強制サバイバル(スノーピーク本社キャンプ場)

今年2回目のスノーピーク本社キャンプ場です。9月キャンプは日射しも和らいで気温も下がっているので、爽やかで良いですね。

 

薪の日干し

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最初に自宅で眠らせていた薪を日干ししました。結構長期間部屋で保管していたので、湿気を吸っていると思うんですよね。湿気を飛ばさないと焚き火の時に煙がすごいことになるので、日干しは重要です。

 

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この3束でどこまで保つかな?

 

飲みスタート!

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一通り荷物を搬入して落ち着いたら、日光浴をしながらビア!お気に入りのハートランドで。最高の時間の始まりです。

 

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椅子に座って眺めるスノーピーク本社。背景のスカーンと抜けた青空にコンクリートとガラス造りの社屋がよく映えます。かのスティーブジョブズも現在のApple本社建築前に見学に来たとか。

 

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住箱No.1からNo.5方向を撮影してみました。今日は全棟埋まっているそうです。自分が13:00にチェックインした時にはNo.4とNo.5が埋まっていたので、No.1を選択しました。No.4と5は知り合い同士で借りたみたいですね。

 

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奥のフリーサイトとの間にあるため池。相変わらず濁っています。

 

Sonnen Glass

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キャンプに別荘生活に大活躍しているソーラーランタンです。昔はガソリンランタンを使っていた時期もあったのですが、新潟移住時に廃棄したので今はこのLEDランタンが主力です。ガソリンランタンと違って掃除が楽で整備も不要、燃料も必要ないのですごく使い勝手が良いです。

グラスの蓋部外側にソーラーパネル、内側にLEDが付いているのですが、適度に厚いグラスの効果で良い塩梅に光が拡散するんですよね。南アフリカで生産されているフェアトレード商品で類似品と比べると多少割高なんですが、光の暖かさがとても気に入っているので買い増しも検討しています。充電方法もソーラーだけじゃなくてmicro USBも選べるので、天気が悪い時や災害時にも使い勝手が良さそうですし。

 

スノーピーカーへの道

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今回、ついにスノーピークのランタンフック「パイルドライバー」を購入してしまいました。キャンプ以外で使う機会は無いので購入は手控えていたんですが、今年は年末までに4回スノーピークキャンプ場を予約しているし、来年以降も機会があればまたキャンプ場を予約することを考えると、レンタル代1,000円/1回を毎回支払うのも勿体無いかな、と思いまして。いざ使いたい日にレンタル切れしていたら困りますし…。

 

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前回キャンプ時にも購入しようとして品切れ→レンタルしたのですが、今回は在庫があったので即購入しました。ちなみにスノーピークオンラインとかAmazonよりも、店舗で購入した方が少しだけ(税金分?)安く購入できました。

 

くつろぎセット完了

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日射しも暑くないくらい適度にあって、時折吹き抜ける風が気持ち良い!

 

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雲のない晴天。

 

BBQ開始

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ひとしきりのんびりしてビールを数本楽しんだ後は、空腹にまかせて遅めの昼ごはんに移行します。火起こし器で炭熾し開始。

 

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数十分放置しておけば、綺麗な熾き炭が出来上がりマス。

 

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使い終わった火起こし器は道端に放置して冷却。

 

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キャンプ場近くのスーパーで仕入れた肉と野菜。ソロなので控え目です。あとは夜の日本酒飲み用に刺身の盛り合わせを購入しました。

 

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とりあえずスタートはサラダから。

 

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食材を調達したスーパーに、初めて見る焼き肉のタレ「トラジのタレ」があったので買ってみました。

焼き肉トラジは恵比寿に本店があるお店で、コース設定が食事のみで6,000円以上〜、厚切りタン塩が3,300円という高級店です。

かなり昔に東京のどこかの店舗に食べに行ったことはあるんですが、もう味は覚えてません。が、このタレは美味しかった!

