大石田蕎麦街道の外れにある隠れた名店(そば吉峰)

ランチで尾花沢まで来たので午後は舟形まで足を伸ばして「若あゆ温泉」、戻って「あったまりランド深掘」と温泉をハシゴしました。

当初は夕方くらいに山形を出て晩ご飯は新潟で食べる予定だったんですが、「やっぱり山形蕎麦を食べて帰りたい」と思い直し、中途半端な時間でも営業している大石田の蕎麦屋さんを検索して伺いました。

今回伺った「そば吉峰」は位置的には大石田蕎麦街道の北の外れにある感じです。最寄駅は北大石田駅。県道から細い道を入った住宅街の中にあり、初見では不安になる立地でした。駐車場も広くなくて、停め方によっては奥の車が出にくくなりそうな感じです(自分が行った時は時間的に他のお客さんはいませんでしたが)。

下に写真も載せていますが、お店の入り口が道路に面しておらす完全に内側にあるので、無事お店を発見できても暖簾が出ているのかいないのか分からないという…。かなりの隠れっぷりです。今回は無事入れました。

店内は民家を改装した一階部分で、畳の大広間に食卓が並べられています。キャパシティはそこそこありそうです。自分は仏壇の前の卓に通されました。

 

大根汁(辛口)と小皿

ざる蕎麦をオーダーしたんですが、つゆを大根汁で割ったものか普通のもの(水で割ったもの)かを選べます。せっかくなので大根汁にしました。

大根汁の他に薬味の葱、枝豆、味噌こんにゃく、漬物が提供されました。山形の田舎蕎麦屋さんによくあるスタイル。蕎麦が提供されるまで小皿の料理を食べながら待ちます。

 

ざる蕎麦

こちらのお店は極太の田舎蕎麦はメニューになかったので、普通のざる蕎麦をオーダーしました。ざる蕎麦以外には「かけ蕎麦」「自然薯蕎麦」「かも蕎麦」がありましたが、自然薯は未入荷、鳥蕎麦は鳥インフルエンザの影響で鴨肉が入らないとのことで、やっていませんでした。

 

普通盛り400g

ランチ後温泉を2軒ハシゴしただけなので正直お腹はそんなに空いていなかったんですが、今日の晩ご飯も兼ねているので少し多めの400gでオーダーしました。

お蕎麦は香りが高く、細いけどコシもあってかなり美味しかったです。太さも長さも少し不揃いなところがあるんですが、そこがまた良いアクセントになっています。大根汁も美味!

予想以上に美味しかったので、600gにしておけば良かったと後悔しました。今年は無理そうですが、新蕎麦の時期にまた食べにきたいですね。

 

おわりに

初めて来たお店なんですが、美味しくて満足しました!大石田だからなのかお店のレベル自体が高いのかは分かりませんが、次に大石田蕎麦街道に来る時には上位の候補店になりそうです。

今回は混みそうにない時間帯に来たので大丈夫でしたが、もし駐車場が混んでいたらかなり入りづらそうなのが難点かも。暖簾を潜って中に入るとウェイティングボードも置いてあったので、週末とか時間帯によっては結構混むのかもしれません。

 

外観

県道から細い道を入ってきて最初に目にするお店の外観です。幟も出ていないし、やってるのかやってないのか分かりません。障子も破れてたりするので「ひょっとして廃業している…?」とか思ったりしたんですが、念の為この反対側に回り込んだら立派な暖簾が出ていました。