黒豚しゃぶしゃぶ発祥のお店(あぢもり)

九州旅行2日目・鹿児島初日の夜は、黒豚しゃぶしゃぶ発祥のお店と言われる「あぢもり」へ。鹿児島入りした昼にダメ元で電話してみたところ、当日予約が取れました。

「あぢもり」は昭和53年(1978年)に初めて黒豚をしゃぶしゃぶで提供したお店です。1970年代当時、鹿児島県の名産だった「黒豚」は多産で効率の良い「白豚(一般的な豚種)」に押されて生産が落ち込み、あわや消滅の危機にあったそうです。

同時期に奥さんの実家のだいぶ経営の傾いた食堂を継ぐために神戸から鹿児島に移住してきた佐藤社長が、立て直しのため出身大学(慶應だそうです)の先輩の伝手を辿りまくったところ、とある大先輩から「絶滅の危機にある黒豚を救ってくれ」とゴリ押しされ、「え?自分、牛の方が好きなんだけど…」て思っていたにも関わらず 頼まれて仕掛けたのが「黒豚のしゃぶしゃぶ」だったそうです(三田会頼っておきながら三田会の大先輩の言うこと聞かないとか有り得ないですからね…。佐藤社長が消滅してしまいます)

そこから時は流れ、今では「鹿児島といえば黒豚料理」と言われるくらい黒豚は盛り返しました。すごいぜ!佐藤社長。と「いずれ量より質の時代が必ず来る」と県単位で黒豚の振興推進を決めた当時の金丸鹿児島県知事。

そんな元・絶滅危惧種を美味しくいただきに来ましたよ、とお店に入ると、3階の和室に案内されました。和室ですが椅子席です。胡坐or正座で食べるのが嫌いなので、これは良いですね!食事に集中できそうです。

 

黄金色の出汁

席に着くとすでに鍋に出汁がセットされていました。出汁が黄金色!(鍋の色かも)。色的にめちゃくちゃ美味しそうです。

 

黄金色の炭酸麦ジュース

やはり口開けはこれですね!安定の味。さっきのお店の「たんかんビール」はイマイチだったので。

 

黒豚と野菜の和え物

昆布も入ってる気がしますが、むしゃむしゃ食べてしまったので印象が…。たぶん酢の物的な味だったと思います。

 

黒豚とサツマイモの揚げ物

カリッと揚がっていました。小さめ。

黒豚しゃぶしゃぶ(大久保コース)

正式なメニュー名は「特選黒しゃぶ」。黒シャブ、て。ちょっと危険な響きに聞こえちゃいませんかね。何でそんな略し方をしたのだろう…。

こちらのお店の特徴として、肉はポン酢やタレは使わず、出汁と溶き卵だけで味わうことになっています(なので生卵が2個付いています)。

 

黒豚

良い盛り付け方!真ん中にバラ肉がバラ状の盛り付けで置かれています。それ以外の周りの肉はロースだった気がします。これで2名分ですが、「大久保コース」という肉の量が通常の1.5倍になるコースを選択しています。

和服を着た素敵な店員さんが最初にバラ状のバラ肉を鍋に入れてくれ、開いたら出汁で食べるよう言われます。その後は卵を溶いてお好きにどうぞ、てスタイル。

 

野菜たち

肉をひとしきりしゃぶしゃぶしたら、次は野菜へ。先に野菜を食べ終えてから、存分にシャブシャブしました。美味いぜ、黒シャブ(悪い笑顔)。

 

黒千代香

「黒千代香=くろじょか」は酒器の名前です。中身は前割りした焼酎を燗つけしたものです。結構お腹いっぱいになってきちゃったんで、ビールはやめて最後はのんびり焼酎を嗜みました。せっかくの鹿児島ですしね。

 

〆の饂飩

なんだろう。ちょっと細すぎない?そしてキュッと締まったタイプの饂飩でした。

 

デザート

抹茶羊羹みたいな感じ?一口サイズでサッパリ食べ終われました。

 

おわりに

「鹿児島行なら絶対黒豚しゃぶしゃぶ!」と友人が強く推していたので食べに行きましたが、いやー、良かったですね。美味!黒豚自体は東京とかでも食べたことがあるんですが、しゃぶしゃぶで食べたのは初めてかも。シャブにハマりそうです。

「でもこれ、自分で材料買ってやろうとしても、絶対ここまで美味しくならないんだろうなー」とも思うので、また鹿児島に食べに行きたいと思いマス。