〆物が得意な老舗江戸前鮨(神田笹鮨)

東京・神田駅近くにある「神田笹寿司」にランチに行ってきました。こちらのお店は初代が江戸前鮨の開祖と言われる「華屋與兵衛」の元で修行しており、現在に至るまで変わらず、変えず、頑なに江戸前仕事を引き継いでいる江戸前鮨の老舗だそうです。

お店の場所は神田駅北口から徒歩3分くらい。飲屋街から少しだけ離れた先に、落ち着いた昭和の雰囲気の店構えが見えてきます。ガラスの引き戸を開けて入ると、平日のお昼前だったためか先客はゼロ。食べ終えるまでも貸切状態でした。

 

店内

改装はしているようですが、老舗の造りの雰囲気は残っています。木が多く使われていて落ち着く雰囲気です。

 

ちらし・並

昔、こちらのお店の「ちらし・並」が雑誌の表紙を飾っていたことがあって、その時に「いつか食べに行きたいなぁ」と思っていました。それから10年以上経って、ようやく念願叶いました。

値段は、昔は並は1,500円だったと思うんですが(雑誌掲載時)、時代とともに値上がりしたのか、今は2,750円になっていました。まぁ仕方がないですね。

味は、酢飯の酢は弱めだけど〆具合が良くて上に載っている鮨ネタとよく合います。ただし量は少なめ。具は、真ん中に煮烏賊、鮪が2枚、光り物系は酢で〆てありますが強すぎず、全体的に上品な味わいでした。敷き詰められているそぼろと海苔も美味しかったです。

 

追加

せっかく「〆物の神田笹鮨」に来たので、大将のオススメ〆物を2貫いただきました。

 

桜鱒

春の人気商品だそうです。味は普通かな。

細魚

サヨリ。こちらはほんのり酢を感じる〆具合で美味しかったです。

おわりに

お会計は「ちらし・並」2,750円にお好みで「桜鱒」と「細魚」を追加して3,960円。良心的なお値段だと思います。店構えも店内の雰囲気も素敵。

残念なところは、ガリがめっちゃ辛かったこと。辛いっていうか酸っぱい。いくら〆物が得意とはいえここまで〆なくてもいいのに。

あと、デジタルカメラでの撮影は禁止です。スマホで撮るのはOK。大将曰く「前に一眼レフで嫌な思いしたことあるんで」とのこと。何があったんだろう…?今回の写真はiPhoneで撮りました。