「本社」て意味らしいです。

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住箱に泊まりたい

以前からここにキャンプ場があることは知っていたのですが、テント泊をしなくなったのでキャンプ場自体に関心がなくなり、スルーしてました。キャンプ用品(調理)は好きでそこそこ揃えているのですが、別にSnow Peaker(スノーピークが特別好きな人たち=装備をスノーピークで揃えがち)でもないので特に思い入れもないですし。

しかし2年前、偶然立ち寄った銀座SIXにあるスノーピークの店舗で「住箱」の存在を知り、実際に「住箱」に泊まりに行ってみてからというもの、俄然スノーピークが気になっていました。正確には「住箱にまた泊まりたい」。

ちょうど8月第一週の土日の予定が急遽空いたためどこかでコテージキャンプ(BBQ)しようと新潟県内のコテージを調べていると、こちらのキャンプ場に「住箱」が設置されていることが判明しました。しかも新潟県内で「住箱」が設置されている他の2ヶ所のキャンプ場はグランピング前提で宿泊費が高額なのに対し、Headquarters は「住箱本体の基本使用料+キャンプ場入場料」のみで利用できるため比較的安価です。

具体的なお一人さま価格で言うと「住箱基本使用料 10,000円+キャンプ場利用料 1,500円=11,500円」です(税込)。なお2名まで住箱基本使用料は変わらないので、2名で1泊した場合には13,000円。一人当たり6,500円という安さ。これでエアコンも付いててベッド(マット+寝袋)もあって、ソファー・テーブル・作業台(室内専用)・ランタンも備品でついてます。さらにコンセントも1ヶ所あって充電もできるし、近くに共用のシャワー棟と水洗トイレ・洗い場もあって24時間無料で利用可能。高規格のキャンプ場とか行けばAC電源付のオートテントサイトで基本使用料6,500円とか普通にありますし、そこに上記の備品をレンタルするとなると、いいとこ同じような値段じゃないでしょうか。ていうか備品が全部Snow Peak製品であることを考えるとむしろ安いくらいだし、何より猛暑のキャンプ場でのエアコンには5,000円くらいの価値があると思っています。

そんな素晴らしいキャンプ場(住箱)が今週末、日曜日のみとはいえ1棟空いていたわけです。もうね、速攻インターネット上から予約しましたよ。月曜日仕事だけど。

予約したのが真夜中1:30だったため、予約確定メールはその日のお昼頃来ました。ネット予約は仮押さえなので、確定メールをもって正式予約成立になります。無事に予約が取れてホッとしました。

 

当日チェックインまで

当日は新潟から高速道路を使い、三条燕IC経由でキャンプ場に向かいました。Googleで調べたところ「セブンイレブン三条滝谷店」が三条側から最後のコンビニらしいので立ち寄り、買い忘れていたお茶と水、氷や焼きポテチ用のポテトチップスを購入しました。

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一応 Headquarters 内にも売店はあるようですが、キャンプ用品はともかく氷とかお茶とかコンビニ的商品まであるか分からないので、必要な物は事前に揃えていった方が良いと思われます。もし無かったり品切れだったりするといちいち戻るのも大変ですし。

 

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国道289号を笹岡交差点から山の方に入ってしばらく行くと、キャンプ場(Gサイト、Hサイト)の先にスノーピーク本社が見えてきます。ただ、笹岡の交差点からはなだらかな登りなんですが、途中に一ヶ所トラップがあります。緩やかなカーブを曲がってそのまま走って行くと、田代製作所の方に向かって行ってしまうという…(詳細はグーグルマップでご確認下さい)。見た感じそこの分岐には看板も立っていなかったので、ちょっと注意が必要かもしれません。

 

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とりあえず一番最初に見えた駐車場に停めてみましたが、後から職員用駐車場だったことに気が付きました(ここに停めたまま受付まで歩いて行きました)。

 

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こちらの看板が本当の駐車場入り口の目印です。小さく「お客様入口・キャンプ受付」て書いてありますね。

 

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ここから入った先を左折するとお客様駐車場があります。写真奥に見えるのが Headquartersのショップです。右側の白い柱が立っている方が入り口です。ショップのカウンターがキャンプ受付カウンターも兼ねています。なお、お客様駐車場に停めた場合、ガラス張りの壁の左側の方にもドアがあるので、わざわざショップ入り口の方に回る必要はありません。

 

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正面から。左側がショップ、右側の壁の奥が本社社屋になります。

