京都西陣のとろける親子丼(西陣 鳥岩楼)

冬の京都に観光旅行に行った際、絶品親子丼を出すお店として名高い「西陣 鳥岩楼」にランチに行ってきました。お店は地下鉄烏丸線・今出川駅を降りて西方面に徒歩20分くらい歩くと辿り着けます。目印は桜井公園?

こちらの「親子丼」は自分が関西に行く際によく参考にしている「Meets」という雑誌の表紙を以前飾っていて、そのインパクトにやられて「どうしても食べて帰りたい!」と思って行ってみたんですが…。

分かっちゃいたけど遠い…。2006年はまだガラケーの時代でしてね…。Googleマップも無い中、雑誌の地図を頼りに知らない街を20分も歩くのは不安で仕方がなかったです(方向音痴)。無事辿り着けた時には胸を撫で下ろしました。

が。

何この大行列。お店の前から東に列は伸び、角を曲がって桜井公園の方まで行ってます。ちょうどお昼時ってのもありますが、激混みすぎ。仕方がないんで並びますが、「こりゃ午後の計画はほぼ飛んだと思った方が良いな…」と内心思ってました。

 

親子丼

何分待ったかもはや覚えてませんが、多分13:30くらいには「親子丼」にありつけていたと思います。寒い中ひたすら耐えて対面した「親子丼」は輝いて見えました。これまで見たことがないくらい卵がトロトロ!何この半熟具合。味も、出汁の上品な味わいとまろやかな卵、しっかり旨みのある鶏肉が相まって素晴らしいとしか言いようがありません。諦めずに待って良かった…。大満足の逸品でした。

なお、帰りには行列は解消されてましたが、自分がお店を出る時に入ってきたおばちゃんたちの一団は、売り切れで断られてました。そうか、並んだ時に「売り切れるかも」ってのは考えてなかった。次から気を付けないと。

 

おわりに

親子丼の美味しさもさることながら、建物自体もかなり年季が入っていて歴史的建造物っぽかったです。廊下とか階段とかちょっと狭いな、て思ったんですが、今考えると昔の日本人の体格に合わせて作られていたのかもしれません(階段に関しては、江戸末期に料亭での誅殺を防ぐため=集団で押し入られないように敢えて狭くしたという説もあったりなかったり)。建物自体をもっとよく見ておけば良かったな。坪庭には鹿威しや吾唯知足の水盤みたいなのもあった気がします。次に行った時はチェックしないと。あと基本席は相席です。自分は2階に通されましたが、座敷に卓が並べられていて空いているところに入れられてくみたいな感じでした。

次回行く時には売り切れの憂き目に遭わないように、11:30頃にはお店に辿り着けるように向かいたいと思います(ランチ予約不可。2024年現在、昼の営業は12:00〜14:00)。