飛行機欠航の危機(新潟→福岡線)

今日の午後から博多で用事があり、飛行機で移動するため8:00過ぎに新潟空港に行きました。ANAのカウンターでチェックインしたんですが、その際受付の人から「機材が揃わないため、お客様の便は飛ばないかもしれません」て言われました。

え。「遅れます」とかじゃなくていきなり「飛ばない」なんて言われたの初めてなんですけど…。てか飛ばないと困るんですけど。今日の午後打ち合わせあるし。

「どうすればいいですか?」と聞いたところ、「今、機材の調整をしているのでしばらく空港内でお待ちください」とのこと。キャンセルして新幹線で強行軍を組んだとしても、午後の打ち合わせには間に合いません。てかそれだと博多入りするのも夜遅くになりそう。どちらにせよ飛ばなきゃ詰みです。仕方がないんで保安検査場前の電光掲示板を睨みながら待つことにしました。

出発予定時刻を30分ほど過ぎた頃、自分が乗る便が機材調整中で出発時間が1時間遅れる旨の放送が入りました。また、遅延のお詫びがあるのでカウンターに取りにきて下さい、とも。「いやいや、飛んでくれるだけでもまずは良いですよ」と思いつつ速攻カウンターに向かいました(2番目でした)。

航空券を確認された後、驚いたことに封筒に入った現ナマをいただきました。ANA、遅延補償で現金配るんですね。これまでも遅延で待たされたことはありますが、こんなの初めてです。「お待ちの間、喫茶店等でお使いください」とのこと。「あぁそうか。味気ない電光掲示板と睨めっこしながら待たなくても、その手があったか」と思い出し、カードラウンジに行くことにしました。

 

待ちぼうけのカードラウンジ

新潟空港のカードラウンジは3階にあります。今日は出発予定時刻の1時間前という結構ギリギリな時間帯に来たので使う気がなくて存在を忘れていたんですが、待ちぼうけを喰らわされたため思い出しました。所有しているクレジットカードの付帯サービスで1名まで無料で利用できます。

入り口で航空券とカードをチェックされた後、無料のドリンクバーで飲み物をゲットして席に向かいます。カードラウンジは広めのカウンターテーブルwith電源があってパソコン作業がしやすいし、何よりソファーがふかふかで座り心地が良い!空港のフロアの長椅子とは大違いです。待ち時間を潰すなら絶対こっちの方が快適です。新潟空港の戻り便は結構辺鄙な時間にしか飛んでないので(朝早くか夜)、旅行最終日で飲み疲れ食べ疲れでヘロヘロになった状態で夜の便を待つ時とかに重宝します。

今回の九州旅行も帰りの便は福岡を夕方発なので、それまでどこで時間を潰そうかと思案していたんですが、お昼ご飯を食べた後空港に行ってラウンジで休みながら待つのもアリだな、と思いました。気づかせてくれてありがとう。怪我の功名。

 

そんなこと考えつつラウンジで過ごしていると、スマホにANAからのお知らせがポンポン入ってきました。「お待たせしてすいません。機材トラブルのため、出発時間がさらに30分遅れます」「お待たせしてすいません。機材…」「お待たせして…」。ヲイヲイ、散々待たせた挙句「やっぱ飛べませんでした」はやめてよ !? 最悪午後の打ち合わせはWeb会議で参加するとしても、こちとら明日の朝には博多にいなければならないんよ !?

ちょっとドキドキしながら待っていると、通知の連続がなくなりました。どうやら出発時間が確定したようです。もともとの出発時間から約2時間40分遅れで飛び立てそうです。

頃合いを見て保安検査を済ませ、出発ロビーに向かいました。

 

そして徒歩?

代替機(なのか元の便が遅れたのかは不明)が来たのは良いんですが、なんと飛行機には「徒歩で向かえ」とのことです。空港の1階から歩いてタラップに向かいました。こんなに待たせておいて何ていう扱い…。これだから寂れた田舎空港は…。

 

Fuji Dream Airlines

ようやく席に乗り込むと、隣にFDA機が停まっていました。「え?新潟ー静岡間て飛んでるの?だったらちょっと便利かも」て調べたところ、新潟からは名古屋(小牧)、神戸、福岡にしか飛んでないようですね。まぁ機会があればいつか使ってみたいと思います(多分ない)。

 

空へ

結構待って、ようやく飛び立ちました!約3時間遅れながら午後の打ち合わせにはギリ間に合いそうです(あるいはちょっとの遅刻で済みそう)。スマホとかPCは離着陸時使えないけどカメラは使っても良いので、早速新潟市街地を撮ってみました。

 

新潟の穀倉地帯。中越くらいかな?

 

新潟県は出てる。たぶん。

 

富山?

(この後、ひたすら空撮写真が続きます。お好きな方はどうぞ)

 

どこかの半島の付け根ぽい感じ。

 

雲の上に見えてるのは富士山 !?

 

を!めっちゃ栄えてる感じ。

 

アタマひとつ抜けてる雲たち(奥)。

 

だんだんモコモコしてきました。

 

雲の下に陸が見えてるのが好き。特に海岸線。

 

これは良い雲たち。

 

雲から透けて見える陸地。

 

こじんまりした港町に住むのもいいかな。海と山が出来るだけ近い場所で。そこでは今とは全然違う仕事をして、違う時間の使い方をして。

空からそういう街を眺めながら、もしそういう人生を最初から送っていたとしたら、今の人生はどうなってたかなぁ、なんてことをぼんやり考えるのが好きです。

 

ちょっと開けてきたかな。

 

盛り上がってまいりました(雲が)。

 

なんか横にニューンって長い感じが好き。ニューンの中の人たちって、どんな人生送ってるんだろう。

 

これもなかなかの奥地感。平野との断絶。山間部の人生。

 

雲の限界設定ぽい感じ。

 

良い雲原1。

 

良い雲原2。

 

中央の隆起している部分とか好き。

 

何この秘境感。何かの儀式が行われてる !? ドラクエ7にこんな場所があった気がする。

 

こっちは上よりちょっと開発が進んだ感じ?

 

福岡へ

搭乗してから1時間半近く経って、ようやく福岡が見えてきました。

 

高度がぐんぐん下がっていきます。

 

いやー、来たぜ福岡!

 

何気に雨降ってるんですが。出発した時の機長アナウンスで「福岡は晴れ」て言ってたのに!

 

を。降りる降りる。飛行機のスピードが早くて手前のビルが被写体ブレ起こしてます。

 

福岡到着

機材トラブルで約3時間、空の上約2時間かけてようやく福岡入りできました。長かった!本来なら午前中には着いてホテルに荷物預けてお昼ご飯に博多名物でも食べつつ打ち合わせに備えようと思ってたんですが、飛行機遅延で全部吹っ飛びました。ランチを食べる間もなく打ち合わせに向かいます。

いやでも着いて良かった!振替便がどうなったか分からないけど、打ち合わせ時間に機上にいて参加できなかったら、明日はぶつけ本番ってことになりかねなかったから…。次回から大事なイベントの時は出来れば前々日くらいに入る余裕を持ちたいと思いました。