レセプションに招待されました(練馬鳥長 新潟)

予約が取れないことで有名な「練馬鳥長」の初の支店が新潟に出来ることになったのですが、そのレセプションに招待していただいたので行ってきました。

 

【練馬鳥長 本店】

 

レセプションといっても「開店お祝いの会」みたいなものではなく、お店で提供するコース料理をそのまま出していただける、要するに開店前の予行演習みたいなものです。もちろん招待なので無料なのですが、一応慣例に則って一諭吉包んでおきました。

 

まずは生ビール

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最初にドリンクオーダーを聞かれたので、生ビールで喉を潤しました。こちらの生ビールはグラスで、中ジョッキよりは小さめ。レセプションだけに通常メニューは置いてなく、銘柄は分かりませんでした。

 

鶏ガラのスープ

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濃厚な味わいです。鶏白湯系。温かくてほっこりします。

 

漬物盛り合わせ

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鳥スープと一緒に最初に提供されます。そこそこ量があるので次の一品が出てくるまで間を持たせることが可能です。

 

地鶏の生つくね

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朝挽きの地鶏の肉をつくねにしてあります。銘柄鶏は滋賀県の「淡海地鶏」です。こちらのお店ではメニューのほとんどは「淡海地鶏」を使用するそうです。かなりこだわって生産されている地鶏みたいです。

 

【淡海地鶏について】

 

胸肉の漬け

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つくねと一緒に提供されたのが「胸肉の漬け」です。こちらは食べ口はサッパリとしながらも漬けの味がしっかり主張してきます。下に敷かれている山芋と合わせて食べても美味しいです。

 

地鶏胸肉のタタキ

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写真で見ても分かる通り、かなりのレア加減で仕上げています。これがまた超絶美味しい。まだ二品しか地鶏を食べていませんが、唸るくらいの美味しさです。

 

厳選日本酒

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日本酒は厳選したものを3種類だけ置いているようです。–5℃で保管できる日本酒セラーで徹底的に品質を管理しています。自分がオーダーしたのは「而今 特別純米 火入れ」と「飛露喜 純米大吟醸」の2種類。どちらも個人ではそう簡単に手に入らないレア酒です。ちなみにもう一種類は加茂錦の「荷札酒」とのことですが、荷札酒は一敗一分(最初飲んだとき美味しくなくて、次に飲んだらそこそこ飲めるお酒になっていた)という微妙な思い出があるため、今回は避けました。

 

ひな鳥のタタキ

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焼き方は胸肉と同じでレアなんですが、こちらはタレがかかっています。このタレがまた美味しい!ひな鳥の柔らかさ、美味しさと相まって素晴らしい相乗効果でした。

 

蓮根つくね

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シャキシャキした蓮根の歯応えが堪りません。柔らかい肉→肉と来たので、ちょうど良いアクセントになっていました。

 

淡海地鶏のモモ

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ホンモノが来ました。皮はパリッと。肉はしっとり柔らかく。一体どうやって焼いてるんでしょうか?めちゃくちゃ火の通し方が難しい焼き方だと思うんですが…。これは今まで食べた焼き鳥人生の中では無かった美味しさです。まさに異次元。

 

地鶏南蛮

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ちょっと変化球?と思いきや、揚げ物なのに全然重くなくてサクッ、ふわっとした食感です。タルタルソースも油っぽさがなくて、軽さにマッチしていました。いわゆる「チキン南蛮」だと思うんですが、チキン南蛮に期待する?油っぽさは一切ないのにとても美味しかったです。こういう食べさせ方もあるのか…。

 

淡海地鶏の手羽先

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ホンモノ第二弾が来ました…。こちらもパリッパリの皮にジューシーな肉。しかも皮の固さも絶妙で、噛み切りにくいということもありません。連れと話をしながら食べていたんですが、少し時間が経ったくらいじゃ全然皮の食感が変わらないという素晴らしさ。ホントにどういう火入れをしてるんだろう?

 

ハイボール

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日本酒が続いた(お代わりもしてます)ので、ハイボールで一息入れます。こちらも色同様味が濃くて美味。

 

銀杏

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ガッツリ肉系が続いたためか、ここで渋い銀杏が登場しました。口直しに良いですね。

 

淡海地鶏レバー

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焼き方が一時的に店主から知人のS氏(偶然レセプションの手伝いに来ていた。招待してくれた人ではない)に変わった際、S氏に提供していただいた一品です。自分たち2人に対して3本と数が合ってないのは「全員に出す分がないので」と特別に出してくれたから。こちらも柔らかいのに歯切れが良く、臭みも全くなくて最高でした。S氏も割烹系居酒屋の板長をされていたので腕も相当良いと思いますが、淡海地鶏のポテンシャルも物凄いのだと思われます。

 

もも肉の炭火焼き

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九州風に網籠で豪快に焼き上げてました。こちらはちょっと味の系統が違ったので、ひょっとしたら淡海地鶏ではなかったかもしれません。プリップリで食感は良かったですが。

 

鶏そぼろ丼

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〆のご飯です。淡海地鶏を使ったそぼろ丼。タレの加減も絶妙で、鶏肉の味がしっかり感じられる味付けでした。

 

アメーラトマト

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最後の最後、口直しに出てきます。名称の通り「甘み」をウリにしているトマトですが、酸味がほとんど感じられない割に甘さのキレ(口残りしない)も良いという、バランスの取れた味でした。

 

おわりに

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最初から最後まで絶品づくしのコースでした。今日提供していただいたコースは通常営業では「焼き物コース」として提供されるようですが、一人3,900円だとか。品数、品質、技術を考えると格安だと思います。何より美味しすぎて大満足&感動。一緒に行った妻も「このお値段では鶏に申し訳ない」と訳の分からない褒め称え方をしていました。

食べ終えた後店主のご挨拶があり、その後次回の予約を取ってくれました。数ヶ月先の予約に縛られるのは好きじゃないんですが、この機会を逃すと電話での席争奪戦に参加しなければならなくなるため、次回の予約をお願いしておきました。1月の再訪が今から楽しみです。