 

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もうちょっと近くから。右側白い柱の間にショップの正面入り口があります。お客さま駐車場からのアクセスは、写真左側の木の枝の下あたりにあるドアから可能です。そちらから入るとすぐ受付カウンターがあります。レンタル品が多数ある場合や重い物をレンタルする場合にもそちらから出入りする方が駐車場に近くて断然便利です。

 

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ショップ正面入り口の前、本社との連絡通路的なところには、テーブルに「木のワッペン作り」なる工作が置かれていました。特にスタッフはいなかったし「お声かけ下さい」みたいなことも書かれていなかったので、「説明読んで自分たちでやってね」てことなんでしょう。

 

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ショップの横(奥側)にある広場では、テントやタープ張りの講習が行われていました。実際一緒にやりながら教えてもらえるのは良いですね。講習対象者が既に該当製品を購入している人限定なのかは分かりませんでしたが、もし買う前にお試しできたりすると、購入後自分たちだけで張る気になれるかどうか分かって良いかも。買ったは良いけど張るのが大変すぎて結局使わなくなる事態とか避けられそうだし…。

 

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ショップ入ってすぐの場所です。ウェアのセールをやってましたが興味なし。一番奥がショップ/受付カウンターです。ショップのレジカウンターに行って声をかけるとすぐに手続きに入ってくれました。ネット申込の際に一通りの情報は入力しているのですが、あらためて記帳する必要がありました。精算後、鍵とバインダー(住箱やキャンプ場利用に関する説明書き、生ゴミ用の袋が入ってます)をもらって終了です。おおよそ15分くらいかかりました。

 

ショップを散策

無事キャンプ受け付けを終了したので、住箱に移動する前にショップを見て回ることにしました。多分住箱に一回落ち着いたらもう出てこられない気がするので…。

 

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ショップの中央に張られていた大きなテントです。何人用なんだろ?前室が大きくて快適に過ごせそうです。ただ、これを一人で張るのは無理だな…。片付けはもっと嫌。

 

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焚き火台と焚き火テーブルです。昔欲しかった時期もあったけど、ロールテーブル+テーブルトップコンロの組み合わせで十分快適なので、今はもういらないかな。焚き火台でBBQやるにしても、テーブルの端からいちいち手を伸ばすのがメンドくさそう。

 

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ドリッパー、バリスタケトル、保温ボトル(水筒)など。コーヒー飲まないし、水筒なら使うけどこれに7,000円オーバーは無理。唯一「SAKE BOTTLE TITANIUM」は惹かれたけど、シングルウォールで保温機能はないのか…。まぁ、ダブルウォールにすると保冷は出来るけどクーラーボックスに入れて冷やし直すことも出来ないから、そこはシングルウォールで良いのかな。ただ、540mlしか入らない(四合瓶一本分は720ml)のとお値段17,000円超というのがネック。特に値段がもう無理すぎる設定。これも買うことはないかな…。

 

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小型ダッチオーブンも置いてありました。そしてSnowPeak 製品にしては意外と安い。ダッチオーブン自体は昔から気になっていたんだけど、鋳鉄の使いづらさ(シーズニング、錆防止のメンテナンス)からずっと敬遠してました。手に取った時のズッシリ感は大好きなのですが…。でも、実際これ自分がキャンプで使うかな?大概BBQで肉焼いてるだけだし…とか考えると、やはりパスするしか。

 

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焚き火台も3サイズ売っていました。左からL・M・Sです。直火禁止のキャンプ場では焚き火台だけではなくベースプレート(下に敷かれている黒い板)も一緒に使う必要があるみたいです。少なくともここ Headquarters キャンプフィールドではそうです。こちらのショップでは「焚き火台+ベースプレート+炭床+収納ケース」がセットになった「スターターセット」も売っていました。スタッフさんにどのサイズがオススメか聞いたところ「一般的に売られている薪のサイズからするとLサイズですね」とのことでした。「Mサイズだと薪が焚き火台に入りきらずに斜めになってしまうため、組みづらいと思いますよ」というのが理由です。Mサイズ以下は持ち運びにどうしても小さいサイズが良い人のためにあるそうです(バイクでのツーリングキャンプとか?)。なお、焚き火だけで使うなら炭床をセットする必要はないそうです。

 

