山形で食す江戸前天丼(つゆ木)

山形に来るとお昼ご飯はたいてい蕎麦かラーメンを食べているのですが、今回はどちらも気分が乗りません。ホテルで朝風呂につかりながら検討(検索)を重ねた結果、天童市にある「つゆ木」の江戸前天丼を食べに行くことにしました。

こちらの「つゆ木」、どうやら銀座の超一流天麩羅店「銀座 天國」の流れを汲むお店らしいです。「銀座 天國」のご子息の方が独立して銀座に開いたカウンター天丼のお店「つゆ木(閉店)」で修行した大将が、これまた「つゆ木」から受け継いだタレを継ぎ足し継ぎ足し守りながらやっているとか。暖簾にもきっちり「東京銀座 つゆ木 より」と銘が入っています。本家が閉店しているだけにレア度も高まるというものです。

ちなみに現在の大将は二代目で、修業先は「銀座 天國本店」らしいです。

 

特上天丼

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「江戸前天丼」と迷ったんですが、江戸前天丼には梅を使った一品が入っていたため(しかも名物ぽい)、梅アレルギーの自分としては頼めず、「特上天丼」にしました。さすがに「お店の名物を代えてください」て言うのは気が引けたので…。

 

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「特上天丼」には、丼からはみ出す大きさの海老が二本、穴子、野菜が載っていました。茶色く色付いていますが味はサッパリ系で、かなり軽い食感でした。メニューに書いてある説明によると、油っぽくならないように揚げ油のブレンド方法にもこだわっているそうです。

器は底が浅くご飯の量が控え目なため、軽めの食感と相まってサクサク食べられました。ご飯にかかっているタレの量も絶妙でした。

 

おわりに

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銀座天國で天丼を食べたことがあるのですが、確かに同じ系統の江戸前系天丼だと思いました。上品で美味。衣も薄すぎず厚すぎず、とにかく軽い食感で、食後のもたれ感は皆無です。あまりにも美味しくて、食後、「明日のお昼ご飯もここに来ようかな」とか思いました。実際には来られなかったけど。

あと、カウンターで食べていたため他のお客さんが頼んでいた「上天丼」がチラリと見えたのですが、なんだかそちらの方がネタのバリエーションが良さそうでした。色も茶色一色じゃなかったし…。次回来た時にはぜひ「上天丼」を食べてみたいと思います。

あ、でもネタの単品追加も出来そうなので、いちばん安い天丼(確か780円くらい)に好きなネタを追加して「お好み天丼」とか出来たら素晴らしいかも。

良いお店を発見できたので、今後の山形旅行の楽しみがまた増えました。