限定ラーメン・巴醤油そば(めんりすと)

新年の恒例行事的ラーメン屋さんにランチに行って行ってきました。三島市でお正月から安定して開けてくれている数少ないラーメン屋さんのひとつです。

開店直後くらいに伺ったので、お店周りの駐車場はガラ空きでした。お客さんも店内に一人のみ。オーダーは券売機式なんですが、店内に入ると写真メニューがやたら増えていて迷いました。いつの間に!

もともとお店に行く前から「醤油ラーメン」を食べようと思っていたんですが、複数ある「醤油ラーメン」のメニュー写真を眺めて迷っているうちに、ふと限定ラーメンがある事に気付いてしまいました。「限定」に弱いサガなので、急遽「辣醤麺(字面的にたぶん辛いラーメン)」をオーダーする事にしました。

メニュー写真の案内に従い券売機で「限定Aラーメン」の食券を購入したところ、店員さんから「限定Aは3種類ありますけど、どれにしますか?」て言われました。あらためて教えてもらうと「冬の限定・味噌」と「辣醤麺」、「巴醤油そば」があるそうなので、「(醤油があるなら)醤油で!」とお願いしました。

ソロだったので席はカウンターに通されました。こちらのお店はコロナウィルス対策が世間的に下火になって以降も、パーテーションを残したり入店直後の消毒をお願いしたりと、衛生に配慮する姿勢を貫いています。

カウンターもパーテーションで区切られていますが、パーテーションは透明だし狭さも感じないくらいの空間を確保してくれてあるので、快適に食べられました。

 

巴醤油そば

頼んだ後に「巴?3種類の醤油でも調合してるの?」とか思ったんですが、今記事を書きながら調べてみたところ、『巴醤油』は「粋蓮花(焼津市)」「麺創房LEO(焼津市)」「麺屋さすけ(掛川市)」という静岡の人気ラーメン店3店が「美味しい醤油ラーメンのための醤油が欲しい!」と醸造元に依頼して、ラーメン専用に特別に開発してもらったプレミアム醤油でした。しかも醤油を造る木桶から新規に造ったんだとか(この醸造元で新しい木桶を造るのは100年ぶりだそうです)。醤油ラーメンに本気過ぎる!

そんな『巴醤油』を使ったスープなんですが、澄んだ味わいで醤油のエグ味もなく絶品でした。具材を別皿で出してくるだけの意味があります。美味。まずは素の状態でスープも麺も味わってみるのが良いと思います。

 

麺と具材

もともとラーメンに入ってきた具材は味玉と青菜。それに加えて別皿でチャーシュー、メンマ、白髪ネギ、青海苔が付いてきます。最初から特製ラーメン的な扱いですが、これでお値段1,100円は妥当だと思います。

麺は自家製の細麺で、適度に弾力のある食感とつるつるした喉越しがすごく美味しかったです。

具材は、チャーシューは脂身はあるもののクドくないレア気味チャーシューで、スープに入れると少し味を吸って美味しくなっていました。メンマは極太。食べ応えがあります。白髪ネギには七味っぽい薬味がかけられていましたが、味的にはあまり変化は感じられなかったかな。青海苔は絶妙な量で、口内や喉に張り付くこともなかったです。風味としても○。

 

全部載せ Ver.

せっかくなので具材を全部載せにしてみました。具材は特に温められているという感じではなかったんですが(冷たくもなかった)、スープの温度はあまり下がらず、最後まで美味しくいただけました。

 

おわりに

近年はほぼ毎年正月にお邪魔していて、お正月外食のルーティンになっています。三が日に開けてもらえて、本当にありがたいお店です。

上の写真には無いですが、お店の外壁に「おかげさまで17周年」ていう貼り紙がありました(今年で18年目に突入)。お正月以外にも機会があれば伺いたい美味しいお店なので、末長く続いて欲しいです。