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そして薪。火が付きやすい剣太薪と、火は付きづらいけど保ちが良い広葉樹薪が売られていました。薪が売っているのを見て焚き火台をレンタルしようか真剣に悩んだのですが、15:00を過ぎた時点で35℃超とあまりにも暑く、このまま夜も熱帯夜だった場合単なる地獄だと思い、断念しました。もうちょっと涼しくなってからレンタルしてみたい。ちなみに焚き火台Lサイズのレンタル料金は2,500円なので、お試しで使うとかたまにしか使わないからレンタルで済ますとかいう場合にはそこそこ安くて良いと思います。

 

そして住箱へ

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ショップを出て今回宿泊する住箱に向かいます。今回借りられたのは「No.2棟」でした。

 

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No.2棟内部です。大人2人で過ごすには十分な広さだし、小さな子どもならあと2人くらいまでならいけそうです(合計4人)。まぁ自分は一人ですが。そしてソファーが大きい!170cmちょっとある自分が横になって身体伸ばして寝られるサイズです。弾力も申し分なし。

なお、住箱にはトイレと風呂などの水回り設備はありません。同じサイト内にある水回り棟にそれらは集積されてます。住箱No.2からだと徒歩2分くらいで水回り棟に行けます。

 

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ベッドはマットレスに寝袋が2つセットされてました。枕付き。ちょっと乗った感じマットレスが非常に柔らかく腰を痛めそうだったので、夜はソファーで寝ました。

 

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作業台?です。スノーピークのアイアングリルテーブルに天板をつけたものでしょうか。室内の備品を屋外に持ち出すのは禁止なので、ちょっとした物置に使いました。

 

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エアコンはベッドの上にあります。最初に入った時は住箱内にすさまじく熱気が籠もっていたため、風向きを下にして扇風機(持ち込み)を全力で回して空気を攪拌しました。

 

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無論、温度設定は限界まで下げて。しばらくの間はまだ外の日陰で風に当たっていた方が涼しかったです。

 

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ソファーから見る緑。「キャンプ場に来てるなぁ」と実感します。外は猛暑なんだけど中は快適。まさに思い描いていたイメージ通り!

 

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だいぶ室内の空気が攪拌されたので、扇風機を近くに持ってきて、涼しさを満喫しながら飲みをスタートさせます。座り心地の良いソファーにもたれながら至福の時。

 

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住箱出入り口です。全面ガラスドアになっていますが、ロールカーテンと普通のカーテンの両方が付いているので、プライバシーはきちんと守られます。

 

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今回の戦利品?です。ショップであれだけ「いらない」「買わないかな」とか言っておきながら、ひとつだけ購入してしまいました。ステンレスのテーブルウェアセットです。お一人さま用。「BBQにおいては紙皿こそ至高!洗わなくて済むし、なんなら燃やせば良いし!」て常々言っていて、今回も紙皿持ってきてたんですけどね…。Snow Peakのロゴが刻まれた皿を見ていたら、なんかこう、コレクションしたくなってきちゃったんですね。「セットで4,000円切ってるし、そんなに高くないし」「皿一枚1,000円だったら、セットで買った方がお得じゃない?」とか自分に言い訳して…。こうやって徐々に Snow Peaker に近づいていくのでしょうか。ちなみに今回のBBQは初志貫徹で紙皿を使ったので、まだ箱を開けてもいません。

 

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ロールカーテンを引いても向こう側の景色が見えていて良い感じです。目の前を車道が横切っているので、もしカーテンを開けていて誰かが通ると中が丸見えなんですね。かといって厚いカーテンを閉めてしまうとせっかくの景色が見えなくなってしまう…。内側からの透過率が高いロールカーテンなら、外の景色を楽しみながらも超絶リラックス(ソファーにだらしなくもたれかかりながら酒を飲む)できます。

 

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ちなみに外からロールカーテンを見るとこんな感じです。すごく近づけば少し中が透けて見える程度ですが、他人のキャビンにそこまで近づく人もいないと思う…。

 

周囲の様子やキャンプ場の設備など

室内の温度がだいぶ落ち着いたので、住箱周りを散策しに行きます。

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No.2棟前の敷地内から撮影。そこそこの暑さくらいだったら、最初から外にイス出して飲みたいくらいの良い景色です。

 

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同じく住箱前の敷地内から本社を撮影。ガラス張りでカッコイイですね。噂ではAppleが今の社屋を建てる前に視察に来たとか。

 

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住箱No.2から見た水回りです。右側の片流れ屋根の建物がシャワー棟、その隣の切妻屋根の建物がトイレと洗い場です。

