新幹線で新潟に帰る途中、友人と会うために東京駅で途中下車して、黒塀横丁にある「酒場シナトラ」で飲みました。お店のチョイスは自分です。友人も日本酒が好きなので「日本酒単品飲み放題」のあるこちらのお店にした次第です。
生ビール
何はともあれまずは生ビールで乾杯!量は中ジョッキより少なめですが、味も泡も良かったです。
肉豆腐
お店の名物メニューらしいです。味は美味しいんですが、880円にしてはちょっと量が少ないかな。
「羽根屋」と「醸し人九平次」
羽根屋 純米大吟醸 50 翼
富山県の富美菊酒造が造っているお酒です。この「純米大吟醸 翼」は、2016年にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で金賞を受賞したり、2019年にはANAの国際線ビジネスクラスでの提供酒に選ばれるなど、国内外で評価の高いお酒です。
味は、ふくらみがあって瑞々しく軽快。飲みやすいお酒です。
醸し人九平次 赤磐雄町米から生まれて
安定の美味しさ。どちらかというと酸を感じるスッキリさで、甘すぎず辛すぎず。バランスの良い味でした。首に貼られているシールの「SAUVAGE」はフランス語で「野生の」とか「未開の」という意味らしいです。
シビレの山椒焼き
もうひとつの名物メニューです。こちらはお代わりしたいくらい美味しかった!自分が山椒好きってこともあるかもしれません。
ちなみに「シビレ」は牛の胸腺のことらしいです。牛の胸腺は成長とともに脂肪に変わっていってしまうため、「シビレ」は生後1年以内の子牛からしか取れないとか(Web調べ)。かなり貴重な部位だったんですね。
「梵 ときしらず」と「大信州」
梵 ときしらず
梵は何度か飲んだことあるんだけど、このラベルは見たことがなかったのでオーダーしてみました。味は、酸が強めで辛口。あまり好きなタイプじゃないかな。
大信州 辛口特別純米酒
長野の地酒です。久しぶりに見たのでオーダーしてみました。味はまぁ…。うん…。得意じゃないかな。
日向鶏の唐揚げ
サクサクでホクホク!量もそこそこあって美味しかったです。お値段は東京駅価格だけど、値段に見合った味だと思いました。
戻り鰹
珍しいのでオーダーしてみました。「戻り鰹」っていうと噛み切れないくらいの弾力を想像していたんですが、「その日の朝獲れ鰹」ではなく「回遊的な戻り鰹」だったらしく、普通の食感と味でした。
「新政」飲み比べ
店頭にある日本酒冷蔵庫を見ていたら「新政」があったので、ダメ元で飲み放題に含まれるか確認したところ「OKです」とのこと。太っ腹!日本酒飲み放題はメニューに書かれている日本酒が全部飲み放題なんですが、仕入れている店長さんも日本酒が好きらしく、日本酒冷蔵庫の中にあってメニューにない日本酒も飲み放題にしてくれました。なんたる僥倖!
味?美味しかったですよ。新政だけに(表現する語彙がない)。
鴨刺し
日本酒に合わせてオーダーしました。ただ切って出すだけじゃなくて味付けもされていて非常に美味しかたです。これで980円はアリですね。
白子ポン酢・生海苔餡かけ
日本酒に白子は鉄板です。ただ、こちらに関しては生海苔の餡の温かさがちょっといただけないかな。白子ポン酢だけの方が良かったかも。
「田酒 純米吟醸」と「東一」
日本酒冷蔵庫から金色シリーズを選んでみました。
田酒 純米吟醸
パッと見た時に立派な金文字だったので純米大吟醸かと思ってオーダーしましたが、実際は純米吟醸でした。ただ、それでも田酒は美味しいですね。流石です。田酒でも普通酒とか純米酒はパッとしないけど(不味いわけではない)、純米吟醸クラス以上は大抵美味しい気がします。
東一 山田錦純米酒
佐賀県の五町田酒造が醸すお酒。蔵元自体で山田錦を栽培しており、自社で収穫した酒米を使って酒を醸す蔵の先駆けとなったような蔵元です。
磨きは64%と低めだけど、味はそこまで雑味もなく、しっかりした旨みがありながらも後味のキレも良し。飲みやすいお酒です。
オオモンハタ ちり酢 柚子辛し
友人が刺身を所望したのでオーダーしました。美味しいんだけど量が…。これで980円はちょっとツライ。
レモンサワー
飲み放題の最後はさっぱりしたかったのでレモンサワーで〆ました。生搾り系のレモンサワーで、果実がゴロゴロ入っているタイプです。美味。
おわりに
楽しい時間はあっという間でした。友人と会うことが主目的だったため酒量はそこそこでしたが、もし一人で来てたらもっとガンガン攻めてたと思います。会話とかないですし。ひたすら銘酒を飲み尽くすのみ。
次回また機会があれば、飲み放題でガンガン飲み倒しに来たいと思います。