 

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スーパーで調達した肉の質は並の下くらいでした。こちらのキャンプ場に行く際に利用するスーパーは成城石井系も取り扱っているのですが、肉系はあまり充実してなくて、今回購入したものも近所のスーパーで普通に売っているのと同じものです。

 

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タレ以外に持ち込んだ調味料。安曇野で購入した「あらびき塩こしょう」と大分県産の「青柚子こしょう」です。「青柚子こしょう」は牛タンには最強に合うんですが、どこで購入したか思い出せないのが残念。

 

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焼いているうちに日が暮れてきました。

 

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焼き肉の次のお楽しみ、スーパーで購入した「かにクリームコロッケ」。これがまた美味しかった!テーブルコンロで適度に温め直して食べました。たっぷり蟹の身が詰まったホワイトソースが絶品。

 

更ける夜

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日が沈んで良い感じに。食べ終えてお酒を飲みながら、大満足な夜のスタート。友人とGoogle Meetを使ってリモート飲みも開始しました。

 

焚き火開始

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お腹も満たされたので、干していた薪を使って焚き火を始めました。柔らかい炎の揺らめきで日本酒も進みます。

が、今回のキャンプで良い感じだったのはここまで。

 

強制サバイバル開始

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しばらく友人とネット飲み&焚き火を堪能していたのですが、途中でiPhoneの充電用バッテリーを取りに住箱に帰った際、トラブルが発生しました。

住箱の鍵は「押し鍵(指で押し込んで掛ける鍵)」なので、中に入る時は鍵が必要なんですが、外から鍵を掛ける時は、シリンダーを押し込めばいいだけなんですね。で、何でそうなったかは覚えてないんですが、iPhoneのためのバッテリーを取りに帰ったはずが、iPhoneと住箱の鍵を室内に置いたまま、なぜか外から押し鍵をかけてしまうという…。

住箱に入れず連絡手段も無い。車の鍵も室内。スノーピークの店舗も終了していてスタッフもいないという四面楚歌状態になりました。

こうなるとボッチキャンパーとしてはもうどうにもなりません。とりあえず焚き火用の薪が2.5束分。これで朝まで過ごさねばならなくなりました。ちなみに服装は半袖・ジーパン。気温は現時点(多分21:00くらい)で肌寒く、今後徐々に下がっていきます。1:00amとかの気温は考えたくも無いです…。

 

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とりあえず薪を節約しながら朝まで暖を取る方策に出ました。飲み物も食べ物も寒くなってきた時用の長袖(フリース)も全部住箱の中なので、何も楽しくありません。むしろどんどん気温が下がっていく中、生き残るためにどうするか、てことに意識が集中します。唯一の救いは薪が意外と保つってこと。3:00am時点でまだ一束残せていた時には、「これで死ななくて済むな」てちょっと安堵しました。多分これなら夜明けまで保つだろう、て予想で。

結局スノーピークストアが開く9:00を目指して、ひたすら焚き火に当たり続けました。夜中に雨が降ったら多分アウトだったと思います(翌日は雨予報でしたが、午前中までギリギリ保ちました)。薪自体は6:00amくらいにかなり少なくなってしまったので、最後の方はチョロ火にして、ちょいちょいシャワー棟に行って、お湯を出して湯気で温まってました(シャワーを浴びると拭くタオルが無いので、顔をお湯で洗ってハンカチで拭いたりしてました)。

8:30くらいに開店準備に出勤してきた店員さんを捕まえて何とか鍵を開けてもらえましたが、もうちょっと寒い時期だったらガチで危なかったかもしれません。まぁそうしたら数キロ離れたコンビニまで歩くとかしたかもしれませんが。

 

今回の教訓

住箱の鍵は極力掛けない。一ヶ所は開けておく。本当の貴重品は車の中へ。ケータイや車の鍵は手放さない。特に車の鍵は使わないからといって鞄にしまわない。ズボンのポケットに入れておく。

一睡もしませんでしたが、火加減を調整しながら一晩中焚き火するとか、ある意味貴重な体験が出来たということで、教訓にしたいと思います。