能作ファクトリー

富山県高岡市にある「能作ファクトリー」に行ってきました。「能作」は高岡市に本社がある日本が世界に誇る鋳造メーカーで、錫の酒器・生活雑貨などが有名です。1916年創業なので100年以上も続いている老舗です。

能作ブランドの錫製品は以前から好きで、日本酒用の錫の酒器はいくつか持っています。ファクトリーでは工場見学や鋳物製作体験などが出来て、カフェやショップも併設されているようなので、せっかく富山にいるなら行ってみようと思い立ち、予約もせずにフラッと訪問してみました(日曜祝日は工場見学はやってなかったので、結果的に予約は不要でした)。

 

能作ファクトリー

横に長い建物で写真に収まりきらないので、入り口付近を中心に撮影してます。写真左側のガラス張りのところがカフェです。

 

デザイナーズな花器

入り口の自動ドアを入ってすぐのスペースに、富山のデザイナー100人が能作とコラボした花器がずらっと並んでいます。

ひとつの県にデザイナーがそんなにいるってことにまずビックリしました。

 

型枠展示

鋳型を製作する際に使われる木型だそうです。展示してあるけど、現在でも実際に製造に使用しているんだとか。

 

2階へ

型枠展示の横(上の写真で言うと左側)に狭めの通路があって、2階に上れるようになってます。

 

工場内

2階に登る階段の途中はガラス張りになっていて、工場内が覗けるようになっていました。今日は日曜なので稼働していませんが(ゆえに工場見学ツアーもなし)。

 

2階展示

2階の展示コーナーは思ったよりこぢんまりしてました。このスペースが全てです。

 

お子様(家族)対象の「やってみようコーナー」。とはいえ曲げる以外の何も出来ませんが(1階では錫のお猪口作成体験コーナーとかあるけど大人向け)。そして錫、やってみると結構固い…。短いヤツとか絶対曲がらないと思う。超固体!て感じでした。

 

2階の奥には「風鈴回廊」という風鈴展示コーナーがありました。風鈴とはいうもののガラス製品と違って重たいため、どちらかというと「ベル」に近い感じです。

ここに展示されているのは全部アウトレット製品のため、鳴らしてみて気に入った風鈴があれば正規品より安く購入することも可能です。2階にレジはなさそうだしスタッフさんもいなさそうなので、1階のレジまで持って行けば良いのかな?

1階には正規品も売っているのですが、箱に入っていて鳴らすことは出来ないので、音色が気にいるかどうかは分かりません。そういう意味ではアウトレット品とはいえ、実際に鳴らして気に入った音を買えるのは良いかも。

 

戦利品(アウトレット商品)

今回のファクトリー訪問の最大の目的は、このアウトレット商品を購入することだったと言っても過言ではありません。Amazonのサイトで何年もブックマークしていた「NAJIMI タンブラー」と「ビアカップ L」をついに購入してしまいました!

 

NAJIMI タンブラー

容量は390ml。水を飲むのにも良いし、ハイボールにも使えます。使い勝手が良く手にも馴染むデザインの万能型タンブラーです。錫効果か水道水ですら美味しく感じます。

 

ビアカップ L

NAJIMIタンブラーがあれば要らないんじゃね?て結構悩んでました。Amazonのブックマークからも外したりまた入れたり。細身だから何かの拍子に当たってしまったらすぐ倒れそうだし。

でも、実際使ってみたら…。イイ!これは良いものです。ていうかビール飲むならこっち一択かも。細身な分、錫がビールに触れる表面積が大きいためか、冷え冷え度が違う気がします(NAJIMIタンブラーと飲み比べた感想)

 

錫製品の弱点

購入して普段使いしていて気づいたんですが、錫製品、保冷機能はないです。注いだ後しばらくは液体の温度が低いためさらに冷えるような感じを受けますが、ブログとか書いたり写真編集しながらのんびり呑んでいると、結構ぬるくなっていきます(部屋の温度にもよりますが)。

日本酒の場合、お猪口とか酒器にはそんなに量が入らないので、飲み干す→冷えた日本酒を注ぐ→錫の酒器もまた冷える、を繰り返していたので気づきにくかったんですね…。これからは状況に合わせて二重タンブラーと使い分けていこうかな。

 

おわりに

工場見学や錫作品製作のワークショップに参加しない限り、正直あまり見所はないかな…。でもアウトレットは魅力的なので(今回4,000円以上も節約できました!)、また富山に行った時にはアウトレット目的で行きたくなるんだろうなぁ、と思います。散財には気をつけないと!