今のクルマは３年前に中古で購入したのですが、購入時からドアの端に小さな擦り傷がいくつかありました（購入前の現車確認の時に説明を受けています）。たぶんドアを開ける時に壁にでも擦ったんでしょう。グレードや走行距離、装備などクルマ自体の条件は非常に良かったため、そこには目をつぶって「いつか直す事になるんだろうな」と思いながらも購入しました。
いずれ錆が発生したら直しに出そうと思っていたのですが、今年の梅雨に入ってから、右の後部ドアの擦り傷が茶色くなっていた事に気づきました。うん、錆びた。ついに来るべき時がきた。
クルマの錆はいったん発生すると、どんどん進行します。錆の周りの部分は普通に見えていても、実際は錆が塗装の下に入り込んで侵食していきます。放っておいて勝手に直ることはありません。侵食スピードがゆっくりな場合はありますが。表面が普通に見ていても中で密かに進行していく虫歯と同じです。ちなみに錆が塗装の下で発達すると、塗装を下から持ち上げるため表面が塗装ごとバキバキに割れます。そこまでいくと末期症状です。なお、歯の場合は虫歯が神経を殺してしまうと歯自身の強度が下がり、縦に真っ二つに割れたりすることもあるそうです。怖…。
今回は右側後部ドアのみ錆が発生しましたが、もともとあった右側前部ドアの擦り傷もまとめて直す事にしました。鈑金修理店では塗装のために実色合わせで塗料の調色を行うので、どうせならまとめてやってもらった方が塗装代が安くつくだろう、と期待して。放っておいてもどうせいつか錆びるだろうし。
右側前部ドアには上から下まで７箇所以上の傷があります。どっちかというと右側前部ドアがいちばん重症だったんですけどね。今回は右側後部ドアの一箇所しかない傷のみ錆びてました。
ついでに全部のドアをチェックしてみたら、左側後部ドアにも一箇所傷が…！
よく見ると右側前部ハンドルの内側にも細かい傷が多数ありました。前オーナーは女性だったんですかね？ネイルでつけたような細かい傷でした。
あと、ドアとは別に屋根の前部、フロントガラスと隣接する部分にクリアの浮きも起きてます。こちらは購入して２年目くらいから気になっていて、車検の際にディーラーにも相談したのですが、「その部分だけの部品取り寄せはできませんでした。修理するならルーフ全部の取り替えになるので、部品代で38万円くらいかかります。それに足して工賃も…」「ルーフが電動でオープンするタイプですので、工賃も結構かかってしまいます」「すいません、現実的じゃないですよね。対応できる鈑金屋さんがないか、当方でも探してみます」というお返事をいただいていました。工賃入れると50万円超コースってとこでしょうか。ルーフのガラス部分や可動部には全く問題ないので、見た目だけのために50万円は払えません。中古で購入価格を抑えた意味がなくなるとまでは言いませんが…。こちらもついでに相談してみようと思います。
いすれにせよドアもルーフも「いったん表面のクリアを剥がす→錆を削る→塗装し直す→クリア塗り直し」になると思うので、そこそこの値段は行ってしまうと予想されます。10万円以下で収まるといいのだけど…。
