長岡にある淡麗系ラーメンの名店「麺や 雨龍」にランチに行ってきました。こちらのお店は店名変更前の「鶏蕎麦 かかし」時代に「ミシュラン新潟2020特別版」でミシュランプレートにも掲載されたお店です。
店名変更の理由は分かりませんが、「麺や 雨龍」になってからも、「鶏塩そば」や「貝塩そば」「金目鯛の白醤油ラーメン」などの淡麗系の旨口ラーメンをプロデュースし続けていました。長岡で淡麗系塩ラーメンといえばココ!(とあと2店!)てくらい美味しかったお店です。
2025.05月以降のメニュー

が。突如、豚骨醤油ベースのコッテリ系に宗旨替えしてました。毎回行くたびに店頭の看板等で「今回は新しい淡麗系ラーメンは出てないかな?」とメニューを楽しみにチェックしていたんですが、今回からは何と全種類コッテリ系になっているという…。何度見返しても淡麗系メニューは一切ありませんでした。
え?どゆこと?と混乱しましたが、「あの雨龍が出すコッテリ系だから、ひょっとしたら美味しいかもしれないし…」と期待を抱きながらおずおずと入店しました。
券売機の前でしばし悩んだんですが、種類的には醤油か味噌のみ、アレンジでスープありか汁なしくらいしか無かったので、苦手な醤油よりはと思い「味噌ラーメン」にしました。
カウンター席に通されたんですが先客はなし。小上がりには同じ会社と思しき5人くらいのグループがいるのみです。
いつもの店長さんはおらず、若い女性のアルバイトっぽい子たち3人で回していました(厨房一人、フロア2人)。学校関係の共通の知り合いの話題で盛り上がってましたね。
味噌ラーメン

空いていたためか10分経たずに提供されました。味噌ラーメンに木耳ってのは斬新ですね。豚骨醤油が博多系を意識しているから?トッピングも共通にしているのかな。
スープは濁ったイエロー。表面に油が浮いていますが、味的にはしつこくなくマイルドな感じでした。店頭に掲示されていたメニュー写真をよく見てみると、醤油も味噌も同じような色をしています。ひょっとして「豚骨醤油×鶏白湯」が共通で、醤油ダレか味噌ダレかでスープの味を変えてるだけ?とか思いました。
麺と具材

麺は丸太麺で結構太め。ワシワシした食感で食べ応えがありました。具材は木耳、ほうれん草、岩海苔、うずらの卵、肉そぼろ。なんていうか…あまり主張のない、可もなく不可もない具材たちでした。
おわりに

うーん。一縷の望みを抱いて食べてみましたが、ちょっとこれはいただけないですね…。不味くはないものの、かつての圧倒的な美味しさは全く感じられず、並のラーメンに成り下がってます。ひょっとしたらコッテリでも天下を狙えるのか!? と期待しただけに残念です。
どうしてこうなった!? と調べてみると、お店の公式Instagramに以下の記事がありました。
現在でのメニューでの営業は残り4日となります。常連様には大変申し訳なく自分が不甲斐ないと毎日深く反省しております。いわゆる淡麗系とゆうラーメンジャンルを作り続けるのは様々な壁が毎月の様にありました。全てに細部まで手を加えて食材も特殊な物を厳選して仕入れ毎年の様にある鳥インフルでの品薄、原材料の価格高騰、常連様以外での求めている物とのギャップそれを貫く信念が自分には欠けていました。大変申し訳ないです。
まだ小さい頃にラーメン教えてもらった人に言われた事だけは守り続けて腰が曲がる頃までこの業界には居続けたいと思っております。
今後も残り40年近く中途半端なラーメン屋を見守っていただけたら幸いです。
なんていうか…読んでいてちょっとイラッときましたね。それは「雨龍」の淡麗塩ラーメンをこよなく愛していたのに裏切られた!ていうような気持ちからではなく(好きは好きだったけど)、店主の姿勢に対してだと認識しています。
あれだけ美味しいラーメンを作ったんだから、そんなに卑屈になる必要ないでしょ。原材料の入手が難しくなったんなら同じものを出せなくなるのは致し方なし。仕入れ値の高騰にしたって、提供するラーメンの値段水準とお店の維持費の相関性とか、相当シミュレーションもしたんじゃないですかね。
店主さんなりに色々考え抜いた結果方向転換をしたんなら、「今の状況を鑑みるとこの方向性がベスト。味に妥協しないで頑張るぜ」くらいのことを言ってくれれば、まだこの先も期待が持てたのに…。「刀折れ矢尽きました…もう戦えません。今後はただ辞めずに中途半端に続けていきます」て言われちゃあね…。もはや遠方からわざわざ通う気にもなれません。
こうなるとむしろ、店頭掲示されていたメニューに白抜きで強調されていた「豚骨醤油×鶏白湯×極太麺」てのが、「基本骨格は全部同じフォーマットにしてタレで味だけ変えてます」「そうすればラーメンの種類ごとに細かく調整する必要がないので、誰が作っても同じ味が出せるから」「極太麺は厳密に茹で時間を管理しなくても、ちゃんと湯切りしなくても、食感に変化が出にくいので」ていう「手抜き宣言」に思えてきます。
味噌ラーメンに博多豚骨醤油ラーメンによく見られるような木耳が載っているのも、トッピングや盛り付けをフォーマット化したからなのかな?豚骨醤油×木耳に極太麺てのも違和感を感じますし(博多系ラーメンにインスパイアされたメニューだったら細麺が合うと思う)、店主自ら調理しなくなったのも、全て「やる気を失ったから」に感じられます…。
新潟にいる限り新潟のラーメン情報は目に入ることになると思います。万が一また淡麗系で復活したら通いたいと思いますが、現行路線で行くならここでお別れです。無念。
ひょっとしたらアルバイトじゃなくて店主さん自らが作ったらめっちゃ美味しかったとかあるかもしれないけど、もはやそれは考えないでおきます。店主自ら「中途半端」って言ってるような、そんな気持ちで作ったラーメンは食べたくないので。
元記事(Instagram リンク)
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