新潟市には「濃厚味噌ラーメン」というジャンルがあるのですが、その元祖と言われるお店が西蒲区にある「こまどり」です。街中から結構離れたところにあるのでなかなか来る機会がなかったのですが、仕事が休みの平日に一念発起して行ってきました。
駐車場
お店の前の駐車場は砂利敷きです。たまに前を通るとお昼時は常に満車なんですが、今回は15:30という半端な時間だったおかげかほぼ車がありませんでした。
店舗入口
普通に民家…。店内はカウンターと小上がりがあるのですが、民家調なのは変わらず。
味噌ラーメン
「新潟濃厚味噌ラーメン」の特徴は「割りスープがついてくるくらいのしょっぱさ」です。スープがかなり塩辛いので、味を薄める用のスープが別のお椀で付いてきます。
流儀としては一応普通に食べてみて、塩気に耐えられなさそうだったら少しずつ割りスープを入れて調整してみる、てとこでしょうか。割りスープを最初から全部入れてしまうと、あまり美味しくならないと思います。
ちなみに食べ慣れてる新潟市民には「割りスープを一切使わない」という人も結構いるようです。
麺は太麺、具材はキャベツともやしを中心とした野菜炒め。木耳もゴロゴロ入っていて嬉しかったです。チャーシューはありませんが挽き肉が入っていました。
ビッグ餃子
こちらのお店のもう一つの名物「餃子」。メニューには別にビッグって付いてなかった気がしますが自分が勝手に付けました。写真のお皿はよく餃子が乗って出てくるお皿とほぼ同じサイズです。一個一個が大きすぎ！肉汁も大変なことになりますが、かなり美味しかったです。この餃子を食べるために、味噌ラーメンは敢えて特製にせずスタンダードな方を頼みました。
おわりに
「新潟濃厚味噌ラーメン」の原型が完成したのは、昭和48年（1973年）とのことです。当時居酒屋をしていた「こまどり」の先代社長が作り、居酒屋のメニューに載せたのが始まりらしいです。
新潟市内には同じ「新潟濃厚味噌ラーメン」を出す「東横」というお店があり、チェーン展開もしている有名店なんですが、昔は「東横」が元祖かと思っていました（最初に連れてってくれた先輩にそう教えられた気がする）。調べてみたら「東横」の創業者は「こまどり」で修行して独立したようですね。
「濃厚味噌」は寒い冬にピッタリだと思うので、次回はまた冬に食べに来たいと思います。
