自家栽培の貴重なお蕎麦を古民家で(そば処 三百坊)

今日も山形は雪が無く、蔵王スキー場はコース制限がかかったままです。起床後早々にスキーは諦めて、ゆっくりホテルで寝た後、お昼ご飯に美味しいお蕎麦を食べて帰ることにしました。

今回お邪魔したのは「そば処 三百坊」です。2015年にも来ているのですが、古民家と庭園の素晴らしさが印象に残っているお店です。

 

店舗入り口

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趣があります。木の引き戸を開けて入ると、広い土間があります。まさに昔の日本家屋。

 

自家栽培のお蕎麦

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こちらのお店では蕎麦の実も栽培しているので、ここでしか食べられないお蕎麦があります。早速「坊板そば」の並盛りと「天ぷら盛り合わせ」をオーダーしました。

 

テーブルセット

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お蕎麦をオーダーすると早速セットが並べられます。が。ここからが長い!本日一人目の客だったせいもあるかもしれませんが…。

 

店内から見た庭園

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以前は初夏に来たので緑が映えて素晴らしかったのですが、冬の枯れた雪景色も素晴らしいです。穏やかな時間が流れていきます。

 

お座敷

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古民家そのままなので、梁とか壁とかに趣があります。こういう家、大好きです。住もうとは思わないけれど。

 

囲炉裏

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囲炉裏もありました。火は入っていませんでしたがその気になれば普通に使えそうです。

 

坊板そば・並盛り

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待つこと40分ほどでやって来ました。山形以外で「板そば」という食べ方を見たことはないのですが、お店によって量がまちまち(通常2人前くらい。ざる蕎麦がメニューにある場合は1.5人前くらいのことも。最近は1人前でも板そばとして提供しているお店もあり)なので、注意が必要です。

初めて山形で板そばを食べたお店(現在は閉店)では板そば一枚が3〜4人前くらいの量だったらしく、友人に「あの店で板そば頼むなんてフードファイターか」て言われました。このお店ではメニューにグラム表記をしてくれていましたが(していないお店の方が普通)、それにしても乾麺での重量なのか提供時の重量なのかは分からなかったし、どのお店で頼むにしても一応オーダー時に量を聞いておいた方が良いと思われます。

 

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蕎麦の切り方が丁寧で綺麗に揃っています。端切れもなし。味も端正で美味しかったです。つゆは醤油ベースですがアタックが強すぎない割に甘すぎず、こちらも好みの感じでした。

 

天ぷら盛り合わせ

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山菜中心で結構ボリュームがあります。衣がボテッとしていて均一じゃないのが惜しいところ。薄衣で素材が透けて見えるのが個人的には好みです。

 

日本庭園

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食後に少し散策しました。一面の雪景色で木々にも積もっていたら、さぞや素晴らしかっただろうと思います。

 

雪だるま軍団

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庭園の大きな石の上に、小さな雪だるまがたくさん並んでいました。風情がありますね。お店の子たち(多分)もいたので、ひょっとしたらお母さんやお父さんと一緒に作ったのかもしれませんね。

 

おわりに

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今回は庭園を望む席に一人だけという、何とも贅沢な時間を過ごせました。この空間だったら何時間でも過ごせそうな居心地の良さです。蕎麦懐石のオーベルジュとか始めたら、ぜひ泊まりに来たいかも。広い縁側で日向ぼっこしつつ、庭園を眺めながら読書とかしたい…(幸せに寝落ちできそう)。