 

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住箱No.2と本社の距離感。

 

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Hサイトには住箱が5つ並んでいます。この位置からだと一番前が自分の泊まっているNo.2。右端の3つめがNo.4です。この後ろにもNo.5とNo.6があります。それぞれの棟で並びは微妙にずれてはいますが、景色が一番良いのは前に他の住箱がないNo.2だと思います。

 

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シャワー棟とトイレ・洗い場棟まで歩いてきました。住箱No.2からは徒歩3分くらいです。どちらも新しそうな見た目です。

 

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シャワー棟入り口です。男女分かれていて、中にはそれぞれシャワーブースが2つずつ入っています。ブースは撮影していませんが、キレイで清掃が行き届いていました。ドライヤーはトイレ棟の洗面台に備え付けがあるようです。電源と鏡の問題でしょうか。

 

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洗い場の流し台です。左右に3つずつ計6個のシンクがあります。この写真では見えませんが奥側に炭消し用の流しがあり、バケツ、ザルも完備されていました。また柱には消し炭を入れて捨てる黒いポリ袋も備え付けてあります。すごい至れり尽くせりです!

 

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生ゴミの捨て方についてもレクチャーしてあります。そしてこのラミネートの上には生ゴミ用の透明袋も備え付けてありました。ここまでされたら、マナーを守るしかないでしょう。洗い場もとてもキレイでした。

 

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洗い場の建物です。こちらからだと炭消し用の流しが見えます。トイレは洗い場の左右で男女別に分かれています。トイレも中の写真はありませんが、キレイで清掃が行き届いている印象でした。

 

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シャワー棟横から本社に向かってオートキャンプサイトが広がっています。ここのキャンプ場にしては眺めはイマイチかもしれませんが、水回りが近くて車も横付けできて、電源もあればかなり便利ですね。

 

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キャンプ場内は原則一方通行です。道はすれ違い不可の幅しかありません。

 

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鹿のオブジェ。多分金属でできていたような気がします。

 

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オートキャンプサイトの電源です。サイトの境界線に立ってる場合が多いですよね。隣と間違えたりしないのかな?本社前の茶色い建物はゴミステーションです。

 

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ゴミステーションには、生ゴミ、燃えるゴミ、缶、瓶は分別して捨てていけます。燃えないゴミは持ち帰りです。外に置いてある水色のコンテナは炭捨て用のコンテナと焼き網捨て用のコンテナ、ガス空缶用のコンテナです。自分は使い捨て用に百円ショップで網を買っているのですが、いつも持って帰って燃えないゴミの日まで保管を強いられているので、網を捨てて帰れるのは地味に嬉しかったです。ゴミステーションの前には少し広めの駐車スペースがあるので、GサイトとHサイトで泊まっている人たちは帰り際に車で来て捨てていってました。

 

BBQ開始

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一通り見て回って戻ってくると少し日が落ちて暑さも軽減してきたため、BBQのセッティングを始めます。時間は17:30を回ったくらいです。

 

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テーブルはコールマンのロールテーブル、グリルもコールマンのテーブルトップグリルです。チェアもコールマンで持っているのですが、外倉庫に保管していたところ肘掛けの一部がカビてしまっていたため、持ってきませんでした(捨てる予定)。なのでチェアのみスノーピークからのレンタル(1000円)です。「FDチェアワイドRD」は座り心地も良かったし値段も妥当だったので、次に購入するチェアの候補に入れました。

 

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外はまだ暑いので扇風機はマスト。こういう時ワイヤレスの扇風機は重宝します。一般家庭用の普通のサイズなので風量も風速も十分です。テント泊の時にも随分役立ってくれました。

使っているのはバルミューダのGreen Fan 2+という扇風機なのですが、バッテリーパックが(本体も)廃盤になっているため、今後、バッテリーがヘタってしまうとワイヤレスとして使えなくなるのが懸念材料です。互換品も探してみたんですが、見つからないんですよね…。

 

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ワイヤレスつながりで重宝しているのがJBLのBluetoothスピーカーです。リラックスして過ごす時間に音楽は欠かせません。一応、キャンプ場の注意事項には21:00までは周りに迷惑をかけなければ音楽OKと書かれてました。BGMとして流すくらいなので、周囲にそんなにご迷惑はかけない程度の音量だと思いたいですが…。時には完全に自然の音だけを楽しみたいという人たちもいるので、何かあれば話し合いですね。一応、ワイヤレスイヤホンも持ってきてます。

