予想以上の柚子。想像以上に「藤堂」(麺屋みのまる 三島店)

以前からとても気になっていたお店「麺屋 みのまる 三島店」にランチに行ってきました。こちらのお店は、かつて三島で絶大な人気を誇ったラーメン店「めん処 藤堂」の出身者が厚木で開いたお店、「麺屋 みのまる」の三島支店です。2021年8月にオープンしていたようですが、今年に入るまで見逃していました。

朝、用事を済ませて開店5分前(10:55)にお店に到着すると、全部で7台分の駐車場はすでに5台埋まっていて、自分の前には6人の待ち人がいました。開店までの5分間で駐車場は埋まり、自分の後にはさらに3人の待ち人が並びます。

開店すると店員さんが前の組から順番に店内に招き入れてくれます。券売機の前で渋滞(密状態)しないようにしているのかもしれません。前の人が入っても、呼ばれるまで大人しく待ちます。招き入れられたら入ってすぐの券売機でチケットを買い、案内されたカウンター席に腰掛けます。店内はカウンター席4席と4人掛けのテーブルが4つ。キャパシティはそんなに大きくありません。

 

柚子塩らぁめん(細麺)・味玉トッピング

スープはかなり柚子の風味が強めです。よくある「柚子が薫る」ってレベルじゃなく、しっかり柚子の味が付いてます。そして旨い。通常の「塩ラーメン」より150円高いのですが、このスープを作るためだったら致し方ないのかな、と納得できる味でした。

 

麺と具材

麺は細麺と太麺を選べます。店員さんに聞くと「塩なら細麺がオススメ」とのことだったので、細麺にしました。麺は歯切れも良く、スープにもよく絡んで美味しかったです。

具材はチャーシュー、三つ葉、メンマ、半味玉、味玉(トッピング)。チャーシューはレア系なんですが脂身もしっかりあるタイプ。スープの柚子に負けないようにか、しっかり味がついていました。メンマは細切れ系。穂先メンマの先端を使っているのか繊維っぽくて、あまり美味しくなかったです。

味玉はいつもの流れでオーダーしてしまいましたが、スタンダートなラーメンにも最初から半玉入っていたので、合計1.5玉になってしまいました。そういえば「めん処 藤堂」でもスタンダードなラーメンに半味玉が入っているのを忘れてオーダーしてしまい、よく1.5玉食べていました。こんなところも懐かしい…。

 

伝説の肉そぼろTKG

煽り文句(伝説の)にまんまと乗っかりオーダーしてしまいました。ちょこっとした大きさのお椀で出てくるかと思いきや、ちゃんと一膳分のお茶碗で出てきました。

卵と肉そぼろを白飯とよく混ぜていただきましたが、肉そぼろに味がしっかりついていたためか、濃厚な味わいを楽しめました。ただ、ラーメンと合わせると自分には量が多かったので、最後少しだけ残してしまいました(肉そぼろは食べ切る方向で)。麺大盛りも無料で出来たのですが、断って正解でした。

 

おわりに

あの「めん処 藤堂」の系譜ということでかなり期待値高く訪問したんですが、想像以上に「藤堂」の味でした。ていうかこっちが本物?ていうくらいの美味しさに驚嘆しました。これはリピート必須なお店決定です。次に三島に来る日が楽しみです。

ちなみに「めん処 藤堂」の突然の閉店は2017年3月で、「麺屋 みのまる 厚木本店」のオープンは2017年1月。同じ藤堂系譜の「麺屋 一徳」が2016年9月に開店しています(こちらは直接独立ではなく「五鐡」という「藤堂」の姉妹店的なお店を経て独立)。もう一店「藤堂」閉店後そんなに間をおかず独立したお店がありますが、それだけラーメンを作れる職人が相次いで独立したら、お店が回らなくなってしまった可能性もありますね…。当事者じゃないので本当のところは分かりませんが。

「めん処 藤堂」を継ぐお店としては「麺屋 みのまる」の評価が頭一つ抜けているので、そういう意味でも「みのまる」が三島に来てくれて良かったです。

 

最後の「めん処 藤堂」