以前から気になっていた中華飯店「東華楼」にランチに行ってきました。こちらのお店は「バナナ餃子」という巨大な名物餃子を提供しています。お店は新潟市中央区新和にあり、駐車場は複数店舗の共用なのでスペースは広いです。ただし公共交通機関だとちょっと行きづらい立地かもしれません。
お店にはお昼真っ只中の12:30くらいに到着したんですが、並ばずに入れました。店内の入りも8割くらいで、サラリーマンと時間をあまり気にしなくて良さそうな年配のお客さんが半々くらいです。自分は一人だったのでカウンターテーブル(細長いテーブルが真ん中で仕切られているタイプで向かい合わせに座る)に案内されました。
ランチセットもあったんですが、巨大餃子と麻婆豆腐がセットになっているものはなかったので、単品で「バナナ餃子」と「四川風麻婆豆腐」をオーダーしました。「四川風」は地雷かもしれないと分かってはいるんですが、つい頼んでしまうんですよね…。
「バナナ餃子」をオーダーした際、店員さんから「焼くのにかなり時間がかかりますが良いですか?」と確認されました。特に急いでなかったのでどのくらいかかるかも聞かずにオーダーしましたが、実際には20分くらいで提供されました。
四川風麻婆豆腐(小)
餃子は時間がかかるよという宣告通り、先に麻婆豆腐が提供されました。さて。ここの「四川風」はどんな感じかな?と一口食べてみると…。
熱っっっっっっっっっっっっっっつ!
めちゃくちゃ豆腐が熱い!
口の中っていうより喉が灼ける感じがしました。これはヤバイ!速攻水を飲んで喉の違和感を落ち着かせようとしましたが、水が効かない!喉が痛い!「これはひょっとしたら命に関わるヤバさかもしれない」と脅威を感じました(喉から食道にかけて火傷なんて、シャレにならない)。
昨今ここまで豆腐が熱い麻婆豆腐を食べたことはなかったので、完全に油断してました。「味ばかりに気を取られてないで、知らないお店の一口目はいろいろ気をつけるべし」と肝に銘じました。
肝心の味なんですが、これまた予想外に美味しかったです!ビリビリとまでは言いませんがいい感じに山椒と花椒が効いていて、辛さも頭皮に汗をかくくらいのほど良い辛さ。いやこれは美味しい!四川飯店系の「陳麻婆豆腐」とはちょっと違いますが、ちゃんとした中華飯店の麻婆豆腐って感じでした。しかも追い山椒が出来るのが良いですね(麻婆豆腐の丼の左上のボトルに入ってます。テーブル調味料ではなく、提供時に持ってきてくれます)。
そして量も多い!中華料理店で単品をオーダーする際、量を選べることが多いんですが(普通サイズだと2〜3人前表記になっていることが多い)、「小」にすると往々にして「量少なくない?」て感じになったりします。
しかし今回は量たっぷり!器は一見小さめに見えるんですが高さがあって底が深く、丸鉢型でみっちり詰まっているので、かなりの量が入っていました。麻婆豆腐の熱さと量で攻略に時間がかかっていたため、餃子の提供時間は全く気になりませんでした。
バナナ餃子
13〜15cmくらいの大きさがあったと思います。味っていうか、まず食べた次の瞬間バラけるのがちょっと…。合わせ目から綺麗に左右に開いていって、餃子のタレに具材が散らばります。物理法則(自重崩壊)ってやつですかね…。
肝心の味ですが、こちらも大きさに比例して大味。肉汁は多少出てきますが、全体的に味が薄い。とても美味しいとは言えない味でした。
おわりに
最近、巨大餃子で失敗が続いている気がします。ていうか思い返してみると、美味しかった巨大餃子がとんと思い浮かびません。やはりメガジョッキの法則(メガハイボールとかメガがつく量が多い系は味が薄い傾向が強い)が餃子にも当てはまってしまうのでしょうか…。
ただ、こちらのお店の「四川風麻婆豆腐」は大当たりでした。大満足の味と量。辛さはそこまでではなかったんですが、メニューには「激辛麻婆豆腐」なるものもありましたので、そっちを頼んだら遠慮のない本気の四川麻婆豆腐が提供されるのかもしれません(日本人の舌にある程度合わせてるから本場「四川麻婆豆腐」じゃなくて「四川風」を謳っているのかも)。
いつか体調万全で、かつ後の予定のない時に「激辛麻婆豆腐」にチャレンジしてみたいと思います。
最近失敗した巨大餃子
巨大餃子の元祖と言われているお店。
一切容赦ない四川麻婆豆腐
ヤミツキになりそう。来年もまた行きたい!