ミシュランプレート新潟・居酒屋部門#01(料理とお酒 すずむら)

今年のGWは珍しく遠出の予定を入れなかったので、新潟市内で気になっていたお店を巡ってみることにしました。

新規開拓一軒目は古町8番町にある「料理とお酒 すずむら」へ。以前から気になっていて2年くらいブックマークしていたお店です。インターネット上のレビューを読むと「ちょっとお高め」「コース料理だとコスパがいい」などの評価が気になるところ。ただ、料理の写真はとても美味しそうなので期待しながら伺いました。

 

生ビール

銘柄はプレミアムモルツでした。この量で750円(税込825円)はコスパ低めかな。もし中ジョッキだったとしても800円超えてくるとちょっとね…。

 

お通し

「山菜のおひたしと白身魚」です。え?ちょっとレベル高くない?て美味しさでした。

 

おすすめショートコース

お通しから美味しかったので、これは料理はかなり期待できるんじゃないかとメニューを熟読してしまいました。どれも美味しそう…。確かにレビューにあるように単品2,000円を超えるお高めなメニューもあるけれど、800円台のメニューもそこそこあります。全体的に4桁(1,000円以上)のメニューが多めだけど、うまく組み合わせれば満足度が高い構成が出来そうです。

そういった視点で選んでいる中で、気になったメニューが半分以上入った「ショートコース(当日可)」があることに気が付きました。魅力的なメニュー8品がおひとり様仕様で4,000円という鬼コスパ!「コース料理だとコスパがいい」とはこのことか。

刺し盛りが入っていないのが悩みどころだったんですが、刺し盛りを入れて自分で構成を作ってみてもどうしてもショートコースの方が魅力的に見えたので、刺し盛りは次回の楽しみにとっておくことにしてショートコースをオーダーしました。

 

毛ガニジュレ

ほぐした蟹身を蟹味噌と合わせたものに蟹酢のジュレがかかっています。これ、めちゃくちゃ美味しい!単品オーダーすると2,000円オーバーなのでソロだと怯んでしまうお値段なんですが、これがコースに入っているのは嬉しいです。

 

さぬきの目覚め 刺身

香川県のブランドアスパラガス「さぬきの目覚め」。大人気でなかなか入荷しないそうです。瑞々しくてスジがほぼ無く、根元まで柔らかくて食べられるんだとか。確かにその通りで、塩で食べると絶品でした。

 

佐渡のどぐろ花塩焼き

高級魚の「のどぐろ」もコースに入っていました。二口くらいの大きさですが焼き具合が絶品で美味しかったです。付け合わせの大根おろしは醤油を使わずそのまま食べましたが、こちらも甘くて美味。

 

天然真ふぐ白子焼きと焼き筍

がんがんメインクラスの料理が出てきます。白子は濃厚で日本酒によく合うし、焼き筍もシャキシャキで美味しかったです。

 

春山菜の天麩羅

こごみとか(失念)。しっかり火が通っているというか芯までしっかり火が入っている感じで、時間が経ってもホクホクでした。

 

〆の一口ごはんと大根漬

蟹味噌・蟹身が載った一口お鮨みたいな感じです。蟹で始まり蟹で締める。いいコースでした。大根の醤油漬け(写真奥)も美味しかったです。

 

髙龍と久礼

コースに合わせた日本酒たちです。

 

髙龍 朱 無ろ過

新潟県南魚沼にある高千代酒造のお酒です。初めて見ました。高千代は自分的に当たり外れがあるので念のため店員さんにどんな味か聞いたところ「スッキリして飲みやすいタイプです」とのこと。

実際飲んでみると確かにスッキリで後に残らない!スイスイ飲めました。

なお、全国15店舗限定販売のお酒らしいです。

 

久礼 純米吟醸 CELうらら

高知県の西岡酒造店が醸しているお酒「久礼」の試験醸造酒です。高知県の酒米「土佐麗(うらら)」を「CEL酵母」で醸したお酒で、両方からネーミングして「CELうらら」としたそうです。

味はフルーティ。メロンとかパイナップルぽい味なんですが飲み口は甘すぎません。これは美味しい!

 

新政 産土2021

ラストは入手困難酒「新政」で〆ました。さすが新政という味でした。コスパも良好です。

 

おわりに

なぜもっと早く来なかったのかと後悔するくらい良いお店でした。料理は美味しいし日本酒も県外酒がそこそこ揃っている上に値段も適正だし、店内の雰囲気もBGMもバッチリ好みに合っているし。ぜひ次回は「刺し盛り」とかコースに入っていなかったメニューも堪能しに来たいです。

日本酒もきっちり150ml入ってるのでそこそこ量があります。何種類も飲みたくなるけど酔い過ぎないよう注意が必要かも。

予約した時にはミシュランプレートに選出されていたことは知らなかったんですが、納得の味とコスパでした。