辛味噌オロチョン(我駆)

新潟市西区小針にあるラーメン店「我駆」でお昼ご飯をいただきました。中越に住んでいた時に「味我駆」というお店に何度か行ったことがあり、関係が気になっていたお店です(味我駆が姉妹店でこっちが本店?)。

 

オロチョンとは?

こちらのお店の柱は「濃厚ラーメン」「特濃つけめん」と「辛味噌オロチョン」という3種類のラーメンみたいです。公式HP上では「特濃つけめん」が看板メニューとなっていますが(2019年現在)、自分的には「つけ麺は亜種」と考えていて基本選択しないので、実質は2種類と認定しています。他にスタンダードメニューとしては「らーめん」、壁貼りメニューの限定ラーメンなどがあるようです(今回訪問時には「えびそば」がありました)。

全国あちこちに「オロチョンラーメン」はあるのですが、「そもそもオロチョンって何?」と思い調べたところ、ロシア、中国あたりの民族の名前から来ているようです(ウィキペディアより)。また、北海道のオロチョン祭りは、かつて北方民族全体を指して「オロチョン」と読んでいた頃の名残みたいですね(北海道の先住民族はアイヌ。北海道のオロチョン祭りはアイヌのお祭り)。

とにかく、『味噌ラーメンを唐辛子で辛く味付けしたラーメン』を『オロチョンラーメン』と呼ぶらしいです。

 

辛味噌オロチョン

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海老系のラーメンと迷ったのですが、初志貫徹で「辛味噌オロチョン」をオーダーしました。こちらのお店は味噌も辛味噌を使うようです。提供されたラーメンを見ると、スープに赤い唐辛子粉も浮いてます。辛×辛で攻めてくるようですね。

実食してみると予想よりは辛くありませんでした。むせるけど痛くはない、みたいな。たまに辛さをウリにしているラーメンで口に入れると刺激で唇や舌が痛くなるようなものもありますが、そういう暴力的な辛さではなかったです。むせたのも振りかけられている唐辛子を吸ってしまった時くらいですし。

 

辛味噌オロチョンの麺・具材

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麺は丸太麺で食べ応えがあります。具材はしなしなに煮込まれた感のある白菜、ちょっと固めの人参、木耳など。麺とスープは良いのですが、具材のパンチは弱かったです。

 

おわりに

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辛さとコクが微妙なバランスを保っているラーメンでした。具材のパンチが弱いので一歩間違うと単なる「味噌汁ラーメン」になってしまうところを、辛味噌でうまく味付けしてギリギリ回避している感じ。分厚いチャーシューでも一枚載っていれば、全然印象が変わってきたかもしれません。

以前から食べてみたかったラーメンなので、一回食べてみて経験値という意味では満足しました。次に来るなら「濃厚ラーメン」か「えびそば」かな。