絶品ストウブ料理のお店(しののめピコ)

新潟駅近くに「ストウブ鍋を使った料理」を提供しているお店があると知り、ずっと行きたいと思っていました。実は今年の春から夏にかけて2回訪れているのですが、平日にもかかわらずいずれも宴会や満席で断られてしまいました。

今回も「予約なしで大丈夫かな?平日だけど」と思いつつ訪問したところ、無事入店することが出来ました!三度目の正直。

 

ストウブ鍋(staub)とは?

フランスの調理器具メーカー「STAUB社」の作る鋳物ホーロー鍋です。商品名としては「ピコ・ココット」を中心としたいくつかのバリエーションがあります。

重い蓋で鍋を密閉し、蓋の裏についている突起(ピコ)の働きによって食材から蒸発した水分を効率的に循環させることで、無水調理を可能としています。水分を逃がさないので熱を入れても食材がパサつかず、ふんわりした仕上がりにすることが可能なお鍋です。

昔からデザイン的にすごい好きで「いつか買いたい」と思っている調理器具なのですが、かなりお高いため(3万円前後)、使用頻度を考えて二の足を踏んでいます。小さいサイズならもうちょっと安いのもあるんですが、「鶏肉と野菜のロースト」とかしようと思うとオーバルの22cmは必要だと思うんですよね。タイカレーとかちょっとした煮込み系おつまみ用でも18cmくらいは欲しいし…。ていうか2種類買うと6万円ですか。そうですか。あと鋳物なのでどのくらい手入れが必要なのかも気になります。

 

お通し 

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お魚をマリネしたものが出てきました。 盛り付けもキレイで美味。最初からレベル高!テンション上がります。

 

プレミアムブラック(ヱビス)

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こちらのお店、平日18:00〜20:00に限ってHAPPY HOURを開催しています。スパークリングワイン、生ビール(黒ラベル)、黒生ビール(ヱビス)、ハーフ&ハーフ(黒ラベル×ヱビス)、グラスワイン(赤・白)がなんとALL380円!これが狙いで今までも平日ばかりに来ていました(入れなかったけど)。

 

ニイガタ枝豆のストウブ蒸し

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一皿目にオーダーしたストウブ料理です。熱々蒸したてで出てきました。イタリア産のオリーブオイルと塩で味付けがされていて結構しっかりした味なので、ビールにとても合います。

枝豆は黒崎産の「さかな豆」というものだそうです。初耳。調べてみたら「ダダ茶豆の枝分かれ品種で、食味が枝豆の中でも最高クラスの枝豆」だそうです。名前の由来は「形状がさかなに似ている」「酒のさかなに合う」から。確かに美味しい!

味付けの仕方は流石プロならではですが、新潟の枝豆ってスーパーに売ってるのを普通に茹でるだけでも超絶美味しいので、これ、自宅で作っても普通に美味しいんじゃないかと思いました。もちろんストウブ鍋で(購入意欲+1)。

 

4種類のスパイス ストウブローストチキン

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クミン、コリアンダー、カルダモン、他1種類(失念。ターメリックだったかな?)のスパイスを使用しているそうです。テーブルに出てきた瞬間、スパイスの良い香りが立ち上ります。鶏肉はめちゃくちゃ柔らかい!さすがストウブ料理。そして皮がパリパリしているのですが、最後にちょっとだけオーブンで炙ったりしたのかも。

 

サッポロ 黒ラベル

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泡がきめ細かい!プロの所業です。

 

かきのもとの洋風おひたし

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「生トマトを絞ったスープを使って洋風に仕上げてみました」とのことです。かきのもとにはキリリと酸味が効いていて、食中の良いアクセントになりました。かきのもと自体が美味しすぎてほとんどソースを使わずに食べ切ってしまったので、次回はちゃんとソースも付けて食べてみたいです。

 

スパークリングワイン

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銘柄は聞きませんでした。美味しかったですが、ちょっと量的に少なめかな(お代わりすれば解決)。

 

燻製ハッピーターン

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サービスでいただきました。これがめちゃくちゃ美味しかった!かきのもととほぼ同時にいただいたのですが、オリーブオイルの染み込みを考えて先にいただきました。

燻製の方法としては「冷燻」、スモークウッドを使って放置するやり方をとっているようです。「温燻にするとすぐ焦げてしまうので」とのこと。確かに。これは自宅とかBBQで手軽におつまみを作るのに使えるかも!

 

まとめ

一人で来て後客もなかったのでずっとひとりでいたのですが、とても過ごしやすかったです。店員さんはシェフ1名にホール1名の男性2人だけなのですが、グラスの空き具合に素早く気を遣っていただいたり、こちらから質問すればお料理やストウブ鍋について教えてくれたりと、適切な距離を保ちつつの接客が気持ち良く感じました。

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西堀にある「しののめ」が本店で、こちらが2号店らしいです。あと「しののめ」のオーナーつながりで上越高田にも同じ店名のお店がある(経営は別)ことを教えてもらいましたが、よくよく話を聞いていくと、自分が上越在住時代に何度か伺ったことのあるお店でした。そういえばそれが理由で本店にも行ったんですけどね。すっかり忘れてました。

 

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カウンター奥側には憧れのストウブ鍋が大量に積んでありました。シェフ曰く「手入れは結構簡単」「もし焦げとか付いてもタワシでゴシゴシ洗ってます」「使い始める時のシーズニングとかもしてませんし」「最後は食洗機に放り込むので、特に洗い上げ後に焼いたりとかはしていません」「製品登録すると生涯補償で直してくれるみたいです。ただ、直すためには一旦本国に送る必要があるそうで、返ってくるのがいつになるか分からないのでうちではやったことはないんですが」とのことでした(購買意欲+1)。

 

ちょっと調べたらストウブ鍋に情熱を注いでいる人のブログがありました。ストウブ鍋20個以上所有しているってすごいな…。

この方によれば、やはりシーズニングは必要で、洗い方にも注意した方が良いとのことですね。まぁ大切に使おうとすればそうなりますかね…。プロの人は「道具」として使い倒すのでまた違った意見になるのでしょう。スピードも重要でしょうし。二者に共通している意見は「とにかく頑丈」。

 

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大満足でお店を後にしました。いやー美味しかった!また来たい。接客も良かったし。自分の中で「人に積極的に紹介したいお店リスト」に即決で入るくらい気に入りました。次回はまだ食べてないストウブ料理をいただきたいと思いますが、季節ごとに変わっていくメニューもありそうなので、そちらも楽しみです。