ビブグルマン新潟・ラーメン部門#03(いち井)

長岡にある塩ラーメンの名店「いち井」に行ってきました。ミシュラン新潟2020でビブグルマンに選出されているお店です。

前回訪問したのが2016年10月なので、およそ5年ぶりになります。12:50頃お店に到着すると、駐車場は残り一台。待合スペース(店舗外のベンチ・庇の下)に行くと自分の前には6人が待っていました。相変わらず人気店です。

回転は早いので次の予定にはギリ間に合うかな?と思い並んでいると、15分くらいでお店に入ることが出来ました。

 

塩+味玉

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オーダーは「塩+味玉(トッピング)」にしました。前回は「醤油+雲呑」にしたので「塩」を食べるのは2015年以来6年ぶりです。とはいえ券売機には「塩」しか無かったのですが…。トッピングに雲呑を付けなかったのは痛恨のミスです(雲呑がメチャクチャ美味しい)。

器の形は相変わらず独特です。スープはちょっと濁り気味ですが、スッキリした味です。濁っているのはアゴ出汁かな?前回食べた時は後味にピリリとした辛味も感じたんですが、今回は辛味は感じませんでした。

他にも以前食べた時とちょっとした違いは感じましたが、スッキリしていながらコクと甘味も感じる旨味の強いスープでした。美味。

 

麺と具材

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麺は中細麺で弾力があります。小麦感もちょっと感じます。しっかりとしたコシを感じる麺でした。具材はチャーシュー、木耳、白髪葱、メンマ、水菜、桜海老、味玉(トッピング)です。メンマは食感は良いのですが、平たく短く切られているのが自分的にはイマイチでした。チャーシューはホロホロで、箸でつまむと崩れるのでレンゲを使って食べました。木耳は3片も入っていてキクラゲ好きとしては嬉しかったですね。味玉はトロトロです。桜海老は風味付け程度かな。

 

おわりに

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外待ちのベンチから店内に入ると、券売機と中待ちスペースがあります。食券を買った後、店内の準備が整うまで中待ちスペースで待つのですが、案内してくれた男性店員さんに「醤油は今はやってないんですね」と聞いたところ、「醤油はやめてから次の春でもう5年経ちます」とのことでした。「アゴ出汁じゃなくて鯵出汁で作っていたんですが、父以外作り方を知らないんですよね」「父がもうちょっと元気になったら、作り方を聞いてみたいんですけど…」とも。

店主さんが変わったことは知らなかったけど、作り方を継承する前にやめざるをえなかったってことは、予定された引退じゃなくて突然の事情だったんでしょうね…。しかも作り方を伝えられないような状態とは…。そんな中お店を継続して、お客さんを満足させ続けて熱狂的な人気を維持して、ビブグルマンを獲得するところまで来たなんてスゴいですね。

また機会があれば食べに来たいと思いますが、次は「醤油」をオーダーできたら嬉しいな。