 

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茜に染まる Snow Peak 本社を見ながらコールマンのセットで火を起こすの図。ロールテーブルもそこそこの年数使っているので天板に傷が入ったり細かな剥がれが出てきているのが目に付きますが、天板の色合いがとても気に入っているので今のところ買い換えは考えていません。以前予備にもう一台買っておこうと探してみたんですが、この色(チェリーウッド)のテーブルは廃盤になってしまっているようです。同じ形でナチュラル系の色のものはまだ売っているんですけど…。テーブルトップグリルも何年も使っていて炭床の一部のリベットが少し緩んできていますが、これ以上使い勝手の良いものはそう無いので、ガタが来たら2代目も同じ物を購入する予定です。

 

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今回持ち込んだクラフトビールたち。家から10分のスーパーで揃います。この他にサッパリ系としてスーパードライ500ml缶6本パックも持ち込んでます。

 

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炭を火起こし壺にセットして着火剤に火を付け、ひたすら放置していると勝手に火は起こります。便利。

 

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火起こし壺の筒の上部から炎が噴き出すようになったら完成です。

 

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耐熱手袋をして(←これ大事!)、燃えた炭が飛び散らないように炭トングで一本一本グリルの炭皿に移します。炭を出し終えた火起こし壺はすぐに水にさらして熱を取ります。結構頑強に出来ているのか、すぐ冷やしてもほとんど歪んだりしません。

 

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熾き火になりました。オガ備長炭を使っているのですが、この勢いで3〜4時間は燃え続けます。むしろ翌朝になって火が消えたように見えても、残った炭のかけらはまだ熱いってことがあるので要注意です。今回は住箱の中にグリルをしまって寝たかったので、洗い場の水で鎮火しました。

 

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用意した肉たち。安曇野でいつも買っている羊肉がすごく美味しいので新潟でもどこかの精肉店で羊肉を扱ってないかと探し歩いたんですが、今回購入した羊肉は残念なお味でした。これだったら原信(地元にたくさんあるスーパー)でパックで売ってるのを買った方が良かったかも。一方、牛ハラミと中落ちカルビはすごく美味しかったです。肉の脂が甘い感じ。さすが肉屋。今後、あの精肉店では羊肉以外を買うことにしようかな。

 

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いい感じの夕焼けになってきました。イスを移動して、飲みながら日が落ちるのをボーッと眺めます。音楽を止め、何もせず、何も考えず。ただ時間だけが過ぎていくのが心地よいです。

 

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あっという間に日は暮れて(というか日が暮れ切るまでボーッとしてました)。あたりは真っ暗に。しばらく放っておいた SORACHI が良い感じに汗をかいてます。

 

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今回のキャンプから投入したランタン「Sonnenglass(ソネングラス)」です。太陽光とマイクロUSB両方で充電が出来る優れもの。フェアトレード関係の輸入品で品質にはそこまで期待してなかったのですが、かなり明るくて役に立ちました。正直、テント泊時代から使っていたコールマンのランタンを忘れてきちゃったのでどうしようかと思ってたんですけど、ソネングラスのおかげで灯りには全く困りませんでした。ただ、食事の時にランタンスタンドがあれば、上から照らせて肉の焼き具合が確認できてもっと良かったかも。

 

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ランタンを消すと周りが全く見えないくらいの暗さです。光害がほとんどなく、上空にはきれいな星空が広がっています。FDチェアに浅く腰掛けて背もたれに大きく身体を預け、星を見ながらお酒を飲みます。目は星を捉えているんですが思考は停止しています。ただただ、静かな時間が流れていきました。

 

片付け〜チェックアウト

翌朝は6:00前には目が覚めました。ロールカーテンだけ閉めて寝たので、朝陽が眩しくて自然に目が覚めました。これは狙い通り。昨晩は日付が変わる前には寝てしまったので、睡眠も十分です。

 

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今日もめちゃくちゃ快晴です。まだ7:00前ですがこの時点でかなり暑く、住箱内は冷房全開です。入り口ドアの結露がすごかったです。

 

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洗ったものは日光で乾かします。小一時間もあれば十分乾くでしょう。

 

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室内の作業台の下にあった備品類です。いちばん右のボックスには歯磨きが入ってました。これは嬉しい。もし歯磨きセット忘れても大丈夫な安心感。

 

