スコッチの飲み方比べで新発見(bar quinase)

片町のBAR「えすかるご」で飲んだ後、ホテルに帰りすがら、もう一軒BARを新規開拓しに行きました。

Webサイトで調べて雰囲気が良さそうだったので入ってみたんですが、外に看板は出ていたものの、どうやら閉店時間を5分過ぎていた模様(お店到着は0:05)。それでもマスターは「初めての方ですね?せっかくなのでどうぞ。少しくらいなら構いませんよ」と迎え入れてくれました。

 

ネグローニ

通常初めてのお店では「ジントニック」を頼むのですが、雰囲気的に正統派のオーセンティックバーであること、カウンターで飲んでいる他のお客さんのドリンクを見て「間違いはないだろう」と直感し、自分にとっては〆的カクテルの「ネグローニ」をオーダーしました。

オーダーの際「苦めでお願いできますか?」と頼んだところ、ベルモットを変えて対応してくれました。深みとコクがあってとても美味しかったです。

 

カリラ飲み比べ(CAOL ILA 12年)

一杯で帰るつもりだったんですが、ネグローニが空いた後「次は何か飲まれますか?」と言ってもらえたので、「ピートがヘヴィなスコッチを」とお願いしました。

マスターがチョイスしたのは「CAOL ILA」。シングルモルトの聖地・アイラ島で造られているスコッチです。マスターから「面白い飲み方をしてみませんか?」と提案いただいたので、お願いしました。

 

マスターは「注ぎ方で味が変わるってことに気付いたんですよね」と言いながら、3つのグラスに順々にカリラを注いでいきます。右から順に「スタンダードな注ぎ方をしたもの」「グラスを傾けて極力刺激を与えず、グラスに沿わせながらゆっくり注いだもの」「グラスの上からジャバっと勢いよく注いだもの」です。

飲んでみた感想としては、「スタンダードな注ぎ方」のものはいつもの味。「極力刺激を与えない注ぎ方をしたもの」は味の輪郭がボヤけた感じ。「グラスの上からジャバっと注いだもの」がいちばんピートが立っていて美味しかったです。

こういう注ぎ方で飲んだこと(飲み比べたことも)はなかったのですが、確かにジャバっと注いだものの方がピートも香りもより濃く感じて美味しかったです。これは良いことを教わりました。ぜひ自宅で飲む時とかにやってみたいです。

 

おわりに

飛び込みでお邪魔したBARですが、新しい発見もありかなり良い体験ができました。今後金沢に来る時には、マストになりそうなお店です。