山形で食べた絶品かき氷(ICE Cafe 弘水)

昨年夏に山形旅行に来た際、「腰掛庵」の夏限定店舗(山形県総合運動公園)でかき氷(といっても本式のは売り切れてたので持ち帰り用のカップのやつ)を食べたところ、あまりの美味しさに今までのかき氷観がひっくり返るほどの衝撃を受けました。

今年の夏も山形に来ることができたので「今度は早朝から並んででも整理券ゲットして本式のを食べてみたい!」と思い、夜にお店で飲みながら調べたところ、明日の月曜はあいにくのお休み…。平日だったら週末の地獄のような争奪戦(昨年自分たちが行った時には、7:30には整理券が売り切れたと言われました)にはならないかと思ったんだけど…。

翌朝、気を取り直して「山形県、かき氷」で調べてみると、美味しそうなかき氷が出てくる出てくる!山形、かき氷文化が盛んだったんですね。お店によっては通年でかき氷を出しているところもあるようです。

調べた中から、天童市にある「ICE Cafe 弘水」に行くことにしました。ネット上のかき氷写真が魅力的だったのと、今日一日の行程的に寄り易かったので。ホテルを出て、新庄まで行って山形蕎麦を食べ、日帰り温泉につかり、お店についたのは16:00過ぎ。16:30閉店なので結構ギリギリでした。日帰り温泉が良すぎてのんびりしすぎました。

 

弘水のかき氷

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オーダーしたのは「ドラゴンフルーツ」と「特製抹茶」です。閉店時間が近かったこともあり、人気のありそうなメニューは結構売り切れていました。自分は「特製抹茶」ですぐ決まったのですが、妻は熟考&質問の末、「ドラゴンフルーツ」にしてました。

両方に共通しているのは、「氷のサラフワ感が半端ない」ってこと。シロップがかかっていることによって、氷がサラサラ崩れ出すのをなんとか抑えているような印象を受けます。それくらい氷が軽い。そしてそんな氷が山盛りです!シロップも潤沢にかかっていて、最後まで味を楽しめました。

 

ドラゴンフルーツのかき氷

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酸味が少しあって、甘いんだけどサッパリしてました。キウイフルーツのような味。ドラゴンフルーツは追熟しないので、流通の関係(輸入品など)で早めに収穫されてしまったものは「甘みがなく不味い」といった評価になることもあるようです。こちらのお店で使われているものは、熟すまで待てた国産品なのか他のシロップも使われているのかまでは分かりませんでしたが、甘みと酸味のバランスが取れていてとても美味しかったです。

 

特製抹茶のかき氷

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テーブルに置くと、ふんわりと抹茶のいい匂いがしてきます。抹茶は上品な渋さがありますが、ミルクもかかっているせいか苦みはそんなに感じません。全体的に爽やかな味でした。中にわらび餅が入っていたんですが、意外な食感の取り合わせがなかなか良かったです。わらび餅自体も美味しかったですし。

 

まとめ 

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「ICE Cafe 弘水」は「赤塚製氷」という会社がやっているお店で、製氷部門の創業は明治41年、なんと100年以上の歴史があるようです。Cafe 部門は2016年からみたいなので、比較的新しいお店なんですね。製氷会社のかき氷だけあって削りにも妥協がなく、フワフワで軽い口溶けの素晴らしいかき氷でした。フレーバーも、通年営業しているので各季節ごとに限定商品が出ているようです。山形名物「だだちゃ豆」とか「さくらんぼ」とか、いつか食べてみたい…。山形にはちょくちょく来るので、たまにホームページをチェックして機会があったらまた食べに来たいと思います。

 

今回「腰掛庵」には行けませんでしたが、かえって山形のかき氷のハイレベルさを知ることが出来て良かったのかも、と思いました。調べていて他にも気になったかき氷屋さんがいくつかあったので、今後、順番に回ってみたいと思います。