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ベッドの下に電源があります。ベッドを支えている板が張り出していて、コンセントは奥まったところにあります。ちょっと使い勝手が悪いかな。

 

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このコンセント、普通の差し込みプラグならOKなんですがL字型のものやACアダプター的な縦に幅を取るものは使えません。一応、一口の延長コードが作業台下のボックスに入っていたので、扇風機につなげて活用しました。

 

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USB充電器は、写真のように差込プラグがストレートのものであれば大丈夫です。L字型だと板か床と干渉してしまいアウト。折りたたみプラグ型のものも、本体が縦に長いとアウトです。3口くらいの延長コードを持ってくると良いと思いますが、エアコンを付けたままいろいろ電気を使うと速攻ブレーカーが落ちるらしいので注意が必要です。受付時に「エアコンとドライヤーは併用しないでください」て言われました。扇風機(風速最大)、iPhoneの充電、Wi-Fiルーターの充電、モバイルバッテリーの充電とエアコンの同時使用は問題ありませんでした。

 

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住箱No.2からNo.6までを撮ってみました。右端の木の下にギリNo.6が写っています。No.6だとむしろ本社と反対側に広がる山を見ながらBBQとかできるのかな?

 

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今回の戦績です。ビールは7〜8時間くらいかけて3.9Lを飲んだようです。時間単位に直すと約500ml /h。意外と飲んでない…。夕焼け見たり星空見てボーッとしてる時間が多かったからかな?ビール以外にも水2L、お茶も1Lくらい飲んでます。

 

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全てを撤収してゴミも捨て終えたのが8:30くらい。今日は昼前から始業なので、9:00のストアオープンと同時にチェックアウトして会社に向かえば十分間に合います。変則勤務は嫌いなんですが、こういう時だけは便利です。チェックアウトは特に混み合うこともなく、借りてたチェアを店外の指定の場所に置いてバインダーと鍵をカウンターで返したら終了です。あっという間に終わりました。なお、チェックインの時に「明日は早く出発しますか?」と聞かれたので、もし翌日早出をするなら何らかの方法があるのかもしれません。

 

まとめ

初めてHeadquartersの「住箱」に泊まりましたが、すごく良かったです。しかも住箱No.2は景観も設備も自分にとってはいちばん良い箱だったんじゃないかと思ってます。No.3〜No.6の住箱はNo.2とは少しずつ内装(というか備品)が違うようなので、もしSnow Peaker だったら「あのチェアとかこのテーブルとかいろいろ試せるぜ!」てなるのかもしれませんが、自分はSnow Peaker ではないのでそこではモチベーションが上がりません。むしろ「住箱No.2が空いてないなら行かなくてもいいかな…」てなっていきそうです(そして記事を書いている時点で、自分が泊まりに行けそうな日程は11月まで全て埋まっていました)。焚き火、したいんですけどね。

あと、ネット予約が初めての場合は手順が大事になります。予約する際、スノーピークのサイトから「GARVY PLUS CAMPNET」というサイトに飛ばされるのですが、GARVY PLUS CAMPNETにユーザー登録しないと予約画面に進めません。そしてユーザー登録して予約しようとすると、今度は「キャンプフィールドを利用するためにはスノーピークポイント会員への登録が必要です」とか言われます(会員No.の入力を求められます)。なので、

  1. 先にスノーピークのユーザー登録をしておく。
  2. GARVY PLUS CAMPNETにユーザー登録をして予約

という手順を踏んだ方がスムーズに行くと思います。ユーザー登録しなくてもGARVY PLUS CAMPNETではスノーピークキャンプフィールドの空き情報は見られますが、行きたい日があらかじめ決まっていてキャンセル空きが出ないか待っているような状況では、先にユーザー登録を済ませておいた方が精神衛生上よろしいかと。

実際自分も、土日が急遽空いた火曜日からこまめにチェック(その時点では空いてない)→水曜日も日中は空きが出ず→ダメ元で17:30に電話で確認してもやっぱりダメ→木曜日0:30(水曜日24:30)に空きが出ていることを確認!→勇んで予約しようとするもユーザー登録の壁に阻まれ、予約終了まで小一時間かかる。という状況でした。その間、他のユーザーに予約取られないかドキドキしっぱなしでした。なので初めてで本気で予約を取りに行きたい場合には上記方法をオススメします。

テント泊でも気持ちよく過ごせそうな高規格キャンプ場でしたが、自分は今後も「住箱」狙いでいってみたいと思います。